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季刊『農業と経済』2022年春号(88巻2号) 『農業と経済』編集委員会(編) - 英明企画編集
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季刊『農業と経済』2022年春号(88巻2号) (キカンノウギョウトケイザイニセンニジュウニネンハル)

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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ13mm
重さ 380g
244ページ
価格 1,700円+税
ISBN
978-4-909151-53-7   COPY
ISBN 13
9784909151537   COPY
ISBN 10h
4-909151-53-2   COPY
ISBN 10
4909151532   COPY
出版者記号
909151   COPY
Cコード
C0361  
0:一般 3:全集・双書 61:農林業
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年6月13日
最終更新日
2022年8月27日
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紹介

特集 食と地域を支える農業ビジネスの新しいかたち

我々の食と地域を支えてきた農業は、従事者の高齢化が進み担い手が不足するなど危機的な状況にあります。その一方で、①既存の方法に囚われない分業化や専門化、②自由度の高いネットワーク型の産地形成、③住民や消費者と繋がる拠点づくりを通じて地域の食を支える動きなど、ピンチをチャンスに変えようとする新たな農業ビジネスが生まれています。
本特集では、こうした動きを紹介するとともにその背景にある地域農業構造の変化を明らかにし、今後も食と地域を支え続けられる農業の姿を展望します。


■巻頭言
地域農業の維持と持続的な発展のために──特集に寄せて……北川太一・伊庭治彦・三石誠司・安藤光義


特集
食と地域を支える農業ビジネスの新しいかたち
北川太一+伊庭治彦+三石誠司+安藤光義 責任編集


■Ⅰ 農業をめぐるピンチとチャンス

●1 ビジネスの視点から見た日本農業の将来……三石誠司

●2 日本農業の構造再編と地域差の拡大……安藤光義

●3 地帯別の構造変化と新しい動きを地域にみる
(1)北陸及び東海地域における大規模個別経営の展開と経営課題
 ──平場地域における構造変化と新しい動き……平林光幸

(2)集落営農連合体の可能性と課題
 ──中山間地域における構造変化と新しい動き……品川 優

(3)経営・継承支援体制の展開と拡充
 ──「日本の食料基地」北海道における構造変化と新しい動き……小林国之


■Ⅱ つながりが創る新しい農業ビジネス──進む分業と専門化

●1 農業経営体の職能・作業の外部化の論理と効果……伊庭治彦

●2 新たな担い手との連携による中山間地域農業の維持システム……衛藤彬史

●3 稲WCSコントラクターの躍進
 ──受託組織間での分業が拓く可能性……淡路和則

●4 農業者の「納得」が支える地場流通
 ──農業を一部門として事業化し継承する農業経営体……川﨑訓昭

●5 投資・資金調達に関わる経営者職能と支援の新たなかたち……深山陽一朗・木原奈穂子

●6 農業経営における人的資源の調達と管理を支援する農業ビジネス
 ──人材支援とデータプラットフォーム事業で
 農業の基盤を創るYUIME株式会社……緩鹿泰子・澤田 守


