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YOUTHQUAKE NO YOUTH NO JAPAN(著/文 | 編集) - よはく舎
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YOUTHQUAKE (ユースクエイク) U30世代がつくる政治と社会の教科書 (アンダーサーティーセダイガツクルセイジトシャカイノキョウカショ)

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発行:よはく舎
四六変形判
縦168mm 横128mm
264ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-910327-06-8   COPY
ISBN 13
9784910327068   COPY
ISBN 10h
4-910327-06-1   COPY
ISBN 10
4910327061   COPY
出版者記号
910327   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
絶版
書店発売日
登録日
2021年9月12日
最終更新日
2024年4月11日
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紹介

圧倒的な共感を集めて立ち上がる若い世代による教科書。
社会と政治について、いま、知りたいこと。
何をしたらよいのか。
友達とどのように政治について話したらよいのか。
政治参加はどうしたらよいのか。

そして、碩学たちによる特別ゼミも収録!

U30、またオトナたち、みんなそれぞれが立ち上がるための希望の1冊。

目次

第1章 若者の政治といま
1 日本の「若者×政治」の現状
2 どうして若者の投票率が低いことが問題なの?
3 若者の政治参加が根付いている国々
4 日本でも若い世代の声は響き始めている
Column1 選挙に出馬? 世界のユース

第2章 わたしたちの身のまわりにあるさまざまな課題
〈1〉教育・子育て
〈2〉ジェンダー・セクシュアリティ
〈3〉環境・エネルギー
〈4〉働く・年金・社会保障
〈5〉経済格差・介護・医療
〈6〉人種・移民・難民
〈7〉災害・防災
〈8〉平和
〈9〉過疎化・地方
Column2 政治を語る「ことば」を自分のものにするために

第3章 課題を解決する手段としての政治
1 政治についてのギモン
2 どうして政治が課題解決の手段になるの?
3 政治が動く仕組み
Column 3 これで政治のニュースがわかる! 用語解説

第4章 友達と政治について話してみよう
1 対話の重要性
2 価値観の違いを知ってみよう
3 政策にあらわれる価値観の違い
4 対話するとき、ここに気をつけよう
5 知っておきたい対話のコツ
Column4 気軽に政治を話せる時代、始めよう  

第5章 わたしたちにできる政治参加
1 投票する
2 署名運動をする/署名をする
3 デモに参加する
5 SNSで意見を発信する
4 請願・陳情・パブリックコメントをする
6 立候補する
Column5 便乗するか、ちょこっと参加するかで変わること

特別編 政治をもっと話すためのNO YOUTH NO JAPAN特別ゼミ
1限目 憲法・法律・三権分立って何? 青井未帆先生(憲法学者)
2限目 民主主義をもっと知りたい! 宇野重規先生(政治学者)
3限目 政治制度と政治参加、どうやって投票先を選べばいいの? 三浦まり先生(政治学者)
4限目 地球社会の中で政治について考えてみよう 大庭三枝先生(国際政治学者)
5限目デジタル時代のメディアと政治 古田大輔先生(ジャーナリスト)

おわりに
参考文献

前書きなど

はじめまして。

「YOUTHQUAKE~U30世代がつくる政治と社会の教科書~」を手にしていただき、ありがとうございます。NO YOUTH NO JAPAN(ノーユース ノージャパン)代表の能條桃子と申します。まずはメンバーを代表して、私たちの紹介となぜこの本が生まれたのか? という話をさせてください。私たちNO YOUTH NO JAPANは、Instagramで「U30世代のための政治・社会の教科書メディア NO YOUTH NO JAPAN(@noyouth_nojapan)」を運営している団体で、10代・20代を中心とした若い世代の政治参加を促すための活動をしています。

私たちの始まりは2019年7月。参議院議員選挙の際に、InstagramでU30世代(10代・20代)に向けて選挙に関する分かりやすい解説の情報発信をするとともに投票を呼びかけました。するとわずか2週間でフォロワーは1.5万人に。実は多くの若い世代が政治に関心を持っているということを知って勇気付けられた一方、投票率は上がりませんでした。

