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教職協働はなぜ必要か
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年10月31日
- 書店発売日
- 2023年10月31日
- 登録日
- 2023年8月31日
- 最終更新日
- 2023年10月31日
紹介
大学の大きな使命は「教育・研究を通して学生の成長を促し、社会で活躍できる人材を輩出すること」です。その使命の全うには、教員と職員が互いの立場を尊重し、ともに協力して大学運営にあたることが重要です。
本書では、長年私立大学の職員であった著者が、大学職員の立場から教職協働がなぜ重要かを考察しています。
前書きなど
まえがき
10年ほど前から、大学運営に関して「教職協働」というキーワードを聞くようになってきました。そして、この間、他大学の教職員から教職協働を進めるにはどうしたら良いか、という質問を受ける機会が多くなってきました。そのような質問を受けるたびに、私としては、とても違和感を覚えました。
なぜなら、同じ組織で働く者どうしが大学の目標を共有し、学生に対する人材育成を一緒に行うことは、当たり前のことと思っていたからです。
大学においては、主役は学生と教員という考えがありますが、人材育成を可能にする場としての機能や環境を整える仕事は職員が主として担う必要があります。そのため、教員、職員のどちらが欠けても大学は成り立ちません。
中央教育審議会でも「教職協働」の重要性が話題に上がり、実際に、令和4 (2022) 年10月に大学設置基準を改正する流れにもなりました。当たり前のことと思っていた「教職協働」について、なぜ、設置基準まで改正する必要があったのでしょうか。それは、多くの大学で教職協働がうまく進んでいない事が背景にあります。
本書では、教職協働はなぜ必要か、その「わけ」を、長年私立大学の職員であった筆者が、私立大学職員の立場から考察してみました。本書が「教職協働」について、その意義をあらためて考え、実践するきっかけとなれば望外の幸せです。
版元から一言
教員との協働で大学改革を
成し遂げた著者が、教職協働の重要性を説く
上記内容は本書刊行時のものです。