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在庫ステータス
品切れ・重版未定
取引情報
取引取次:
地方小 ト・日・他 書店
直接取引:あり
隔離の文学 : ハンセン病療養所の自己表現史
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ27mm
344ページ
上製
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2011年11月30日
- 書店発売日
- 2011年11月30日
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2023年11月27日
受賞情報
《池田晶子記念》わたくし、つまりnobody賞(第15回)
書評掲載情報
2012-01-29 |
朝日新聞
評者: 中島岳志(北海道大学准教授) |
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重版情報
3刷 | 出来予定日: 2017-06-30 |
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紹介
ハンセン病者への隔離政策が確立する一九三〇年代から、軍靴の音響くアジア・太平洋戦争期を経て、民主主義を謳歌する一九五〇年代まで-この激動の時代に、病者自身が描いた文学作品を研究・考察した十章から成る。ハンセン病者たちは、自分たちを抑圧し、抹消しようとする社会風潮や国家権力と、いかに向き合ってきたのか。また逆に、どのような言葉を駆使して抗してきたのか。終生隔離という極限状況に置かれた者が、いかにして「抑圧された生命を生きる意味」を紡ぎだすのかという普遍的な問題に挑む。
目次
隔離する文学-「癩予防協会」と患者文学の諸相
「断種」を語る文学-ハンセン病患者の文学にみる優生思想
"身振り"としての「作家」-北條民雄の日記精読
「癩」の「隠喩」と「いのち」の「隠喩」-北條民雄「いのちの初夜」と同時代
御歌と"救癩"-近代皇族の文学はいかに問い得るのか
「病友」なる支配-小川正子『小島の春』試論
ハンセン病患者の戦争詩(近くて遠い詔勅
隔離の中の"大東亜")
「療養文芸」の季節-"弱さ"の自画像
文学が描いた優生手術-ハンセン病患者は「断種」をいかに描いてきたか?
上記内容は本書刊行時のものです。