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在庫あり
取引情報
取引取次:
トランスビュー 書店(直)
トランスビュー 八木 ト・日・他 書店
直接取引:あり(自社)
キャットウォーク
B6判
縦182mm
横128mm
厚さ20mm
重さ 340g
352ページ
並製
価格
1,900円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年8月14日
- 書店発売日
- 2022年8月8日
- 登録日
- 2022年6月2日
- 最終更新日
- 2022年8月19日
書評掲載情報
2022-10-18 | イラストレーション 12月号 |
2022-10-18 |
週刊SPA!
10月18日発売号 評者: 旦悠輔(自由港書店) |
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紹介
いらない。お前なんかいらない。使えないやつはいらない。弱いやつはいらない。おどおどしたやつはいらない。逃げるやつはいらない。お前はもういらない。お前みたいなゴミは、もういらないーー。
生きづらいこの社会に疲れ切った主人公ミロは、あるとき猫の街に迷い込む。猫といっても四本足で歩く小さな猫じゃない。彼らは服を着て、靴を履き、二本足で歩いている。毒々しいこの街で、ミロは一人の少女と出会い、自分の中の暴力性・残虐性が剥き出しになっていく。
社会に適合するとは自分を殺すことなのかーー。現代社会で誰もが抱える悩みを、佐々木充彦が美しく繊細なタッチで描く。読んでいると胸が苦しくなる。心をえぐる今夏最大の問題作。小説版と漫画版が一冊に収録された豪華仕様の一冊。
目次
小説+漫画が1冊に収録。
キャットウォーク<漫画版>
キャットウィーク<小説版>
前書きなど
みんな猫だ、とミロは思った。
猫といっても四本足で歩く小さな猫じゃない。彼らは服を着て、靴を履き、二本足で歩いている。
ミロは彼らのことを「キャットウォーク」と呼んでいる。
彼らは猫語しか話さない。ミロには当然、彼らが何を言っているのか分からない。何を言っているのか分からないから仕事にならない。仕事にならないから、ミロは会社を辞めた。
ミロにできることは、ひとつしかなかった。
人間を探すことだ。
版元から一言
主人公の「弱さ」に、読んでいると胸が苦しくなり、この現実から目を背けたくなります。救いのない現代社会で、人は何を求めたら良いのかを考えさせられる、重厚な一冊です。
上記内容は本書刊行時のものです。