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ライフデザイン ふじた なおゆき(著/文) - 楽人塾
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ライフデザイン (ライフデザイン) 4つのSTEPで人生を劇的に面白くするメソッド (ヨッツノステップデ ジンセイヲ ゲキテキニオモシロクスルメソッド)

ビジネス
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発行:楽人塾
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ16mm
256ページ
価格 1,364円+税
ISBN
978-4-910520-00-1   COPY
ISBN 13
9784910520001   COPY
ISBN 10h
4-910520-00-7   COPY
ISBN 10
4910520007   COPY
出版者記号
910520   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年4月8日
書店発売日
登録日
2021年4月7日
最終更新日
2021年5月26日
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紹介

自分らしい「生き方」「働き方」を見つけるための本。

累計20万人が泣いた、心が震える「生き方働き方のレッスン」をまとめて書籍化。

「答えは外にはない、いつだって自分の心の中にある」
という考え方を軸に他人にコントロールされている人生を自分の手に取り戻す。
そのための具体的な4つのステップによるメソッド​を紹介。
そのメソッドは、釈迦をはじめとした哲人たちの思考法を現代風にアレンジし完成した。
感動のエピソードとともに読者本人をその日から行動へと導く内容。

この本を一言で言うなら
「心が震えるビジネス書」「大統領のスピーチのような本」「自分の中の答えをみつけるための本」
となるであろう。

リズムがあり韻を踏んだ文章は、まるで質の高い大統領のスピーチを聞いているかのように読者の心に畳み掛け、そして揺らしまくり、あっという間に完読させ、読後に即行動に移したくなる。

しかし、ただ熱いだけの本ではない。
その夢を目指していいかどうかを冷静に判断するための基準「夢の六大鉄則」も提案し安易な行動を自重するよう促す。

副題にメソッドと銘打っている通り、ノウハウ本でありながら実は「人生の本質」を伝えるために作られている構成は、ノウハウだけを期待した人をいい意味でも、悪い意味でも裏切ることになるだろう。

<内容抜粋>
・人生を変える4つのステップとは?
・「夢の六大鉄則」とは何か?
・人生が変わる対話のための重要クエスチョン6を教える
・「お前の人生は5分で終わる」そう神様に宣告された時あなたは何をしますか?
・「あんた誰?」と認知症の母親に言われた時の僕の気持ち
・4つのステップで生きながら生まれ変わることができる
・お気に入りのカフェ、文房具をみつけよう
・人生の答えはいつだって自分の中にある
・自分との対話と挑戦で人生を変えることができる

目次

はじめに 「君は5分後死ぬことが決まりました」そう神様に宣告されたら何をする?

STEP0 ライフデザインメソッドって何?

STEP1 お気に入りのカフェに行く

STEP2 深呼吸する

STEP3 自分と対話する

 QUESTION1 どんな人間になりたい?
 QUESTION2 どうしたらできる?
 QUESTION3 大切な人を大切にできてる?
 QUESTION4 お金はいくら必要?
 QUESTION5 夢は何?
 QUESTION6 幸せ?

STEP4 「よし」とつぶやく

終わりに

前書きなど

深夜2時、東京駅の前を車で走っていた。

40代くらいのサラリーマンが自転車で交差点を渡っていた。

ガチャッ
鈍い音とともに、タクシーがその人をひいた。
彼は吹っ飛ばされ、
脳天を打ち付け、
そして、そのまま倒れた。

運転手は気が動転しているのだろうか、タクシーから降りてこない。
 
現場は僕以外にはいない。
車を停め、彼のもとへ駆け寄った。
頭は破壊され、大量の血が噴き出していた。
脳もやられているように見えた。
眼球は限界まで上を向いていた。

この人、死ぬかもしれない。
直感で、そんなイメージが一瞬よぎった。

救急と警察に連絡をし、彼の横で四つん這いになった。
「もうすぐ来ます。頑張って下さい。もうすぐ救急車が来ますから、頑張って、大丈夫です!」もちろん返事なんてない。
声をかけ続けることしか僕にはできなかった。何をしてあげていいのか分からない。安全なところに動かしていいのか、傷を抑えて血を止めていいのか、全然分からない。だから声をかけることしかできなかった。

「生きて下さい」「死なないで」
心の中では、この言葉が繰り返されたが、
声として発してはいけない気がして押し留めた。

お腹は上下している。
生きている・・・この人は・・・生きている。
目の前には、命があって、
かすかで、弱々しいが、そこには確かに命があって、
だけど僕は、それに触れることさえできず、「ただ横にいる」を選択し続けた。
 
