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季刊『農業と経済』2022年夏号(88巻3号) 秋津 元輝(著/文 | 編集) - 英明企画編集
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季刊『農業と経済』2022年夏号(88巻3号) (キカンノウギョウトケイザイニセンニジュウニネンナツゴウ)

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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ12mm
重さ 350g
232ページ
並製
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-909151-54-4   COPY
ISBN 13
9784909151544   COPY
ISBN 10h
4-909151-54-0   COPY
ISBN 10
4909151540   COPY
出版者記号
909151   COPY
Cコード
C0361  
0:一般 3:全集・双書 61:農林業
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年8月31日
書店発売日
登録日
2022年8月27日
最終更新日
2022年10月17日
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紹介

特集 若者と創る農山村イノベーション──コロナ後を見すえて

COVID-19の蔓延は、我々に暮らし方を見直す契機をもたらしました。このことはまた、都市-農村関係の再考、地方で地域資源を利用しつつ持続可能な暮らしを創出するという課題へとつながり、未来の農山村の姿を考え直す機会にもなっています。なかでもコロナ禍によって遠隔通信技術が定着することで場所に縛られない働き方も普及し、とくに若者を中心に、都市に集住しない暮らしの可能性が広がっています。本号ではこうした動きを踏まえ、移住とイノベーションを鍵概念にコロナ後の農山村社会の方向性を考えます。


■巻頭言 特集に寄せて
農山村ガバナンス革新への期待──農山村の未来は周縁から始まる 秋津元輝

特集
若者と創る農山村イノベーション──コロナ後を見すえて
秋津元輝+山下良平+靍理恵子 責任編集



■Ⅰ 農山村社会イノベーションの新境地──垂直的依存から水平的つながりへ

●1 重層化する農山村社会のイノベーション
   ──「脱成長」にむけた社会編成原理の転換……秋津元輝

●2 自然に基づく地域づくりを実現するグリーンインフラの可能性……一ノ瀬友博

●3 人口減を受け入れ、新たなつながりを模索する

 (1)移住者と共に暮らしを繋ぐムラ
   ──大分県中津市耶馬渓町下郷地区……靍理恵子

 (2)外国人とともに創る自立的な農山村コミュニティの可能性
   ──持続可能な人口減少社会をめざして……二階堂裕子



■Ⅱ 21世紀型ライフスタイルの提案──地域でつながる若者たちの生き方

●1 座談会 若者たちは何を求めて地方をめざし、農山村社会をいかに変革し得るのか
  ──移住者によるイノベーションで変わるもの・残すべきもの
   ……稲垣文彦・清水夏樹・多田朋孔・中島信男・秋津元輝

