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弔い月の下にて 倉野憲比古(著) - 行舟文化
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弔い月の下にて (トムライヅキノシタニテ)

文芸
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発行:行舟文化
B6判
縦182mm 横128mm 厚さ19mm
重さ 470g
378ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-909735-08-9   COPY
ISBN 13
9784909735089   COPY
ISBN 10h
4-909735-08-9   COPY
ISBN 10
4909735089   COPY
出版者記号
909735   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年12月28日
書店発売日
登録日
2021年11月9日
最終更新日
2023年5月31日
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書評掲載情報

2022-06-16 クロスワードキング  2022年8月号  王様の本棚
2022-02-03 週刊文春  2022年2月10日号  ミステリーレビュー
評者: 千街晶之
2022-01-19 朝日新聞    夕刊  記者推し
評者: 野波健祐
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紹介

目羅博士でも真相は見抜けまい。
大乱歩が読んだら、どれだけ喜んだことだろう。
――春日武彦(精神科医)推薦!

心理学を専攻する大学院生の夷戸と彼の先輩の根津、ふたりの行きつけの喫茶店のマスターの美菜は三人で壱岐に旅行にやってきた。
根津の提案でボートを借り、かつて隠れキリシタンの島民が大量死したという曰くある島「弔月島(ちょうげつとう)」の見物に出かける三人。島にはキリシタンの末裔である富豪が築いた奇妙な館・淆亂館(ばべるかん)が残っていた。
上陸した三人は、「館の使用人」を名乗る獰猛な男たちに拉致され、館に軟禁される。そこにいたのは、有名な劇団のメンバーたちとゴシップ記者。淆亂館の主は、彼ら全員と因縁のある、十年前に失踪した「伝説の俳優」なのだと言うが……
謎の黒衣の男が跋扈し、次々と起こる謎めいた殺人。作者渾身のシリーズ第三作は、異常なロジックと奇矯なトリックが炸裂する傑作変格ミステリ!

目次

プロロオグ 渚にて
一 暗鬱なる島へ
二 淆亂館の主人
三 消失と出現と
四 因辺留濃への道行
五 宴の精神病理学的考察
六 悪夢と悪魔
七 会議は踊る、されど進まず
八 了解操作が始まる、すべてが終わる
九 宗教的な、余りに宗教的な
エピロオグ 弔い月の下にて

前書きなど

<著者のことば>
 前作『墓地裏の家』の刊行から十年が経ってしまった。しかし『弔い月の下にて』には、謎の使用人、異常心理学、宗教、怪奇趣味etc.と、私の趣味嗜好のすべてを注力したと言っても過言ではない。本作は変格探偵小説なのか? はたまた異形の本格なのか? 読者諸賢の御判断に委ねたいと思う。

版元から一言

目羅博士でも真相は見抜けまい。
大乱歩が読んだら、どれだけ喜んだことだろう。
――春日武彦(精神科医)推薦!

著者プロフィール

倉野憲比古  (クラノノリヒコ)  (

一九七四年、福岡県大野城市生まれ。立教大学文学部卒業。公認心理師。二〇〇八年に『スノウブラインド』でデビュー。古典的探偵小説とB級ホラー映画への愛、心理学の知識が横溢する独特の作風で知られる。

上記内容は本書刊行時のものです。