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初めての人にもできる!古民家再生絵本
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年10月27日
- 登録日
- 2020年8月26日
- 最終更新日
- 2020年11月20日
紹介
いま古民家再生は大変なブームになっています。
民泊法の改正によって、制限付きではありますが古民家の利活用がしやすくなりました。
しかし、古民家を昔の姿に戻すだけでは充分ではありません。
「暗い」「寒い」という欠点の克服が利活用の絶対的な条件です。
この本では、古民家の利活用に大切な「暗い」「寒い」を克服するための「耐震改修」と「温熱向上」を目指して「手法」と「技術」を全て公開しました。
わかりやすいイラストで解説しているので、初めての人にもつくることができます。
日本が誇る伝統的な建築の強さや美しさの改修技術を身に着けて、できるだけ多くの人に利用できる古民家を残したいと思います。
目次
古民家って何?/屋根は気候できまる/農家には型がある/実測の描き方野帳と採寸/
古民家の矩計/古家具古建具の実測/美しい架構と間取りの合致/古民家を裸にする/
骨組をなおすコツ/暗い寒いを取り除く/断熱性能を上げる/土壁のなおしかた/
現代の息吹を吹き込む/古材を集めて再架構する/古民家をまちづくりにつなげる/
前書きなど
「民家には純粋な日本の世界があります。外来の手法に頼らず、他国の模倣に終わらず、全てをこの国の自然と伝統から汲んで、日本の存在を鮮やかに示しています。民家には、無名の職人たちのつくる、世界に誇る「用」と「美」の姿があります。美しさにおいても、丈夫さにおいても、日本の独自性を顕著にしめしているのは、各地に残る伝統の民家でしょう。
わたしたちは長らく、日本建築の本流が民家であったにもかかわらず、あまりにも普通で身近なものとして気づかず、進んでその技術と美しさを引き継ごうとしてこなかったのではないか。」
(民藝運動家・柳宗悦の民芸館設立趣意文一九二六年・大正十五年の趣旨文を加筆)
版元から一言
この本では、古民家再生を耐震エコ改修する手法について、わかりやすく解説します。
古民家の伝統的な構造技術を、歴史と地域の分布や分類を手がかりに分析します。
「みかた」を実測調査の方法をもとに、古民家の読み解きかたを解説しています。
「みせかた」は、デザイン手法を現代的に駆使して、未来につながる方向性を示しました。
「なおしかた」では、丈夫で快適な再生のための耐震性と温熱性の向上の技術を紹介します。
難解と思われがちな古民家の再生を、誰にでも取り組見やすく楽しめる絵本にまとめました。
この絵本を見れば、初めての人にも古民家を再生するスキルが身につくようになっています。
関連リンク
「初めての人にもできる!木組の家づくり絵本」
上記内容は本書刊行時のものです。