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らくがき ウネリウネラ(著) - ウネリウネラ
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鍬谷     ト・日・他     書店
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らくがき (ラクガキ)

文芸
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四六判
128ページ
並製
定価 1,100円+税
ISBN
978-4-9911746-0-5   COPY
ISBN 13
9784991174605   COPY
ISBN 10h
4-9911746-0-0   COPY
ISBN 10
4991174600   COPY
出版者記号
9911746   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年2月10日
書店発売日
登録日
2021年1月15日
最終更新日
2022年3月19日
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受賞情報

第24回日本自費出版文化賞エッセー部門入選

書評掲載情報

2021-06-05 ふぇみん  2021年6月5日/3288号
2021-05-20 福島中央テレビ「ゴジてれ Chu!」
2021-03-01 月刊政経東北  令和3年3月号
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紹介

元朝日新聞記者の牧内昇平、牧内麻衣が立ち上げた物書きユニット「ウネリウネラ」。首都圏から福島に移り住み、自由な表現を求めてブログサイトで細々と文章を発表する傍ら版元を立ち上げたふたりが、日々の暮らしや子どものこと、幼い日の思い出などを綴った、十篇のエッセイと詩。ささやかな物語のところどころに、絵本や俳句、映画などの作品世界が交錯する。

―装画はウネリウネラの3人のこどもたち(刊行時9歳、6歳、4歳)が手がけた。

◇◇◇◇◇◇

ウネリこと牧内昇平より:
ウネラこと牧内麻衣は、取材先からの性被害と、それに対する勤務先(新聞社)の不誠実な対応に長年苦しみ、心を病んできました。新聞社を辞め、小さな出版レーベルを立ち上げたことで、ようやく自分を解放し、自分の人生を歩むことができ始めていると感じます。パートナーの私も同じ思いです。
そういう私たちが作る本は、もしかしたら、苦しみを抱える誰かの心を少しだけ温かくできるのではないか。そんなかすかな期待を抱いています。
この本に直接の被害のことは書いていません。書いているのは、ありふれた「小さなストーリー」です。でもそれは、私自身にとって「かけがえのないもの」でもあります。この本を手にとってくださった皆さんにも、自分自身の「かけがえのないもの」を大切にしてほしいと思っています。

ウネラこと牧内麻衣より:
出版のド素人のふたりが昨年9月に編集・デザインソフトを購入し、右往左往しながら作った手作り感満載の本です。けれどひとつひとつの文章は、静かな心でていねいに、産直野菜をお届けするがごとく、読者の方へ手渡しするイメージで書いてきました。
本をつくることで、人とのつながりや自分の尊厳を少しずつ取り戻していきたいと思います。

目次

ファーストブック(まえがき)

第一話  かぞえる
第二話  心の容量
第三話  ジャムをつくる
詩    ちいさいもの
第四話  『でんしゃにのったかみひこうき』をめぐる二章
第五話  寒風沢点描
第六話  レースのカーテン
第七話  黒電話
詩    いのちの影
第八話  バスケの帰り
第九話  おしまいのあとに
第十話  湯気の立つコーヒー

こどもたちへ あとがきにかえて

『らくがき』の答え合わせ

前書きなど

 「ウネリウネラ」とは、元新聞記者の牧内昇平(ウネリ)と牧内麻衣(ウネラ)による物書きユニットです。2020年の初めに結成し、ブログをはじめました。新聞記事の枠にとらわれず、好きなことを、好きなタイミングで、自由に書いていきたいと思ったのです。
 ニュースや社会問題についても書きますが、幼い日の思い出や家族との会話など、「小さなストーリー」にも力を入れています。自分自身の「小さなストーリー」を忘れないでいたい。たとえそれが幸せな筋書きではなくても、たったひとつの「かけがえのないもの」として、大切にしたい。そういう気持ちがあります。
 そうして細々と書いているうちに、本を作りたくなりました。もともと出版やデザインに関心があったウネラの発案で、「ウネリウネラ」という小さな版元を立ち上げました。
 こうしてできたのが本書『らくがき』です。ブログで好評をいただいたものに、新たに書き下ろした文章を加えて構成しています。
(中略)
 まだ生まれたばかりのユニットです。どう育つかは私たちにもわかりません。社会派の文章も書きたいですし、もっとにぎやかな文章も書いてみたい。私たち以外の誰かが書いた素敵な文章も、本にさせていただきたいです。
 このファーストブックから、何らかの可能性の芽を感じてくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。この本が、良い出会いの場になりますように。

本書「ファーストブック」(まえがき)より抜粋

版元から一言

 小さな版元「ウネリウネラ」を立ち上げた元新聞記者のふたりが、試行錯誤しながら自分たちの手で執筆・編集してつくった初めての本です。誰にでもあるようなありふれた、けれどかけがえのないストーリーを、十篇のエッセイと詩で表現しています。ウネリウネラのこどもたちが描くイラストが自慢です。

著者プロフィール

ウネリウネラ  (ウネリウネラ)  (

ウネリウネラ:故あって朝日新聞社を辞めた記者・牧内昇平と牧内麻衣による物書きユニット。家族で福島市に移住し、ブログサイト「ウネリウネラ」で文章を発表する傍ら、版元「ウネリウネラ」を立ち上げる。

ウネリ=牧内昇平 1981年東京都生まれ。東京大学教育学部卒業後、朝日新聞入社。主に経済部記者として勤務し、2020年に同社を退社。現在は福島市に住み、取材・執筆活動を続ける。著書『過労死―その仕事、命より大切ですか』『「れいわ現象」の正体』(共にポプラ社)。憲法と社会問題を考えるウェブマガジン「マガジン9」にて「映画から考える3・11」を連載中。

ウネラ=牧内麻衣 1983年山形県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、朝日新聞入社。2019年に同社を退社。現在はパートナーのウネリと取材・執筆活動にあたる。

上記内容は本書刊行時のものです。