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ひと草楽薬 山地酪農家 吉塚公雄自叙伝 吉塚公雄(著/文 | 写真) - naturavia
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ひと草楽薬 山地酪農家 吉塚公雄自叙伝 (ヒトクサラクヤク ヤマチラクノウカ ヨシズカキミオジジョデン) オンデマンド版 草は牛よ 穀物は人よ (クサハウシヨ コクモツハヒトヨ)

自然科学
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ130mm
重さ 341g
190ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-9911598-9-3   COPY
ISBN 13
9784991159893   COPY
ISBN 10h
4-9911598-9-X   COPY
ISBN 10
499115989X   COPY
出版者記号
9911598   COPY
Cコード
C0061  
0:一般 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年11月28日
最終更新日
2022年11月28日
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紹介

24年間を追ったドキュメンタリー映画(全国上映)の主人公。
岩手県田野畑村の山地酪農家「吉塚公雄」初の自叙伝本。

サスティナブルやSDGsといった持続可能社会の言葉が聞かれない50年前。
時代は正に高度経済成長の真っ只中。

「効率・成長・拡大・グローバル化」が当たり前であった。

彼はなぜ、そのような時代の流れに逆行し、45年間(35歳まで10年間ランプ生活)も酪農教育の常識や目先の収益に拘らず、周りから全く理解されず「変人・馬鹿者」扱いされながらも、茨の道を自ら選択し、歩み続けたのか。そして、7人の子供を立派に育て上げた。

その知られざる軌跡が今、語られる。

そこには、譲れない一人の男の『愛と覚悟』があった。。

⚪︎ 国内唯一の山地酪農家といわれる理由
自家貯蔵牧草100%(野草50種類以上) ケミカルフリー
野草50種類以上
自然妊娠母乳育て(母と子は共に暮らす)
※ 上記全てを行なっていることが国内唯一と言われる所以です

・ひと(人)草:もろもろの人・民・庶民の意。
『人草』は古事記にも登場する言葉で、人と草は同格であり、「人は草である」という意。
・「草」に「楽」を重ねると「薬」の文字となる。

【内容より】
山地酪農とは
野草と牧草の違い
選択のしあわせ -野草50種類以上- 
山地酪農創始者 猶原博士
師との出逢い
産土神の覚悟
ランプの精
救世主
プライベートブランド『山地酪農牛乳』誕生秘話
飼料高騰リスクゼロ
酪農の原点
山地酪農を謳う若者へ
牛乳ロスの根本問題
山菜と野草
グラスフェッドの実態
牛乳は人間次第で善にも悪にもなる
真の食育
子育てから観る心の豊かさ
ひと草楽薬

岩手日報 -いわての風-
2008年~2020年まで寄稿した41記事を掲載

目次

まえがき                 5
山地酪農                 12
野草と牧草の違い             16
選択のしあわせ -野草50種類以上-    18
山地酪農創始者              18
山地酪農の循環(図)           20

第一章 吉塚公雄 自叙伝 28
青の時代 29
師との出逢い 32
産土神の覚悟 34
ランプの精 36
救世主 36
プライベートブランド『山地酪農牛乳』誕生秘話 38
殺菌の種類による効果の違い 41
独立独歩 42
我か道 44
飼料高騰リスクゼロ 46
酪農の原点 47
山地酪農の真髄 49
山地酪農を謳う若者へ 51
牛乳ロスの根本問題 52
自然回帰と穀物飼料 53
山菜と野草 55
グラスフェッドの実態 56
自然と私たち 58
志す者へ 59
牛乳は人間次第で善にも悪にもなる 61
真の食育 63
自然理性主義の時代へ 65
読者へのメッセージ 66
子育てから観る心の豊かさ 67

第二章 岩手日報記41 -いわての風- 70
1 大地に根差し牛を愛し真の人に 71
2 田野畑に根差す「山地酪農」 73
3 広げたい自前の生態生かす農 75
4 圧倒的な自然の中に「生きる」 78
5 出会いで見つけた「山地酪農の道」 80
6 自給力高め安定的な営みを 83
7 ワクワクできる人生歩め 85
8 海と山で味わう暮らし 88
9 地域の「自然力」こそダイヤモンド 90
10 山地酪農へのあこがれ 92
11 心痛む口蹄疫の猛威 95
12 育ててくれた先輩一家 97
13 牧場襲った大雪に考えたこと 100
14 自然との共生脅かす原発 103
15 38年かかった開拓2歩目 105
16 地域再生諦めない 108
17 2世代続く「奇跡のご縁」 110
18 山地酪農という生き方 113
19 なぜ牛乳がおいしいか 115
20 地球に生かされている命 118
21 ありがたきかな 牧場の四季 121
22 開拓時代を振り返ると 124
23 「必要のない人間」はいない 126
24 自然の速度を受け入れる 129
25 覚悟をもって 信じること 132
26 心配かけた父が逝く 134
27 大きな別れ 137
28 豊かさへの道 139
29 大自然の猛威 再び 142
30 大自然を活用する生活 144
31 「人間らしく」なるために 147
32 迷える時代にすべきこと 150
33 山地酪農の普及に懸ける 153
34 生きる上での姿勢を学ぶ 156
35 私にとっての「原点」 158
36 若者たちよ 大志を抱け 162
37 「本物」として生きるとは 164
38 「山地酪農」映画化の奇跡 167
39 映画が伝える山地酪農の夢 169
40 「貧乏」でも「王道」を行く 172
41 安全・安心な食の供給のために 175

ひと草楽薬 178
あとがき 179

著者プロフィール

吉塚公雄  (ヨシヅカキミオ)  (著/文 | 写真

田野畑山地酪農牛乳株式会社会長
第17回岩手農民文化賞受賞
にっぽんの宝物にて※白仙がグランプリ(県大会) | 準グランプリ(全国大会部門)で受賞
2020ジャパンチーズアワードで白仙が部門で最優秀賞獲得 ※ 白仙(正式名称:山地ダブルクリーム)
2022World Cheese Awards イギリスで白仙シルバー賞受賞(乳加工製造は現・代表の雄志)

1951年 千葉県市川市生まれ。5人兄弟の4番目(次男)に生まれる。
猶原恭爾(理学博士:1987年79歳にて没)博士の指導を得て、山地酪農実践を決意する。東京農大卒業/4期先輩の熊谷隆幸氏を頼りに田野畑村(岩手県)に移住・実習。
25歳から35歳まで極貧ランプ生活を送る。

1996年 プライベートブランド『田野畑山地酪農牛乳』の直販開始。
2000年 子7人に恵まれ9人家族となる。
2019年 映画『山懐に抱かれて』全国上映開始[映画DVDが2022年4月に発売]
2022年以降 山地酪農の普及活動(講演会など)や人材育成などに従事。

上記内容は本書刊行時のものです。