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福岡地方史研究 第62号 福岡地方史研究会(編集) - 福岡地方史研究会
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福岡地方史研究 第62号 (フクオカチホウシケンキュウダイロクジュウニゴウ)

歴史・地理
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ9mm
重さ 200g
120ページ
並製
価格 1,400円+税
ISBN
978-4-910038-98-8   COPY
ISBN 13
9784910038988   COPY
ISBN 10h
4-910038-98-1   COPY
ISBN 10
4910038981   COPY
出版者記号
910038   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年9月29日
書店発売日
登録日
2024年9月28日
最終更新日
2024年10月28日
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紹介

特集は「福岡・博多の昭和」。昭和の終焉からすでに三十年。私たちは何を失ったのか。一学徒の戦争体験、米国戦略爆撃調査団・福岡県京都郡調査、香椎宮と昭和の勅祭、書評:本土決戦へと向かう九州、『頭山満・未完の昭和史』裏話、他。
60年の歴史を持つ福岡地方史研究会の会報誌。

 * *

「昭和」前期は、何よりも戦争の時代であった。昭和十八年十月、東条内閣はそれまで猶予されていた学生の兵役を見直し、学徒出陣に踏み切る。その実態を秀村選三(九州大学名誉教授)の日記に読み込んだ「学徒出陣、一学徒生の戦争体験」。官幣大社としての香椎宮に於ける勅祭と、GHQによる神道指令後も続けられた勅祭を検証し、御祭文の内容を読み解いた「香椎宮と勅祭」。また、占領下に米国戦略爆撃調査団が全国で行った日本空襲の実態を、京都郡に限定して分析し「米国戦略爆撃調査団・福岡県京都郡調査(行橋町・豊津村)」にまとめた。…福岡・博多の昭和が戦争を生きた人たちによって担われたことは、覚えておいていい。(「特集にあたって」より)

目次

【絵葉書でたどる福岡の歴史23】陸軍特別大演習に参加した兵士たち(石瀧豊美)
【巻頭言】安河内麻吉と小泉八雲(石瀧豊美)

【特集】福岡・博多の昭和
 特集にあたって
 学徒出陣、一学徒の戦争体験(秀村研二)
 米国戦略爆撃調査団・福岡県京都郡調査(行橋町・豊津村)(梶原康久)
 香椎宮と勅祭 昭和の勅祭(安藤政明)
 初期日中戦争試論 郷土と支那事変への予備的考察 (下)(師岡司加幸)
 〈書評①〉本土決戦へと向かう九州(師岡司加幸)
 渡部邦昭編『アジア太平洋戦争末期における地方内政・軍政機関の一元的研究』
 『頭山満・未完の昭和史』裏話(石瀧豊美)
 原口初太郎中将と井上義雄中佐 昭和三年の海難事故(石瀧豊美)

【論文】
粟田口吉光作「博多藤四郎」の伝来過程:徳川将軍家・黒田家・小笠原家へと受け継がれた短刀
(守友 隆)
“後征西将軍宮”は“良成親王”にあらず(菊池康貴)
【随感】古文書蒐集折々譚 その8 別府・麻生信成さんとの憶い出(宮 徹男)

■第6回朝鮮通信使シンポジウム報告(2023.10.21)
 朝鮮通信使と福岡、時代を超えて(今村公亮)
■〈書評②〉最後の場所としての風葬:姜南周短編小説集/森脇錦穂訳『草墳』(師岡司加幸)
■短信往来 有川淳一/今村公亮/大谷義明/河本信雄/船木麻由
■編集後記/会員の本の紹介/例会卓話記録他

著者プロフィール

福岡地方史研究会  (フクオカチホウシケンキュウカイ)  (編集

福岡地方史研究会は、1962年の発足。福岡にあって地方史や郷土史に関心を持つ人々によって結成された、民間の自主的な研究団体。発足以来、学界と在野の交流によって相互に情報を交換し、会員個々が研究を重ね研鑽を積む。研究テーマは地方史に限らず、広く文化史・社会史・民俗学に及び、対象となる時代も原始・古代・中世・近世・近現代と各時代の研究者が所属。有志による「古文書を読む会」の活動は『福岡藩朝鮮通信使記録』の刊行に結実し、2001年2月、福岡県文化賞を受賞。月1回の定例研究会を開き、年1冊会報(本誌)を発行する。

上記内容は本書刊行時のものです。