その後、選挙のときに限らず、日常から政治について考え、話すきっかけをつくっていく必要があると思ったことが現在も活動を続けている理由です。今ではU30世代を中心に6.7万人(2021年8月時点)の人にフォローしていただき、同じ思いを持つ同世代とともに、「若者が声を届け、その声が響く社会」を目指して、Instagramメディアの運営ほか、政治家とのインスタライブ企画や日本各地で地方選挙の投票率向上を目指す「VOTE FOR MY TOWN」などのプロジェクトを実施しています。

この本は、NO YOUTH NO JAPANが初めて出版する、U30世代がU30世代のためにつくる「政治の教科書」です。20代の投票率は3割程度、「若者は政治に関心がない」と言われます。しかし、活動を続ける中で、本当は社会課題や政治に関心があるし考えたい、社会に対してモヤモヤするけれど何から始めたらいいか分からないと思っている同世代にもたくさん出会います。わたしたちは「政治に関心がない」のではなく、「政治を話す共通言語を持っていない」のかもしれません。

だからこそ、今の社会の中で感じる「モヤモヤ」や「もっとこういう社会にしたい」という思いを、政治に繋げて考え行動するための共通言語をつくりたい。わたしたち若い世代が学校で習いたかった、欲しかった「政治の教科書」を、自分たちの手でつくってみようと思い、この企画が生まれました。

日本において、人口も少なく、投票率も低いU30世代は、今の社会の中でわたしたちが主役・中心であると言えないかもしれません。しかし、政治や社会に声を届ける人が増え、U30世代の投票率が上がれば、こんな状況も変えていけるはず。そんな期待を込めて、この本のタイトルに「YOUTHQUAKE(ユースクエイク)」と付けました。これはイギリスで2017年にEU離脱が争点になった選挙で若者が大きな影響を持ったことで、その年の流行語大賞*に選ばれた言葉です。言葉としては本来「若者の行動や影響から生ずる著しい文化的、政治的、社会的変化」という意味があります。

「わたしたちが生きたい社会をつくるのは、わたしたち」──そう信じて動き出したいと思う人たちの手にこの本が届き、日本でYOUTHQUAKEを起こすきっかけになれば嬉しいです。

NO YOUTH NO JAPAN代表
能條桃子

版元から一言

ブックデザイン 平山みな美
図版 NO YOUTH NO JAPANデザインチーム
DTPサポート トム・プライズ
印刷・製本 モリモト印刷

YOUTHQUAKE Political and social textbooks made by youth
Published by Yohakusha Tokyo,Japan
If you would like to publish a translation of this book, please contact us by email.
mail: yorunoyohaku@gmail.com

大学生を中心としたU30たちが本気で執筆し、まとめた書籍です。
若い世代がこの本を読むと、どのような情報が必要か? どういう風に向き合うとよいのか? 社会や政治に向き合う勇気をもつことができるでしょう。
また私(40代編集者)たち、おとな世代も、改めて今の世の中をさらに良くしていくために何が必要か、未来世代をどのようにサポートできるのか、希望をもつことができるでしょう。

著者プロフィール

NO YOUTH NO JAPAN  (ノーユース ノージャパン)  (著/文 | 編集

立ち上げメンバー4人がデンマーク留学で若者の政治参加に影響を受けたことがきっかけで2019年参院選より活動開始。現在は大学生中心に、U30世代が政治・社会を知って参加するきっかけづくりのため、Instagramやイベントを企画運営している。

追記

【関連イベント】
2021/10/30 「もっと身近に、気軽に、政治の話をしよう」宮坂奈津(NO YOUTH NO JAPAN) 司会:荒井慶悟 TOUTEN BOOKSTORE開催
2021/11/23 「気候危機と若者の政治」能條桃子×竹下隆一郎 青山ブックセンター開催
2021/12/14 「もっと気軽に政治や社会について話そう」 宮坂奈津 ブックセンターふらっと(立命館生協)開催

上記内容は本書刊行時のものです。