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みらいらん
巻次:16号
- 初版年月日
- 2025年7月15日
- 書店発売日
- 2025年7月7日
- 登録日
- 2025年6月29日
- 最終更新日
- 2025年6月29日
紹介
特集「漂着する世界の破片」は、世界に向けて大胆に窓を開けてみるという試み。特に方針を定めないで、ただ入り口を開ける。そうするとどんな意外なものが入ってくるか。どんな思いがけない声や形象と出会えるか。外にはどんな風が吹いているのか。外の世界との対話の場所はいかなる不安定さを特質とするか。そういったことを経験する試みである。四元康祐さんへのインタビューは長時間にわたるものになり、世界の経験が豊富で視野の広いこの詩人の話はとても示唆に富んだ、多くを教えられるものとなっている。世界の詩人たちの参加も得られ、特別の刺激をなしていると思われる。
目次
特集 漂着する世界の破片
◆インタビュー
四元康祐 幻のふるさとへ、詩を旅する
◆詩
John Solt untitled
Marc Kober Petits poèmes parisiens
Tim Taylor Mountain Mist
アイゲリム・タジ (無題)
パク・ソラン ああ、ギターよ
山本テオ 赤い手
田原 いきなり
寮美千子 繰りかえす名前
◆エッセイ
及川茂 ジョルジュ・ビゴーの曽孫をめぐる詩人たち
田口哲也 香水になった詩人 モントリー・ウマヴィジャニ
佐川亜紀 パク・ノヘ――韓国民主化運動と詩人
神泉薫 瞬間の光
南川優子 エミリ・ベリーの独白
ヤリタミサコ ジャミラ・ウッズが読み直したアダムとイブの物語
浜江順子 マイケル・パーマー、闇のなかの花
特集おぼえがき(池田康)
巻頭詩=藤田晴央/佐相憲一/若尾儀武/村岡由梨
文学展望=中村鐵太郎 記憶と盲目
連載詩=嶋岡晨/野村喜和夫/伊武トーマ/海埜今日子
連載エッセイ=林浩平/Ayuo/江田浩司/平川綾真智/玉城入野/柴田千晶/望月苑巳/土渕信彦/野樹かずみ/伊藤祐二/愛敬浩一/岡本勝人/八木寧子/生野毅/北爪満喜/平井達也/江夏名枝
書評=
谷口ちかえ『世界の裏窓から カリブ篇』中村達
南原充士訳『シェークスピア ソネット集』佐峰 存
平井達也詩集『ぶらり』尾崎義久
詩作品転載=紫圭子/丸田麻保子/岡山晴彦/大西美千代
表紙オブジェ=國峰照子「木精」
上記内容は本書刊行時のものです。