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在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
八木|トランスビュー
直接取引:
あり
世界を文学でどう描けるか
四六判
192ページ
上製
価格
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年3月10日
- 書店発売日
- 2023年3月10日
- 登録日
- 2022年12月27日
- 最終更新日
- 2023年3月20日
書評掲載情報
2023-05-13 |
図書新聞
評者: 米田綱路 |
2023-05-13 |
図書新聞
2023年5月20日3591号 評者: 米田綱路 |
2023-05-12 |
週刊金曜日
2023年5月12日1423号 評者: 高原到 |
2023-04-29 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
いま、ここにある「世界」とは、何か
また、どのようにすれば、それを叙述できるのか――
2022年春にロシア軍のウクライナ侵攻が始まったとき、思い起こしたのは20年前に訪れたサハリンで出会った人びととの会話だった。アイヌ、ニヴヒ、ウイルタといった北方先住民族たちと、日本人、中国人、朝鮮人、ロシア人などが時代の流れのなかで移り住み、ともに暮らすサハリンで、自らをエミグレ(亡命者/流亡者)といった一人の女性。作家は、サハリンに生きた人びとの姿を通して、この世界をどうすれば描くことができるかという自問と対峙する。
いまなお続く「終わらない戦争」の時代下で、戦火から逃れ、流浪を余儀なくされる人びとがいる。世界の複雑さを直視し、そこに住むひとりひとりの生活を見つめること、想像すること。そこから、かすかではあるが、小さな光明としての、言葉が、文学がたち現れる。
目次
1 私がサハリンに行ったとき
2 ユジノサハリンスク
3 ポロナイスク
4 オハ
5 二〇年後の世界
6 『フランケンシュタイン』は、世界をどう描いたか
7 ヴィノクロフのこと
8 オタスからの世界
上記内容は本書刊行時のものです。