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猫と鼠 ギュンター・グラス(著) - あいんしゅりっと
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猫と鼠 (ネコトネズミ)
原書: Katz und Maus

文芸
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B6変形判
縦174mm 横120mm 厚さ15mm
248ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-911290-05-7   COPY
ISBN 13
9784911290057   COPY
ISBN 10h
4-911290-05-6   COPY
ISBN 10
4911290056   COPY
出版者記号
911290   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年5月10日
発売予定日
登録日
2025年2月26日
最終更新日
2025年4月15日
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紹介

第二次世界大戦の暗い影を落とす、バルト海に面した港町で暮らす少年たちの生き生きとしつつも、ちょっといびつな日常の物語。主人公と友人のマールケたちは沈没したポーランドの掃海艇に潜り、いろいろなものを引き上げてくる日々を送っていたが、やがて軍隊に加わり、戦争に関わっていくことに。

戦後の世界文学の最も偉大な作家の一人で、1999年ノーベル文学賞を受賞したギュンター・グラスの、初期を代表する「ダンツィヒ三部作」2作目の短編小説を刊行。「ダンツィヒ三部作」はグラスの故郷ダンツィヒを舞台にした、自伝的要素が強い3作品のことで、有名な『ブリキの太鼓』は1作目にあたる。
本書は1977年集英社発行を底本に復刊し、書き下ろしの解説を追録。

版元から一言

グラスの没後10年の今年(2025年)、秋には「ダンツィヒ三部作」3作目の『犬の年』も刊行予定。いまのドイツに、世界に、グラスだったら何を言うのだろうか。

著者プロフィール

ギュンター・グラス  (グラス ギュンター)  (

第二次世界大戦後のドイツを代表する文学者。1999年にノーベル文学賞受賞。代表作に『ブリキの太鼓』『女ねずみ』『はてしなき荒野』などの小説のほか、戯曲や彫刻、版画なども多数。
1927年、バルト海沿いの港町ダンツィヒ(現ポーランド領グダニスク)で生まれ、子供時代を過ごす。1944年に召集され、武装親衛隊員となる(2006年発表の自叙伝『玉ねぎの皮をむきながら』で明らかにした)。終戦を米軍の捕虜としてむかえ、1946年に釈放後は農園を手伝うなどした後に、墓石店で働きながら美術大学で彫刻等を学び、詩や戯曲を書き始める。1958年に『ブリキの太鼓』で47年グループ賞を受賞、翌年に出版され、高い評価を受ける。『猫と鼠』『犬の年』は『ブリキの太鼓』とあわせて「ダンツィヒ三部作」と呼ばれる。政治にも関わり続け、ドイツ社会民主党の党員として選挙運動を積極的に行ない、『自明のことについて』などの評論集を発表する。他に『鈴蛙の呼び声』『私の一世紀』『蟹の横歩き』など。2015年4月13日死去。

髙本 研一  (タカモト ケンイチ)  (

ドイツ文学者、翻訳家。1926年生まれ、東京大学文学部独文科卒業、東京都立大学名誉教授。ギュンター・グラスの翻訳者として著名で、『ブリキの太鼓』『猫と鼠』『蝸牛の日記から』『テルテクの出会い』のほかに『自明のことについて』『ひらめ』(以上2冊は宮原朗との共訳)『鈴蛙の呼び声』『女ねずみ』(以上2冊は依岡隆児との共訳)など多数翻訳。2010年死去。

杵渕 博樹  (キネフチ ヒロキ)  (解説

東京女子大学現代教養学部教授 主な研究分野は戦後・現代ドイツ文学

上記内容は本書刊行時のものです。