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命のかぎり
発行:静人舎
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ16mm
重さ 220g
204ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年7月10日
- 書店発売日
- 2022年7月18日
- 登録日
- 2022年7月2日
- 最終更新日
- 2022年10月6日
紹介
十八歳で奥飛驒の高校を出て上京するとき、「自分でいいと思う道を歩け」と告げた母の言葉を胸に故郷を後にした私。「道」を探しあぐねている私が立ち寄った書店で、たまたま手にした文学雑誌で読んだのが佐藤春夫の短編小説「友情」だった。不思議な奇縁で佐藤春夫に師事するも、作家ではなく新聞記者への道に進み世界を渡り歩くことになる。記者時代に母から送られてきたひらがなの「手紙」を読み、自らの人生を振り返る「命のかぎり」。
若き日に一瞬出会い過ぎ去った女性からの手紙に、思い返す「あの日」のこと。
二通の手紙に導かれるように来し方を振り返り綴られた2篇の私小説。
目次
命のかぎり
老女
前書きなど
私の人生は、十八歳で奥飛驒の高校を出て上京するとき、「自分でいいと思う道を歩け」と告げた母の言葉とともにあるように思われます。母が自ら綴った手記を読み、母の人生を振り返る。それは自らの人生を振り返ることでした。都内のあちこちを遍歴しながら「自分の歩く道」を模索していたころ、いつも、雨にも風にも負けず、ひたすら働いていた母の姿を思い浮かべ、「人はどのように生きてきたか」の物語を書こう、そのためには世界各地を歩き、多くの人と出会い、話を聞くことだとの思いを強く抱くようになりました。
(「あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。