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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を読み解く
ビー・ジェントルマンの種子に乗って
- 出版社在庫情報
- 不明
- 書店発売日
- 2022年2月14日
- 登録日
- 2022年1月31日
- 最終更新日
- 2022年1月31日
紹介
宮沢賢治が残した「ほんとうの幸せ」についての思いは童話「銀河鉄道の夜」の空の旅の中に込められています。心友・保阪嘉内をはじめ、クラーク博士のビージェントルマンの精神やベートーベン、芥川龍之介「、トルストイなどの応援を得て作品が生まれた背景を紐解き、新解釈で賢治の思いを伝える一冊。
目次
はじめに
心友、保阪嘉内のこと
八ヶ岳の空から
ハレー彗星のスケッチ
ユートピア(理想郷)・パラダイス(楽園)の実現をめざす
嘉内の礎 Be gentleman
八ヶ岳の空から
ハレー彗星のスケッチ
ユートピア(理想郷)・パラダイス(楽園)の実現をめざす
嘉内の礎 Be gentleman
賢治と嘉内の出会いと別れ
宮沢賢治のこと
二人の出会い
嘉内の退学処分
賢治と法華経(国柱会)
訣別
みんなのしあわせ
賢治の恋人
妹、トシ
高瀬露
高橋ミネ
大畠ヤス
伊藤ちゑ
保阪嘉内
宮沢賢治を魅了した「大菩薩峠」
賢治と音楽
星めぐりの歌
新世界交響楽の響き
ベートーベンからのメッセージ
ゴスペルの心
讃美歌「主よ御許に近づかん」
「銀河鉄道の夜」の解釈
自己犠牲
保阪嘉内へのラブコール
「天上よりももっといいとこ……」といった僕の先生
鳥捕りに見えていた完全な銀河鉄道
天の川の孔
社会主義的未来を垣間見る
パラダイスの実現に美しさを見る
「銀河鉄道の夜」の到達点
いなくなったブルカニロ博士
嘉内から託された種子
賢治に見えていたオアシス
「銀河鉄道の夜」のあらすじ(本文を織りまぜながら)
宮沢賢治を囲む世相と思想の年譜
「人々のほんとうの幸い」を探し求める賢治の苦闘の足跡(作品から)
激しく揺れた宮沢賢治から保阪嘉内への手紙
宮沢賢治(銀河鉄道の夜)関連年譜
おわりに
版元から一言
宮沢賢治の作品の中には山梨県の歴史、風土、文化が多く読み取れます。根底には北海道大学に赴任したクラーク博士のビージェントルマンの精神があり、甲府一高校長・大島正建、彼に学んだ保阪嘉内や石橋湛山、賢治の作品へと伝わっていくのです。
上記内容は本書刊行時のものです。