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日本経営論 金 容度(著/文) - 博英社
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日本経営論 (ニホンケイエイロン)

社会科学
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発行:博英社
B5変形判
縦244mm 横172mm 厚さ20mm
408ページ
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-910132-44-0   COPY
ISBN 13
9784910132440   COPY
ISBN 10h
4-910132-44-9   COPY
ISBN 10
4910132449   COPY
出版者記号
910132   COPY
Cコード
C3034  
3:専門 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年3月31日
書店発売日
登録日
2023年2月9日
最終更新日
2023年6月20日
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紹介

海外企業と比較しながら、一貫した視点から日本企業の諸活動、諸領域の特徴を描いた書物である。日本の企業や経営活動に関心を持つ学生向けに書かれた入門書でもある。本書で取り上げる重要な企業の活動・領域は、トップマネジメント、コーポレートガバナンス、研究開発、労使関係・人的資源管理、資金調達、メインバンクシステム、企業間取引である。従来、日本企業についての書物は、企業全般についての総論的なものか、特定領域の企業活動に絞られたものが多い。本書は、重要な活動や領域を網羅し、しかも、その個別領域ごとに日本企業と海外企業を比較分析した結果をまとめていることから、他に例のない文献であるといえる。 一時期、日本企業の経営を「会社主義」「集団主義」「家族経営主義」「終身雇用」 などでイメージづけ、日本オンリーの「日本的」経営として称賛する議論が流行ったことがあった。しかし、90年代のバブル崩壊以降は、長らく日本の「失われた 〇〇年」が叫ばれ、日本企業の経営における問題点が批判された。さらに、「日本的」 経営云々の主張も聞こえてこなくなった。「日本的」といえるほど、日本企業の経営が独特なものだったのか、時間の経過 の中でその独特なものも変化してきたところはなかったのか、だとすればそもそも日本特有のものとは何だったのか、もし、独特だったとすれば、それでよかったのか、悪かったのか、いまはどうなのか。後を絶たない疑問の一部に著者なりに答えを探った試みが本書である。

―目次―
第1章 本書の分析視点と日本の企業経営の特徴概観
第2章 日本企業のトップマネジメント
第3章 トップマネジメントの日米比較
第4章 日本のコーポレートガバナンス
第5章 日本のコーポレートガバナンスの変化
第6章 コーポレートガバナンスの日独比較
第7章 コーポレートガバナンスの日米比較
第8章 日本企業の研究開発
第9章 労使関係及び人的資源管理の日米比較史:1970 年代まで
第10章 労使関係・人的資源管理の現状の日米比較:1980 年代以降
第11章 日本企業の資金調達
第12章 企業間関係の国際比較
第13章 メインバンクシステム
第14章 メインバンクシステムの日独比較
第15章 メインバンクシステムの機能・限界・変化
第16章 自動車産業における企業間取引
第17章 自動車部品取引の日米比較
第18章 鉄鋼メーカーと自動車メーカーの企業間取引
第19章 鉄鋼の企業間取引の日米比較:自動車用鋼材取引の事例
第20章 液晶部材の企業間取引

目次

第1章 本書の分析視点と日本の企業経営の特徴概観
第2章 日本企業のトップマネジメント
第3章 トップマネジメントの日米比較
第4章 日本のコーポレートガバナンス
第5章 日本のコーポレートガバナンスの変化
第6章 コーポレートガバナンスの日独比較
第7章 コーポレートガバナンスの日米比較
第8章 日本企業の研究開発
第9章 労使関係及び人的資源管理の日米比較史:1970 年代まで
第10章 労使関係・人的資源管理の現状の日米比較:1980 年代以降
第11章 日本企業の資金調達
第12章 企業間関係の国際比較
第13章 メインバンクシステム
第14章 メインバンクシステムの日独比較
第15章 メインバンクシステムの機能・限界・変化
第16章 自動車産業における企業間取引
第17章 自動車部品取引の日米比較
第18章 鉄鋼メーカーと自動車メーカーの企業間取引
第19章 鉄鋼の企業間取引の日米比較:自動車用鋼材取引の事例
第20章 液晶部材の企業間取引

前書きなど

海外企業と比較しながら、一貫した視点から日本企業の諸活動、諸領域の特徴を描いた書物である。日本の企業や経営活動に関心を持つ学生向けに書かれた入門書でもある。本書で取り上げる重要な企業の活動・領域は、トップマネジメント、コーポレートガバナンス、研究開発、労使関係・人的資源管理、資金調達、メインバンクシステム、企業間取引である。従来、日本企業についての書物は、企業全般についての総論的なものか、特定領域の企業活動に絞られたものが多い。本書は、重要な活動や領域を網羅し、しかも、その個別領域ごとに日本企業と海外企業を比較分析した結果をまとめていることから、他に例のない文献であるといえる。 一時期、日本企業の経営を「会社主義」「集団主義」「家族経営主義」「終身雇用」 などでイメージづけ、日本オンリーの「日本的」経営として称賛する議論が流行ったことがあった。しかし、90年代のバブル崩壊以降は、長らく日本の「失われた 〇〇年」が叫ばれ、日本企業の経営における問題点が批判された。さらに、「日本的」 経営云々の主張も聞こえてこなくなった。「日本的」といえるほど、日本企業の経営が独特なものだったのか、時間の経過 の中でその独特なものも変化してきたところはなかったのか、だとすればそもそも日本特有のものとは何だったのか、もし、独特だったとすれば、それでよかったのか、悪かったのか、いまはどうなのか。後を絶たない疑問の一部に著者なりに答えを探った試みが本書である。

著者プロフィール

金 容度  (キム ヨンド)  (著/文

金容度 (Kim,Yongdo)

法政大学経営学部教授
韓国ソウル大学経済学科卒業、同大学院経済学科修了 (学士、修士)
東京大学大学院経済学研究科修了 (修士、博士 ( 経済学 ))
米ハーバード大学ライシャワー日本研究所研究員

* 主要著作
『日本 IC 産業の発展史―共同開発のダイナミズム』(東京大学出版会、2006年)
“Interfirm Cooperation in Japan’s Integrated Circuit Industry,1960s–1970s”
(Business History Review (Harvard Business School), Vol.86 Issue 4, 2012)
The Dynamics of Inter-firm Relationships:Markets and Organization in Japan
(Edward Elgar Publishing Ltd.,2015)
『日本の企業間取引―市場性と組織性の歴史構造』(有斐閣、2021年)

上記内容は本書刊行時のものです。