その時だった。彼が腰のポーチをまさぐり出した。
「何を探しているんですか? 何を?何を探しているんですか?」
僕は必死に問いかけた。でも、答えはない。

「何を探しているんですか?何を・・・」

そして、

その手の動きは止まった。

しばらくして、救急と警察が到着した。
僕は現場を離れた。

人通りが少ない深夜の東京のドライブは、妙に静かで、そして美しい。その「静」の風景は、先ほどあった激しい出来事を頭から消すほどの刺激を与えはしない。
どうしても、彼のことを考え続けてしまう。
彼は一体、何を探していたのだろう?
路肩に車を停めて、ハンドルを握ったまま、思考を進めた。

彼はおそらく、自分の意識が遠のいていくのを感じていたに違いない。
「もしかしたら、自分の人生がこのまま終わるかもしれない」
そんな恐怖を感じていた可能性もある。
そうだとすると、神様からこんな判断を迫られていたのではないだろうか?

「君は5分後死ぬことが決まりました。何をしますか」

僕だったらどうする?
あと5分しか命がないことが決定したのなら、
僕はその5分でいったい何をする?
必死に自分に問いかけた。
僕があのサラリーマンの立場なら・・・

「あ・・・」答えに触れた。

僕だったら間違いなくすることがある。それは、
大切な人への最期の連絡だ。
息子に電話をして、「僕の息子として生まれてくれてありがとう。お前と家族になれたことが人生最高の幸せだったよ」と伝える。
生まれてくれた日のこと、
ベッドで息をしているのを確認できただけで幸せを感じた夜のこと、
保育園の運動会で走りまくっている姿が頼もしかったこと、
小学校の初登校の朝、心配であとをつけて行ったこと、
たくさんの幸せな思い出とともに「ありがとう」を伝えたい。

僕の最期の時間は「ありがとう」「愛している」で埋め尽くすだろう。
両親かもしれないし、妻かもしれないし、親友かもしれないし、恩師かもしれない。いずれにしても、僕は命の限りを尽くして最高の思い出を噛み締めながら、大切な人への連絡を試みるだろう。
 
余命5分なら、必ずそうする。
それ以外、思いつかない。

もしかしたら、彼はあの時、薄れゆく意識の中で、ポーチの中の携帯電話を探していたのではないだろうか?
血みどろの手で、見えない目で、声にもならない声で、子供に、奥さんに、両親に、親友に、連絡したかったのではないか。

たった一言でいい。大切な人に
「ありがとう」って言いたかったのではないか。

僕は名も知らぬそのサラリーマンの気持ちに思いを馳せて、

そして、
泣いた。泣き続けた。

「ありがとう」そのたった5文字を伝える権利さえ一瞬で奪われることもある。
命なんて、いつ終わるか分からない。彼も、まさか、あの夜、こんなことになるなんて、全く思っていなかっただろう。だからこそ僕は思う。
もし君に大切な人がいるのなら「ありがとう」を言うのは、明日ではない。
今日だ。
もし君にやってみたいことがあるのなら、それをやるのは、明日ではない。
今日だ。
もし君に叶えたい夢があるのなら、それを目指すのは、明日ではない。
今日だ。
だって、明日があるかどうかなんて誰にも分からないじゃないか。
「命なんていつ終わるか分からない」
そんな理不尽な現実を目の当たりにしたあの夜から、
僕は人生についてより深く考えるようになった。

「人生というこの有限な時間を僕は何に使えばいいのか?」
そんなことを、ことあるごとに自分に問いかけ始めた。
「本当はどう生きたいの?」「大切な人を大切にできている?」「夢の実現に近づいている?」そんな意識高い系の、古くてダサい質問が頭に浮かぶたびに、ノートを広げ、鉛筆を持ち、がむしゃらに思いを書きなぐった。
「お前はどう思う?」「このままでいいのか?」「どうしたい?」自分で自分に叩きつけるそれらの問いは、心の見たくない場所にまで光を当て、やや強引に心を揺らす。それは、少し苦痛な時もあるが、眠っている僕の心をゆり起こしてくれているようにも感じた。
日々繰り返す自分との対話。
揺らされ、起こされる僕の心。
 
その頃からだ、僕の人生が少しずつ動き始めたのは。

自分の人生が自分のものになり始めたような、そうだなぁ、人生をしっかりグリップしているような、今まで経験したことのない不思議な感覚を持つようになった。

夜中の東京駅の前で命の尊さと儚さを胸に刻みつけることになった。そして、不謹慎かもしれないが、その経験はその後、自分の人生を見つめ直し、自分でデザインしようって思うきっかけにもなってくれた。

