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山梨県郡内地方の覚え書き
地域史からの学び
- 出版社在庫情報
- 不明
- 書店発売日
- 2022年1月20日
- 登録日
- 2022年1月4日
- 最終更新日
- 2022年1月4日
紹介
約45年かけて山梨県郡内地方の地域史(特に戦争と平和の近代史)と真摯に向き合ってきた著者の魂の記録。戦争体験者が少なくなる中、伝える主体は人からものへ。数多くの歴史資料を読み込み、実際を知る人たちに取材を重ねたこの覚書は、もはや後世に残したい貴重な資料である!
目次
まえがき
Ⅰ地域史研究
山梨県北都留郡における自由民権運動ノート
『戦壘 戦時旧制中学生の回顧録』を読んで
上野原の小学校にもあった「青い目の人形」
コラム 甲東小と青い目の人形
天保郡内騒動頭取、犬目村兵助のこと
地域から見た戦死者の実相について
母の学徒勤労動員
Ⅱ戦争遺跡ほか
山梨県内に残る奉安殿
コラム 残されていた奉安殿
『山梨の戦争遺跡』郡内編余聞
山梨戦跡ネットワーク戦跡調査報告
山梨の戦争遺跡の保存と活用について
戦争遺跡の文化財指定及び登録について
東京大空襲・戦災資料センターを見学して
新聞投稿「私も言いたい」
「平和のための戦争展」運動経験交流のつどい参加記
2001年ベトナム旅行覚書
Ⅲ生れ在所の資料紹介、覚書
芦垣・甲東の資料の紹介
聞き書き「日本機疾風の墜落」のこと
歴史・民俗の覚書
あとがき
安藤正文さんを偲んで
安藤正文君のこと
出版にあたって
版元から一言
安藤さんは小平市役所の職員として社会教育に携わるかたわら、出身地である山梨県の戦跡研究を行い、自分の足で戦争の生きた資料を残してくださいました。そして病魔と闘いながら、この原稿を執筆。原稿を書き上げた4日後に亡くなられました。出身地を愛し、世界平和を強く望んでいた安藤氏の想いが次世代や他の地域の方々にも届くことを願っています。
上記内容は本書刊行時のものです。