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公認心理師・臨床心理士・心理系大学院対策 心理英単語集 schéma(シェマ)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年6月10日
- 書店発売日
- 2022年5月30日
- 登録日
- 2022年4月14日
- 最終更新日
- 2023年8月17日
紹介
公認心理師、臨床心理士の指定大学院をはじめとする心理系大学院の入試では、心理系英文の和訳問題、説明問題、要約問題が出題されます。
こうした問題を攻略するためには、心理系英文を正確に読解することが求められます。心理系英文の読解で不可欠なのが心理英語に特化した単語の理解です。
特に難解なのが、心理系英文で特有の訳し方をする専門用語(テクニカルターム)です。
そこで、本書では近年の大学院入試を調査した上で、心理学の専門用語や一般単語を含めて1800語以上もの語句を厳選して収録しました。
本書の特長は「生きた心理系英文の中で英単語を覚えることができる」ことです。
単語は単語とその意味が並んでいるだけの一語一訳式のものよりも、英文の中で覚えた方が記憶に定着しやすいもの。
心理学の専門用語を中心に論文英語の中でよく用いられる一般単語や熟語も収録しました。
本書では分野別に41本もの心理系英文を収録しているので、心理系英文を何度も読み込むことで、「読解力」と「速読力」を養うことができます。
本書で取り上げている心理系英文の分野は、「知覚・脳」「学習」「認知」「社会」「発達」「パーソナリティ」「臨床(基礎理論・心理査定・精神疾患・心理療法)」「統計」「研究法」と多岐にわたります。英文を読むだけでも心理学の基礎知識をおさらいすることができます。
本書に繰り返し取り組むことで、単語力、読解力、速読力、心理学の基礎知識を効率よく習得できます。まさに、一石二鳥ならぬ、一冊で三鳥も四鳥もの知見を得られる一冊です。
目次
■ 第1章 知覚・脳・学習
01 視覚
02 自律神経
03 古典的条件づけ
04 オペラント条件づけ
05 学習の転移
06 試行錯誤
■ 第2章 認知・社会
07 記憶
08 スキーマ
09 プライミング
10 推論
11 葛藤
12 帰属
13 バイアス
14 ステレオタイプ
■ 第3章 発達
15 愛着
16 認知発達論
17 モデリング
18 発達障害
19 心の理論
■ 第4章 知能・パーソナリティ
20 知能
21 自己概念
22 動機づけ
23 類型論・特性論
24 ライフサイクル論
■ 第5章 基礎理論・心理査定
25 局所論と構造論
26 対象関係論
27 インテーク面接とアセスメント
28 心理検査
29 コミュニティ心理学
30 ストレスと不適応
■ 第6章 精神疾患・心理療法
31 うつ病
32 摂食障害
33 統合失調症
34 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
35 精神分析療法
36 クライエント中心療法
37 家族療法
38 認知行動療法
■ 第7章 統計・研究法
39 尺度水準
40 統計的仮説検定
41 心理学研究法
前書きなど
公認心理師、臨床心理士の指定大学院をはじめとする心理系大学院では、心理系英文の長文和訳問題、説明問題、要約問題が出題されます。こうした問題を攻略するためには、心理系英文を正確に読解することが求められます。心理系英文の読解で不可欠なのが心理英語に特化した単語の理解です。特に難解なのが、心理系英文で特有の訳し方をする専門用語(テクニカルターム)でしょう。心理系英文でしか見かけない語句もあれば、普段は他の訳し方をすることが多いのに心理系英文では特定の訳し方になる単語もあります。例えば subject は「主題;科目」という意味が一般的ですが、心理学の実験系の英文では「被験者」という意味で用いられることがあります。こうした特有の訳し方はきちんと覚えておかないと、文脈から推測して訳を導き出すのは難しいものです。本書には近年の大学院入試を調査した上で厳選した、心理学の専門用語と一般単語を合わせた1,300語に、500語にも及ぶ関連用語を加えた1,800語を収録しました。本書に掲載された英単語を覚えることで、英文の理解力と読解スピードが格段にアップすることでしょう。
■生きた英文の中で単語を覚えられる上に読解力と速読力が同時に身につく
単語集というと、単語とその意味が並んでいるだけの一語一訳式のものや、短い例文が載っているだけのものが多いですが、関連づけが弱く、単調で忘れやすいという一面があります。やはり、単語は生きた英文の中で覚えた方が記憶に定着しやすいので、本書では心理系英文の長文英語の中で単語を覚えられる仕様にしました。そして、長文英語に触れる機会を増やすことで、「読解力」と「速読力」を同時に身につけることができます。読解力と速読力は、限られた時間内で大量の論文英語を読むことが求められる大学院入試では必要不可欠の力です。単に単語の意味を理解しているだけでなく、読解力と速読力も養わないと、心理系大学院の入試は突破できません。
■心理学の各分野を網羅し、心理学の基礎知識も復習することができる
本書で取り上げている心理系英文の分野は、「知覚・脳」「学習」「認知」「社会」「発達」「パーソナリティ」「臨床(基礎理論・心理査定・精神疾患・心理療法)」「統計」「研究法」となります。英文+和訳ページでは英文とその和訳を見比べて英文中での訳し方を理解し、単語解説ページでは単語の意味やその派生語を関連づけて覚えると効率的です。
公認心理師法が施行されてから、入試では基礎心理学系の英文の出題率も高くなっていますので、臨床心理学系だけでなく基礎心理学系の専門用語も余すことなく取り上げました。さらに、英文で使用された単語から、論文英語の中でよく用いられる一般単語や熟語も抽出しました。大学院を受験する上で、大学受験レベルの単語力は最低限求められますが、その中でも大学受験からブランクのある大学院受験生が忘れているであろう中級レベル以上のものを、「覚えておきたい一般単語」として取り上げています。
また、各英文は心理学の概論書レベルの内容をまとめたものを採用しているので、英文とその和訳を読むだけで、心理学の基礎知識の復習にもなります。本書に繰り返し取り組むことで、単語力、読解力、速読力、心理学の基礎知識を修得することができるでしょう。
■本書で学習した内容が本物の知見になってほしいという想いを込めて
本書のタイトルに schéma「シェマ」と名付けたのにはある理由があります。ピアジェの認知発達論においては、外界の対象を取り入れてシェマという枠組みを形成する「同化」と、対象に合わせてシェマを変化させて取り込みやすくする「調節」を行うことで、外界に適応する認知機能を高めていくとされています。同様に、本書での学習内容が皆さんの中でシェマとして根付き、必要に応じて修正や調整がなされることで、心理学に携わるキャリアで役立つ確かな知見になってほしいという想いを込めてこのタイトルを付けました。
一石二鳥ならぬ、一冊で三鳥も四鳥もの知識を得られる本書が、心理学の専門家への第一歩となる大学院合格に貢献することを心より願っております。
版元から一言
公認心理師・臨床心理士の指定大学院や心理系大学院への進学を目指す大学生や社会人必携の英単語集です。
過去問を徹底分析し、心理系大学院の入試で問われる論文形式の英語を突破するのに必要な単語をすべてこの一冊に収録しました。
何度も読み込んで大学院受験に役立ててください。
上記内容は本書刊行時のものです。