この本を手にとってくれた君に言いたいことがある。

君の命は無限ではない。
申し訳ないけど、君は確実に死ぬ。

それが50年後なのか、5年後なのか、30分後なのか、誰にも分からない。だからこそ、時間という、何よりも大切な宝物を無駄にしてほしくない。

20代だろうと、50代だろうと、80代だろうと、そんなことは関係ない。

だって人生の終わりは決まっていないんだから。
残り時間は誰にも分からないんだから。
君がダラダラと生きた今日は、
愛する人に「ありがとう」と伝えることさえ許されず、
強引に命を奪われた人にとって、
何をしてでも、どんなことをしてでも、
生きたかった今日なんだ。 

今日という日を、
思いっきり充実していて、
思いっきり幸せで、
思いっきり楽しくて、
そして、大切な人にしっかり感謝できる、
そんな日にしたくないか?
 
もし、したいのなら、
僕があの日をきっかけに身につけた自分と対話する方法、自分自身で人生をデザインする技法「ライフデザインメソッド」がきっと君の役に立つ。

どんな経緯で君がこの本を読んでいるのかは分からない。
でも、それは決して偶然ではない。
何万という本の中から、今の君がこれを手に取っている理由は、
他の誰でもなく、君に必要なことが書かれているからだ。

この本と君との出会いは必然だ。

この本を通して君は「ライフデザインメソッド」の詳細を知ることになる。
自分の人生を自分の手に取り戻すためには、何をしたらいいのかが、ここには書かれてある。
自分との対話の仕方、挑戦で遊ぶ方法、そして、この僕自身が、どんなことを普段自分と対話しているのか、その思考法や哲学や心が揺れたエピソードまで、この本を閉じたその瞬間から一気に人生の再スタートを切れるだけの、全てのエッセンスを、この本に詰め込んだ。

だから、楽しみにしてほしい。
読み進めるうちに、人生が変わる音が聞こえてくるはずだ。
 
「君の人生を、君がしうる最高のものにしてみせる」
その覚悟でこの本を君に届ける

ある晴れた日に
ふじたなおゆき

版元から一言

「働き方」「生き方」に悩む全ての世代にこの本を心から届けたいです。

働き方改革、コロナによる強制的リモートオフィス環境の整備で、働き方、生き方は、多様になり、自由度が上がりました。しかし、それは、当たり前ですが、自由とは、一方で個人が多くの判断を自分でしなくてはならないということです。そこに不安が生まれます。自分らしい働き方、生き方を見つけられず悩む人が必ず増えます。

その人たちを救うためにこの本は生まれました。

すでに著者が20万人以上の方に対し行ってきた感動のレッスンがあります。
そのレッスンを受けた人は、他者に依存せず、自分らしい生き方を見つけています。
そのレッスンの内容をまとめ、書籍にしたのがこの本です。

この本は発売前に、モニターとして、609人に販売し、感想をもらっています。
多くの方から高い評価をもらっています。
特に多い感想は「読み易い」です。
次に多いのは「感動した」「泣いた」です。
ほとんどの方からこんな感想をもらえる理由は、この本の中で、特別に3つの取り組みをしているからだと思います。

1)通常「理論的」なノウハウ本であるビジネス書を意図的に「感情的」なエッセイの要素を入れた
2)オバマ大統領のスピーチを参考に、リズミカルで韻を踏んだ文章にし、素敵なスピーチを聞いた後のような読後感を持ってもらえるように工夫している
3)2000年以上の叡智である仏教やギリシャ哲学、キリスト教から多くの示唆を得ているので軽い文章なのに深みがあるように感じる。

以上の3点から、新しい感覚を得る本なのに、読み慣れた感じも受けるという面白い作りになっています。
また、自然と自分と対話し、他人に依存することがなくなってきます。

今の日本人にとても必要な内容です。
たくさんの方に届けたいと思っています。

著者プロフィール

ふじた なおゆき  (フジタ ナオユキ)  (著/文

経営者。クリエイティブプロデューサー。お笑い芸人。早稲田大学大学院博士課程中退。大学卒業後、NTTに入社。グランドデザイン業務、システム開発を担当。長男の誕生を機に退社。コンテンツ制作、イベント、ファッション、飲食等、多くの企画をプロデュースしヒットさせる。現在は映画プロデュース、ステーショナリー事業、コミュニティ事業など新たな領域へ挑戦を始めている。参加者20万人を超える勉強会「経済セミナー」「ライフデザインセミナー」等を通じ多くの人の人生に影響を与えてきた。

上記内容は本書刊行時のものです。