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日本AV全史 安田 理央(著) - ケンエレブックス
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鍬谷     ト・日・他     書店
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日本AV全史 (ニホンエーブイゼンシ)

文芸
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四六判
縦188mm 横128mm 厚さ29mm
重さ 410g
440ページ
並製
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-910315-22-5   COPY
ISBN 13
9784910315225   COPY
ISBN 10h
4-910315-22-5   COPY
ISBN 10
4910315225   COPY
出版者記号
910315   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年1月26日
書店発売日
登録日
2022年12月27日
最終更新日
2023年12月15日
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紹介

アダルトビデオは終わったのか?
欧米のポルノビデオとはまったく異なる独自の進化/深化をたどり、“裏のクールジャパン”として世界の性産業に影響を与える日本のアダルトビデオを、その前史から現代まで、メディアの変遷、流行、社会状況そしてAV新法にいたる規制との駆け引きなど……、アダルトメディア研究の第一人者が多様な視点からたどる、もうひとつの文化史。
巻末には詳細な日本AV年表を収録。

目次

1章 AV前史
2章 黎明期のAV
3章 AVブームの到来
4章 新しい波と混沌
5章 インディーズの襲来
6章 レンタルVSセル
7章 ボーダーレス化するAV
8章 AVと人権
9章 新たな可能性を求めて
終章 The History Goes On
 日本AV年表

前書きなど

2022年、AV業界を規制する法律として「性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律」、通称「AV新法」が施行された。
 この問題が国会の議題に上げられてから、わずか3カ月という異例のスピードでの施行となったのだが、その間の議論においても、法律の内容においても、AVというものは「作品」でも「文化」でもなく、刹せつ那な的な「傷」に過ぎないのだと、一般的には受け取られていることを、改めて思い知った。
 それは長年AVというものに関わってきた人間からすると、大きなショックであった。(本書「はじめに」より)

版元から一言

2022年に突如施行された通称「AV新法」。
アダルトビデオの存在自体を脅かしかねない規制のなかで、当事者たちは表現を存続しうるのか?
アダルトメディア研究の第一人者である著者は、1981年にはじまるアダルトビデオの歴史をたどることで、そのなかにある文化、流行、表現としての価値を示し、その問題点も指摘しています。
著者による『日本エロ本全史』(2019年、太田出版)に連なる、アダルトメディア史の決定版。

著者プロフィール

安田 理央  (ヤスダ リオ)  (

1967年埼玉県生まれ。ライター、アダルトメディア研究家。
美学校考現学研究室卒。主にアダルト産業関連をテーマに執筆。特にエロとデジタルメディアの関わりや、アダルトメディアの歴史の研究をライフワークとしている。AV監督やカメラマン、漫画原作者、トークイベントの司会者などとしても活動。
主な著書として『痴女の誕生――アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか』(2016年)、『巨乳の誕生――大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか』(2017年)、『日本エロ本全史』(2019年、いずれも太田出版)、『AV女優、のち』(角川新書、2018年)、『ヘアヌードの誕生――芸術と猥褻のはざまで陰毛は揺れる』(イースト・プレス、2021年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。