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増補新版 漢帝国と辺境社会 籾山明(著/文) - 志学社
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増補新版 漢帝国と辺境社会 (ゾウホシンパン カンテイコクトヘンキョウシャカイ) 長城の風景 (チョウジョウノフウケイ)

歴史・地理
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発行:志学社
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ17mm
重さ 285g
288ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-909868-05-3   COPY
ISBN 13
9784909868053   COPY
ISBN 10h
4-909868-05-4   COPY
ISBN 10
4909868054   COPY
出版者記号
909868   COPY
Cコード
C0322  
0:一般 3:全集・双書 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年11月30日
書店発売日
登録日
2021年9月28日
最終更新日
2023年3月9日
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書評掲載情報

2023-10-10 東京大学新聞  2994号
評者: 佐川英治
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紹介

鮮やかによみがえる「対匈奴最前線」──漢帝国の長城のまもりと、辺境に生きた人びとの姿

秦の始皇帝の時代、将軍・蒙恬によって匈奴は豊かなオルドスの牧地から黄河の北へと駆逐された。しかし、秦末の混乱に乗じて冒頓単于は匈奴の勢力を再編・拡大し、あらたに誕生した漢帝国に対して優位に立った。この関係が転じるのはくだって武帝期のことで、衛青・霍去病といった有能な将軍の出現もあって、漢帝国は「河西通廊」の確保に成功する。河西通廊には郡が置かれ、漢帝国の辺境かつ対匈奴の最前線となった。本書では、北辺の守りとして長城とともにこの地に設置された望楼や城砦、そこで勤務する兵士たちの生活、文書伝送のシステムなど、帝国の辺境かつ「フロンティア」の様相を、出土文字史料である漢簡を駆使して復原する。匈奴の侵入にはいかに対処したのか。兵士たちはどんな日常生活を送っていたのか。北辺の官吏たちはいかなる職務をになったのか。そして、長城や城砦は、匈奴から何を守るために置かれたのか──。99年刊行の同名書に、大幅な改訂をほどこすとともに、新たに補篇「書記になるがよい」を加えた決定版。

目次

 プロローグ

第一章 河西の争奪
  1 匈奴の興起
  2 黄河の西へ

第二章 烽燧・長城・関所
  1 望楼と城砦
  2 長城―辺境の防壁
  3 道と関所と宿駅

第三部 兵士たちの日々
  1 長城をまもる人々
  2 戍卒たちの仕事
  3 騎士―辺境の機動部隊

第四章 下級官吏の世界
  1 北辺の役人たち
  2 勤務評定と昇進
  3 文書と帳簿のはたらき
  
第五章 辺境に生きる
  1 さまざまなトラブル
  2 吏卒の家族たち
  3 病気と休暇と死

第六章 フロンティアの構造
  1 田官と屯田
  2 オアシスの相貌

エピローグ

補篇  「書記になるがよい」
 
あとがき
増補新版あとがき
参考文献一覧
図版一覧

著者プロフィール

籾山明  (モミヤマアキラ)  (著/文

1953年、群馬県桐生市生まれ。信州大学人文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。島根大学法文学部専任講師、同助教授、埼玉大学教養学部助教授、同教授を経て2010年3月に退職。(公益財団法人)東洋文庫研究員。京都大学博士(文学)。専門は中国古代史。主著に『秦の始皇帝―多元世界の統一者―』(中国歴史人物選、白帝社)、『中国古代訴訟制度の研究』(京都大学学術出版会)、『秦漢出土文字史料の研究―形態・制度・社会―』(創文社)、『文献と遺物の境界―中国出土簡牘史料の生態的研究―』(佐藤信と共編著、六一書房)、『文献と遺物の境界Ⅱ―中国出土簡牘史料の生態的研究―』(佐藤信と共編著、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、『秦帝国の誕生―古代史研究のクロスロード―』(ロータール・フォン・ファルケンハウゼンと共編著、六一書房)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。