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その1 絶望ってなんだ 中島義道(著/文) - ぷねうま舎
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その1 絶望ってなんだ (ソノイチ ゼツボウッテナンダ)

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発行:ぷねうま舎
四六判
並製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-910154-38-1   COPY
ISBN 13
9784910154381   COPY
ISBN 10h
4-910154-38-8   COPY
ISBN 10
4910154388   COPY
出版者記号
910154   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年11月25日
書店発売日
登録日
2022年10月10日
最終更新日
2022年12月25日
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紹介

『死にいたる病』を舐めるように読む。その逐一を、自らの神経繊維に流し、心の襞で受け止める。そこに浮かび上がる、哲学史上のそれとは異なる、キルケゴールの思想と闘争とは? 

絶望とは精神の階梯、「神」に目を向けた人間の避けて通ることの許されない道程なのだ。『死にいたる病』のすべての行文に耳を澄まし、無神論やニヒリズムの祖型の一つとされ、実存哲学の源に据えられた思想家像の虚構性を問う。中島 = キルケゴールのユニークな彫像。

目次

その一 絶望ってなんだ 目次
はじめに キルケゴールを読むということ
序章 死と原罪──緒言を読む
第一章 絶望の諸相と死──〔A 死にいたる病とは絶望のことである〕
   〔A 絶望は精神における病、自己における病であり……〕
    〔B 絶望の可能性と現実性〕
    〔C 絶望は「死にいたる病」である〕
第二章 絶望の秘密──〔B この病(絶望)の普遍性〕
第三章 意識と絶望1──〔この病(絶望)の諸形態〕
    一 無限性の絶望と有限性の絶望
    二 自己が自己自身になる
三 可能性と必然性

続刊 その二 私が私であることの深淵に
第四章 イロニーの精神と反抗──〔C この病(絶望)の諸形態〕
一 絶望の階梯
二 自己のなかの永遠なもの
     三 絶望と地上的なもの
四 直接性の生態
五 イロニーの精神
六 自己についての意識の上昇
七 閉じ籠もり
八 自殺と反抗
九 絶望の弁証法
一〇 反抗者の内面と外面

前書きなど

こう読めば、キルケゴールが見えてくる
   ──哲学史に据えられた虚像を超えて

著者プロフィール

中島義道  (ナカジマヨシミチ)  (著/文

1946年生まれ. 東京大学法学部卒. 同大学院人文科学研究科修士課程修了. ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士). 電気通信大学教授を経て, 現在は哲学塾主宰. 著書に, 『時間を哲学する──過去はどこへ行ったのか』(講談社現代新書),『哲学の教科書』(講談社学術文庫), 『時間論』(ちくま学芸文庫), 『死を哲学する』(岩波書店), 『過酷なるニーチェ』(河出文庫), 『生き生きした過去──大森荘蔵の時間論, その批判的解説』(河出書房新社), 『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)『時間と死──不在と無のあいだで』(ぷねうま舎), 『明るく死ぬための哲学』(文藝春秋), 『晩年のカント』(講談社)など.

上記内容は本書刊行時のものです。