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KOKKO 第29号
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年2月
- 書店発売日
- 2018年2月10日
- 登録日
- 2017年4月26日
- 最終更新日
- 2018年12月10日
目次
[特集 ]「 働き方改革」のゆくえ
「 働き方改革」の名による労働法制の解体を止めよう! ……………… 005
伊藤圭一 全労連雇用労働法制局長
「日本郵便労契法20条訴訟」東京地裁判決の意義と課題 ……………… 019
水口洋介 弁護士(東京法律事務所)
国立大学「有期雇用職員」の無期転換運動の到達点とこれから ……………… 027
岩崎 誠 全国大学高専教職員組合(全大教)書記次長
[単発] 国家公務員賃下げ違憲訴訟5年半の裁判闘争を振り返って ……………… 038
萩尾健太 公務員賃下げ違憲訴訟弁護団事務局長/弁護士
「 国公労連2018年春闘要求・組織アンケート」結果について
( 2017年9~11月実施) ……………… 049
国公労連 調査政策部
[リレー連載] 運動のヌーヴェルヴァーグ
リレー対談 家賃下げろデモ→未来のための公共
暮らしながら問い続ける、私たちの「公共」 ……………… 062
佐藤和宏 家賃下げろデモ主催者
奈良みゆき 未来のための公共メンバー
荻野拓哉 未来のための公共メンバー
[連載] 国家公務員の労働条件Q&A
きほんの「き」から 第17回 春闘って公務員に関係あるの? ……………… 070
国公労連
[連載] スクリーンに息づく愛しき人びと 第28作 一度も作品を発表しなかった
女性写真家の物語『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』 ……………… 072
西口 想 国公労連書記
[書評 第25回] 橋本 努著『経済倫理=あなたは、なに主義?』 ……………… 077
吉川浩満 文筆家
前書きなど
過労死等の労災請求件数は直近データの2016年度に2,411件と前年度より101件増えて過去最多となっています(厚生労働省「過労死等の労災補償状況」)。1年間で2,411件ということは365日で割ると6.6件です。いま日本では1日に6人以上が過労等により脳・心臓疾患、精神障害の労災となっているのです。同じ厚労省データで過労死による死亡件数は2016年度で459人。365日で割ると1.25となりますから日本では毎日1人以上が過労死で命を奪われているのです。安倍政権による「残業代ゼロで働かせ放題」「過労死しても自己責任」となる高度プロフェッショナル制度創設や裁量労働制の拡大は、こうした現状をさらに悪化させるものになります。過労死で毎日1人以上の命が奪われ続ける現状を一刻も早く解消するためには、「働き方改革」の名による労働法制の解体をストップさせて、「8時間働いたら帰る、暮らせるワークルール」をつくることが必要です。
上記内容は本書刊行時のものです。