●2 Uターン者の事例に探る移住者受け入れの要点
   ──「不本意な帰郷者」が「地域の核」になり得る地域社会……髙田晋史

●3 テレワークは農山村地域をどう変えるか
   ──ICT時代の田舎ぐらしの可能性と課題……松村茂

●4 地方と向きあい紡ぐキャリアデザイン──地域おこし協力隊の経験から

 (1)体験から経験、そして仕組みづくりへ
   ──協力隊と地域の体験が育む新たな価値観の可能性……三瓶裕美

 (2)地方定住に求められる人間関係と適応力
   ──過疎地で過ごした10年の経験から……河井昌猛


■Ⅲ 農山村の経験や知恵をどう活かすか──政策と実践にみる成果と課題

●1 農山村政策のこれまでとこれから──新「食料・農業・農村基本計画」の
   ねらいと実現プロセスを考える……図司直也

●2 関係人口による地域づくりの未来──本質的課題を見据えた制度設計と
  新たな人口像を描く想像力……野田満

●3 なぜ限界集落はしぶとく存続するのか
   ──内の想いと外からの関わり……山下良平

●4 蓄積された地域の知恵を学ぶ若者たち
   ──地域貢献型大学プログラムの目標と成果

 (1)協働の体験を通して変化する
   ──静岡大学農学部「農業環境教育プロジェクト」の試み……太田美帆

 (2)地域との協働による学び
   ──高知大学地域協働学部による担い手づくりの実践から……田中求

●5 知の共有とネットワークが拓く新世代の取り組み

 コラム1 多層価値で人材を惹きつける──Setouchi-i-Base(高松市)……池嶋亮

 コラム2 民間不動産情報サービス事業がつなげる地域と人
      ──LIFULLの取り組み……田中百

 コラム3 農業×音声配信というネットワークでシナジーを……竹本彰吾



■連載 農の美学……藤原辰史



■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から


■ブックガイド──農と食を読む

目次

■巻頭言 特集に寄せて
農山村ガバナンス革新への期待──農山村の未来は周縁から始まる 秋津元輝

特集
若者と創る農山村イノベーション──コロナ後を見すえて
秋津元輝+山下良平+靍理恵子 責任編集



■Ⅰ 農山村社会イノベーションの新境地──垂直的依存から水平的つながりへ

●1 重層化する農山村社会のイノベーション
   ──「脱成長」にむけた社会編成原理の転換……秋津元輝

●2 自然に基づく地域づくりを実現するグリーンインフラの可能性……一ノ瀬友博

●3 人口減を受け入れ、新たなつながりを模索する

 (1)移住者と共に暮らしを繋ぐムラ
   ──大分県中津市耶馬渓町下郷地区……靍理恵子

 (2)外国人とともに創る自立的な農山村コミュニティの可能性
   ──持続可能な人口減少社会をめざして……二階堂裕子



■Ⅱ 21世紀型ライフスタイルの提案──地域でつながる若者たちの生き方

●1 座談会 若者たちは何を求めて地方をめざし、農山村社会をいかに変革し得るのか
  ──移住者によるイノベーションで変わるもの・残すべきもの
   ……稲垣文彦・清水夏樹・多田朋孔・中島信男・秋津元輝

●2 Uターン者の事例に探る移住者受け入れの要点
   ──「不本意な帰郷者」が「地域の核」になり得る地域社会……髙田晋史

●3 テレワークは農山村地域をどう変えるか
   ──ICT時代の田舎ぐらしの可能性と課題……松村茂

●4 地方と向きあい紡ぐキャリアデザイン──地域おこし協力隊の経験から

 (1)体験から経験、そして仕組みづくりへ
   ──協力隊と地域の体験が育む新たな価値観の可能性……三瓶裕美

 (2)地方定住に求められる人間関係と適応力
   ──過疎地で過ごした10年の経験から……河井昌猛


■Ⅲ 農山村の経験や知恵をどう活かすか──政策と実践にみる成果と課題

●1 農山村政策のこれまでとこれから──新「食料・農業・農村基本計画」の
   ねらいと実現プロセスを考える……図司直也

●2 関係人口による地域づくりの未来──本質的課題を見据えた制度設計と
  新たな人口像を描く想像力……野田満

●3 なぜ限界集落はしぶとく存続するのか
   ──内の想いと外からの関わり……山下良平

●4 蓄積された地域の知恵を学ぶ若者たち
   ──地域貢献型大学プログラムの目標と成果

 (1)協働の体験を通して変化する
   ──静岡大学農学部「農業環境教育プロジェクト」の試み……太田美帆

 (2)地域との協働による学び
   ──高知大学地域協働学部による担い手づくりの実践から……田中求

●5 知の共有とネットワークが拓く新世代の取り組み

 コラム1 多層価値で人材を惹きつける──Setouchi-i-Base(高松市)……池嶋亮

 コラム2 民間不動産情報サービス事業がつなげる地域と人
      ──LIFULLの取り組み……田中百

 コラム3 農業×音声配信というネットワークでシナジーを……竹本彰吾



■連載 農の美学……藤原辰史



■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から


■ブックガイド──農と食を読む

版元から一言

『農業と経済』は、「農業」と「食」と「農村」が直面する重要課題について総合的・根底的に考究し、農と食に関わるすべての人に向けて、最新の分野横断的な学術研究の成果をもとに、課題に取り組む方向性と解決策をわかりやすく提示する季刊オピニオン誌です。

著者プロフィール

秋津 元輝  (アキツ モトキ)  (著/文 | 編集

秋津元輝(あきつ・もとき)……1960年生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程指導認定。博士(農学)。2015年より現職。専門は農村・農業社会学、食農倫理。近著に『農と食の新しい倫理』(共編著、2018年、昭和堂)、『小農の復権』(編著、2019年、農山漁村文化協会)など。

靍 理恵子  (ツル リエコ)  (著/文 | 編集

靍 理恵子(つる・りえこ)……1962年生まれ。1990年順正短期大学専任講師、2001年吉備国際大学専任講師、2005年助教授、2015年跡見学園女子大学教授を経て2020年から専修大学教授。主な著作に「第5章 地域が作り出すドラマトゥルギーと役割期待─岡山県高梁市備中町平川地区を事例に」(鳥越晧之・金菱清・足立重和編著『生活環境主義のコミュニティ分析』111-132頁、2018年)など。

山下 良平  (ヤマシタ リョウヘイ)  (著/文 | 編集

山下 良平(やました・りょうへい)……1980年石川県出身。神戸大学大学院修了後、東京理科大学助教、石川県立大学講師を経て現職。主な著作に『農村計画研究レビュー2022』(共著、筑波書房、2022年)など、訳書に『持続可能なコミュニティベース農村ツーリズム入門』(能登印刷出版部、2021年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。