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ラジウム・ガールズ
- 初版年月日
- 2025年2月3日
- 発売予定日
- 2025年2月3日
- 登録日
- 2022年9月15日
- 最終更新日
- 2024年12月4日
紹介
“この本は、どこにでもいる女性の強さへの賛辞だ。"
ナタリア・ホルト
現代の仕事場の安全は、100年前の「ラジウム・ガールズ」が切り拓いた。歴史、科学、個人史が融合した傑作ノンフィクションが待望の邦訳!!
ラジウムはかつて「夢の物質」といわれ、光り輝くラジウム塗装は技術とセンスを活かす憧れの職業だった。しかし、工場で働く少女たちに恐ろしい奇病が広がり始める。歯が抜け落ち、顔の骨が崩れ、片足だけが急に短くなる……そして最後には命を落としてしまうのだ。企業が事態の隠蔽に走るなか、彼女たちは自身の尊厳を守るために立ち上がる。
約100年前の物語であるにもかかわらず、現代とあまり状況が変わらないことに驚かされる。放射能への無理解や、風評被害──ラジウムガールズの死体は光ると噂された──、企業の責任回避、末端の作業員に被害が集中する状況……。しかし決して悲劇的ではない。苦しみながら闘った彼女たちひとりひとりに精彩を与え、権利を勝ち取る物語は活力と勇気に溢れ、時代を超えて現代のベストセラーとなった。
現在に連なる労働者の安全確保においても、フェミニズム史においても重要な役割を担った彼女たちの奮闘は、100年経っても色褪せない。私たちがこの本を読む理由は山ほどあるのだ。
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"20世紀初頭のアメリカが、放射能によって組織的に毒殺された何十人もの女性たちをいかにして黙らせようとしたか。衝撃的な物語を語っている。非常に生き生きと描かれている。─★★★★★"
Mail on Sunday
“この本は、どこにでもいる女性の強さへの賛辞だ。美しさと高揚感に彩られた筆致で、ラジウム・ガールズの胸が張り裂けそうな闘いとほろ苦い勝利を追い、時代を先駆けた少女たちの身近な肖像を描き出している。"
ナタリア・ホルト
上記内容は本書刊行時のものです。