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融けるロボット 安藤健(著/文) - ミラツク
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融けるロボット (トケルロボット) テクノロジーを活かして心地よいくらしを共につくる13の視点 (テクノロジーヲイカシテココチヨイクラシヲトモニツクルジュウサンノシテン)

ビジネス
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発行:ミラツク
四六判
400ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-9912132-6-7   COPY
ISBN 13
9784991213267   COPY
ISBN 10h
4-9912132-6-6   COPY
ISBN 10
4991213266   COPY
出版者記号
9912132   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年3月
書店発売日
登録日
2025年1月11日
最終更新日
2025年3月18日
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紹介

テクノロジーの可能性は、世の中で使ってこそ人のためになる。そして役に立っているとき、その技術は決して目立たない。テクノロジーが持つ可能性を生かし人が持つ可能性を活かすために、時にテクノロジーはその場に融けて存在感すらなくなる。



早稲田大学先進理工学研究科博士課程を修了し、研究者としてキャリアをスタートした後に、パナソニックでロボット開発者としての第二のキャリアを経て、空港、病院など様々な現場で事業化に至ったロボットプロジェクトを生み出してきた著者が贈る、



社会に実装される技術のあり方とその起こし方をまとめた「13の視点」。



技術が私たちのくらしをより良いものにしてくれるには、一体どうすれば良いのか。人を幸せにする技術のあり方を、共に問い考える一冊。

目次

はじめに



一章 ロボットというテクノロジーと社会実装の現在地

ロボットとは何なのか?

ロボットがもたらす三つの価値

ロボットの原型と実世界での活躍

ロボット大国としての日本の実力

新しい領域でのロボット活用の始まり

なぜロボットに期待が集まるのか?

特定の分野だけ広がるロボット活用

日本に対する海外からの手厳しい指摘

新分野でのロボット活用が進まない理由

ロボット・トランスフォーメーション(RX)の必要性

RXを成功に導く三つのアプローチ

ロボット活用の有無で差が出る時代へ

RXは経営戦略に紐づく



二章 ロボットが社会実装されるために大切なこと

ロボットには強い「魔力」がある?

「魔力」を振り払うために現場を知る

ロボットの「魅力」を引き出すためのポイント

ポイント① デジタルの前にアナログなトランスフォーメーションを

ポイント② 現場にあるのはヒントであって答えではない

ポイント③ 必ずしも人の能力を超えなくてもよい

ポイント④ 必ずしも完全自動化を目指す必要はない

ポイント⑤ 人のスキル・能力を最大限に活かす

ポイント⑥ ユーザーとメーカーで環境を整える

ポイント⑦ PoC死しないようにする

ポイント⑧ メーカーがユーザーになってもよい

ポイント⑨ 必ずしも単独でやりきる必要はない

ポイント⑩ ロボット単体ではなく、全体のコストを考える

ポイント⑪ 必ずしもロボットを売らなくてもよい

ポイント⑫ ダブルハーベストで課題解決装置としてのロボットの活用を

ポイント⑬ 事業より前に世界観を共創する時代



三章 自動化の次の新たなロボットの使い方

良質な問いを共創する時代

自動化と自己拡張

ウェルビーイングと自己拡張

量的拡張と質的拡張

質的拡張の質に対する理解を深める

社会的な拡張は社会全体をウェルビーイングにする

一人ひとりの心の豊かさを支援する

人と人との関係性を支援する

人と地球との関係性を支援する

制御しない制御へ拡大するロボティクスの役割

北極星としてのウェルビーイング

これからのロボット業界に必要なもの

そして、くらしのインフラへ

ますます高まる人の重要性

逆に、人が何をしたいのかを考える



おわりに ロボットを融かすための開発

著者プロフィール

安藤健  (アンドウタケシ)  (著/文

早稲田大学先進理工学研究科博士課程修了。早稲田大学理工学部、大阪大学医学部での研究者としての活動を経て、パナソニック(現、パナソニックホールディングス株式会社)入社。ロボットの要素技術開発から事業化までの責任者のほか、グループ全体の戦略構築も行う。ヒト・機械・社会のより良い関係に興味を持ち、一貫して人共存ロボットの研究開発、社会実装に従事。ロボティクス技術を暮らしに生かす共創の場「Robotics Hub」の責任者も務める。日本科学未来館ロボット常設展示監修、日本機械学会ロボメカ部門技術委員長、経済産業省各種委員、ロボットイニシアティブ協議会副主査なども歴任。

文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、ロボット大賞(経済産業大臣賞)、Forbes JAPAN NEXT 100など国内外で多数受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。