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こども哲学ハンドブック 自由に考え、自由に話す場のつくり方 特定非営利活動法人 こども哲学 おとな哲学 アーダコーダ(著) - アルパカ
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こども哲学ハンドブック 自由に考え、自由に話す場のつくり方 (コドモテツガクハンドブック ジユウニカンガエ ジユウニハナスバノツクリカタ)

教育
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発行:アルパカ
B5変形判
縦205mm 横182mm 厚さ10mm
120ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-910024-00-4   COPY
ISBN 13
9784910024004   COPY
ISBN 10h
4-910024-00-X   COPY
ISBN 10
491002400X   COPY
出版者記号
910024   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年8月31日
書店発売日
登録日
2019年7月4日
最終更新日
2022年6月23日
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書評掲載情報

2022-06-25 週刊新潮  6月30日
評者: 倉本さおり
2020-01-01 教育    1月号
評者: 神原昭彦
2020-01-01 教育  1月号
2019-10-27 読売新聞  朝刊
評者: 山内志朗(慶應義塾大学、倫理学者)
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重版情報

3刷 出来予定日: 2022-03-25
2刷 出来予定日: 2019-11-15
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学校でのこども哲学の取り組みが増えています。全教科で使えるこども哲学。

紹介

こども哲学でこどもの考える力が変わる!

世界各国で行なわれ、日本でも行なわれはじめてきた「こども哲学」。
答えの簡単にでない問題をみんなで一緒に考え合うことで、「考える力」がつき、
自分の意見を明確に言えるようになり、
違う意見や立場の人と一緒に生きていく力が身につけられます。
本書を使って、家庭や地域、学校ではじめてみませんか!

1960年代にアメリカではじまり、その後世界各国に広まった、簡単には答えがでないことについて、子どもたちが自由に考え、自由に話し合う「こども哲学」が、日本でも地域や学校で行なわれています。
こども哲学を繰り返し実施したこどもは考える力がつくことが、すでにいろいろなデータと研究から実証されています。それに加えこども哲学の重要さは、さまざまに異なる背景を持った人たちと場を共にすることができるようになることにあるとされています。
現在、学校教育の場でも、これからは正解を覚えることよりも、答えを導き出したり、自分の意見がどうして正しいと思うのかを説明できたり、ほかの人と意見を交換できるようになることが求められています。
本書は、このようなこども哲学やおとな哲学(哲学カフェ)をはじめるとき、その実践にあたって、必要な<対話の場のつくり方><対話中の考え方のこつ><進行役の技法>などを身につけることができる入門書の決定版です。
著者は正解のない問いについてグループで考える哲学対話を社会の中で実践的に活用するためのスキルやプログラムを提供するNPO法人で、ども哲学研究の第一人者で著書も多数の河野哲也氏が副理事を務めています。

目次

目次

プロローグ こどもの謎と出会う

CHAPTER1 事前準備
1 こども哲学の歴史
2 こどもと哲学する   
3 体験したこどもたちの声   
4 こども哲学を開催する

CHAPTER2 こども哲学の進め方
1 サークルをつくる     
2 アイスブレイク     
3 素材をシェアする     
4 問いを立てる     
5 探求する     
6 振り返り     

CHAPTER3 問いを深めるコツ
1 ファシリテーターの役割    
2 ファシリテーターの心構え     
3 安心して話せる場をつくる     
4 3つの思考の迷い
5「 わからない」を見つける7つの質問
6 ファシリテーターの6つの技法
7 ファシリテーターの振り返り

附録 実践事例等
付録1. 初回のための台本づくり     
付録2. とあるファシリテーターのお悩み     
付録3. 実践事例     
・未就学児の場合
・小学生の場合
・中高生の場合
参考書籍・ 情報

前書きなど

 こども哲学とは、答えが1つとは限らない、答えがすぐには出ない、あるいは答えがないかもしれないような哲学の問いについて、こどもと対話によって探求していく活動です。1960年代にアメリカではじまり、その後世界各国に広まり、日本でも地域や学校でさまざまな活動が行なわれています。
 本書は、こども哲学を自分でもやってみたいという方に向けた入門書です。まず、はじめてみる、ということを手助けできるよう、こども哲学をイベントとして開催する際に準備することや、イベントをどのように進めていくかについて、ていねいに記しました。また、対話を進める際に、何に気を付けるとよいか、どのようなスキルを身につけておくと役に立つかなどについてわかるようになっています。(以下略)
 本書の対象者 
・ こども哲学に興味がある人
・ 考える力を身につけたい人
・ 家族とこども哲学をしてみたい人
・ 地域のこどもに向けてこども哲学を開催してみたい人
・ 生徒とこども哲学をしてみたい学校の先生
・ おとな哲学(おとな同士で哲学の問いについて対話する場)を開催・参加してみたい人
※ 本書のいくつかの要素はおとな哲学を開催・進行する上でも、役に立つと考えています。本書の内容をおとな向けにアレンジしてみてください。
 本書の構成 
 CHAPTER 1 事前準備では、こども哲学をイベントとして開催する際に考えておいた方がよいいくつかのポイントについてご紹介します。
 CHAPTER 2 こども哲学の進め方では、こども哲学の場で、どのようなことをどのような順序で進めるのがよいか、またそれらの方法についてご紹介します。
 CHAPTER 3 問いを深めるコツでは、こども哲学におけるファシリテーターという役割について、また、ファシリテーターが哲学の問いをこどもと一緒に探求し、深めていくためのコツについてご紹介します。

版元から一言

こども哲学の本はかなり出版されていますが、どちらかというと対話の材料を提供するものや、理論書が多くでていました。しかし、今まで、実際に実践しようとするとき、場のつくり方、対話の進め方、対話中の考え方のこつ、ファシリテーター(進行役)の技法について、地域でも学校でも我流でやられることが多かったのです。しかし、それなりの時間を経ているこども哲学や哲学対話において、一定の方法論や技法の蓄積があるので、最初に実践する際には、均等に学べる機会、つまり型や技法は必要です。それを手がかりに、本書にも書かれているように、やっていくうちに、グループの目的や主催者やファシリテーターによって、もっとやり方を変えたり、応用していけばいいのだと思います。日本ではなかなか、新しいことを身につけていくとき、体系化することが遅れます。こども哲学やおとな哲学は、哲学で扱われるような「答えがすぐには見つからない問い」「答えが1つとは限らない問い」「答えがないかもしれない問い」について哲学する場合や、自分の考えとは違う相手の考えを理解するための話し合い方として、今後、学校や地域社会や職場で、会議やミーティングなど盛んに行なわれていくことになっていく際に、とても使い勝手の良いハンドブックです。ぜひ使ってみてください。

著者プロフィール

特定非営利活動法人 こども哲学 おとな哲学 アーダコーダ  (トクテイヒエイリカツ ドウホウジン コドモテツガク オトナテツガク アーダコーダ)  (

正解のない問いについてグループで考える哲学対話を、社会の中で実践的に活用するためのスキルやプログラムを提供するNPO法人です。こども哲学研究の第一人者で著書も多数の河野哲也氏や、土屋陽介氏、川辺洋平氏が理事を務めています。

上記内容は本書刊行時のものです。