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八木 ト・日・他 書店
子どもの文化 書店(直)
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思いがけず利他
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ15mm
184ページ
並製
価格
1,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年10月25日
- 書店発売日
- 2021年10月25日
- 登録日
- 2021年9月14日
- 最終更新日
- 2022年8月29日
書評掲載情報
2021-12-04 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 辻山良雄(本屋「Title」店主) |
2021-10-23 | 朝日新聞 朝刊 |
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重版情報
3刷 | 出来予定日: 2021-11-22 |
2刷 | 出来予定日: 2021-11-08 |
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紹介
It’s automatic(イッツ オートマティック)!?
誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。
東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著!
今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。
自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。
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偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。
しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。――「はじめに」より
本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。
「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ――本文より
意思や利害計算や合理性の「そと」で、
私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは?
目次
はじめに
第一章 業の力――It’s automatic
第二章 やって来る――与格の構造
第三章 受け取ること
第四章 偶然と運命
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。