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取引情報
ツイアビ と パパラギ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年4月
- 書店発売日
- 2026年4月12日
- 登録日
- 2025年6月13日
- 最終更新日
- 2026年4月9日
紹介
100万部超のベストセラーになった『パパラギ』の名編集者松田悠八氏が、子どもにも読んでもらいたいとの気持ちから「絵本版パパラギ」として企画をしました。原書はとても長い『パパラギ』ですが、現在に伝えたい部分をピックアップして原稿を完成させました。長年この企画を考えていた松田氏ですが、原稿を完成させたところで病に倒れ、2025年10月12日に絵本の完成を見ることなく旅立ちました。
絵は世界の各地で壁画を手掛けるこうのルルさんが鮮やかに描きました。
前書きなど
松田悠八よりみなさんへ
1981 年に、ぼくは『パパラギ』という本を出版しました。 この本はベストセラーになって多くの人に読まれました。 ツイアビとパパラギの文化の違いを語っているのですが、 このテーマを今の時代に当てはめたらどうなるのだろう、 とずっと考えていました。 インターネットや SNS など情報のあふれる時代に生きる皆さんへ、 新しい『パパラギ』を贈りたいと思って創ったのがこの絵本です。
こうのルルよりみなさんへ
わたしは今までいろんな国に行って、壁画を描いてきました。 そのおかげで世界中に友だちができました。 この絵本を作るお話が来たとき、内容を聞いて「これだ!」と思いました。
松田悠八さんが新しく書き直されたというパパラギの物語には、 わたしが今まで感じてきたことが詰まっていたからです。
1920年にスイスで発刊され、1981年に日本で翻訳された歴史の長い物語を、 現代の子どもたちにどうしたら伝わるだろうか。
制作半ばでこの世から旅立たれた松田悠八さんの想いを汲みながら、 わたしたちは何度も何度も話し合いました。
この絵本はどの国の子にも見てもらえるものにしたい。 どんな環境で暮らす子どもたちであろうと、親しみを持ってもらえる主人公は、 どんな子だろう?何十種類も考えたキャラクターの中から、わたしが一番気に入ったのが、 このオレンジで耳がツンと立った、小さな生きものでした。 見え方しだいでは、差別と考えられるかもしれない人間の姿ではなく、 服を纏わず、太陽のひかりを全身で浴び、裸足で島を駆け回る小さな生きものたちに わたしの想いをのせて描きました。さらに今回、大きくセリフを変えた部分があります。 ツイアビがパパラギのあらそいごとを見たとき、 初稿には「パパラギよ、これ以上近づくな」と、書かれていました。でも、戦争している国の子どもたちに、こんなことが言えるでしょうか? 国同士のいざこざはいつだって大人の都合で、子どものせいではないのです。 だからセリフを変えました。
未来の子どもたちにはたいせつなことを選んでほしいと思って。
最後にこの本を読んでくれる子どもたちにお願いです。 色んな国のお友だちをたくさん作ってください。 見た目や、言葉や、文化が違っても その子もきっと新しい友だちができたら嬉しい、 あなたのような一人の人間です。
書き直しをされた松田さんの平和を願う気持ちに、併走させていただきこの絵本が完成しました。 一緒に制作したメンバーの情熱とサポートなしには完成できませんでした。 心から感謝申し上げます。
版元から一言
100万部超のベストセラーを生み出した名編集者松田悠八。その後小説家としても多くの作品を残し、2025年には著書『長良川スタンドバイミー1950』を原作とした映画「光る川」が完成しました。『ツイアビとパパラギ』は長年構想のあった子どもに向けた企画で、2025年に原稿が完成しましたが、その直後に病に倒れ、10月12日に絵本の完成を見ることなく旅立ちました。この絵本が遺作となります。
上記内容は本書刊行時のものです。