■Ⅲ 新しい産地像をデザインする──組織依存型からネットワーク形成型へ

●1 社会経済的環境変化に対応した新たな産地像
 ──生産・流通基盤と地域ブランドを共有するゆるやかな連携と協働……徳田博美

●2 ワクワクと楽しさを追求する柔軟な連帯と競争が創り出す新たな産地の姿
──京都府・山城地域ねぎ産地の新時代……村田正己・村田翔一・森上翔太・宮井浩志


■Ⅳ 農的ビジネスによる拠点づくりが食と地域を支える

●1 地域住民、消費者との関係づくりをどうすすめるか
 ──地域営農における共益性と公益性……北川太一

●2 農産物直売所 これからの役割
 ──地産地消からクリエイティブアウトへ……小山良太

●3 協働の農的ビジネスで持続可能な農業経営と地域社会をめざす
 「ふくいレインボーファーム」……中川政弘

●4 集う、繋がる、働くビジネスで地域を支える「さんさん山城」の実践……藤永実

●5 中山間地域の農を守る新しいスタイル
 ──広島市協同労働プラットフォーム事業「アグリアシストとも」……細野賢治


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ─「聞き書き甲子園」作品集から③


■連載 ブックガイド──農と食を読む

目次

■巻頭言
地域農業の維持と持続的な発展のために──特集に寄せて……北川太一・伊庭治彦・三石誠司・安藤光義


特集
食と地域を支える農業ビジネスの新しいかたち
北川太一+伊庭治彦+三石誠司+安藤光義 責任編集


■Ⅰ 農業をめぐるピンチとチャンス

●1 ビジネスの視点から見た日本農業の将来……三石誠司

●2 日本農業の構造再編と地域差の拡大……安藤光義

●3 地帯別の構造変化と新しい動きを地域にみる
(1)北陸及び東海地域における大規模個別経営の展開と経営課題
 ──平場地域における構造変化と新しい動き……平林光幸

(2)集落営農連合体の可能性と課題
 ──中山間地域における構造変化と新しい動き……品川 優

(3)経営・継承支援体制の展開と拡充
 ──「日本の食料基地」北海道における構造変化と新しい動き……小林国之


■Ⅱ つながりが創る新しい農業ビジネス──進む分業と専門化

●1 農業経営体の職能・作業の外部化の論理と効果……伊庭治彦

●2 新たな担い手との連携による中山間地域農業の維持システム……衛藤彬史

●3 稲WCSコントラクターの躍進
 ──受託組織間での分業が拓く可能性……淡路和則

●4 農業者の「納得」が支える地場流通
 ──農業を一部門として事業化し継承する農業経営体……川﨑訓昭

●5 投資・資金調達に関わる経営者職能と支援の新たなかたち……深山陽一朗・木原奈穂子

●6 農業経営における人的資源の調達と管理を支援する農業ビジネス
 ──人材支援とデータプラットフォーム事業で
 農業の基盤を創るYUIME株式会社……緩鹿泰子・澤田 守


■Ⅲ 新しい産地像をデザインする──組織依存型からネットワーク形成型へ

●1 社会経済的環境変化に対応した新たな産地像
 ──生産・流通基盤と地域ブランドを共有するゆるやかな連携と協働……徳田博美

●2 ワクワクと楽しさを追求する柔軟な連帯と競争が創り出す新たな産地の姿
──京都府・山城地域ねぎ産地の新時代……村田正己・村田翔一・森上翔太・宮井浩志


■Ⅳ 農的ビジネスによる拠点づくりが食と地域を支える

●1 地域住民、消費者との関係づくりをどうすすめるか
 ──地域営農における共益性と公益性……北川太一

●2 農産物直売所 これからの役割
 ──地産地消からクリエイティブアウトへ……小山良太

●3 協働の農的ビジネスで持続可能な農業経営と地域社会をめざす
 「ふくいレインボーファーム」……中川政弘

●4 集う、繋がる、働くビジネスで地域を支える「さんさん山城」の実践……藤永実

●5 中山間地域の農を守る新しいスタイル
 ──広島市協同労働プラットフォーム事業「アグリアシストとも」……細野賢治


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ─「聞き書き甲子園」作品集から③


■連載 ブックガイド──農と食を読む

版元から一言

『農業と経済』は、「農業」と「食」と「農村」が直面する重要課題について総合的・根底的に考究し、農と食に関わるすべての人に向けて、最新の分野横断的な学術研究の成果をもとに、課題に取り組む方向性と解決策をわかりやすく提示する季刊オピニオン誌です。

2022年春号の特集テーマは「食と地域を支える農業ビジネスの新しいかたち」。
我々の食と地域を支えてきた農業は、従事者の高齢化が進み担い手が不足するなど危機的な状況にあります。その一方で、①既存の方法に囚われない分業化や専門化、②自由度の高いネットワーク型の産地形成、③住民や消費者と繋がる拠点づくりを通じて地域の食を支える動きなど、ピンチをチャンスに変えようとする新たな農業ビジネスが生まれています。
本特集では、こうした動きを紹介するとともにその背景にある地域農業構造の変化を明らかにし、今後も食と地域を支え続けられる農業の姿を展望します。

著者プロフィール

北川太一  (キタガワ タイチ)  (著/文 | 編集

北川太一……摂南大学農学部教授。1959年、兵庫県生まれ。鳥取大学、京都府立大学、福井県立大学の勤務を経て、2020年4月より現職。福井県立大学名誉教授。放送大学客員教授を務める。主な著書に『新時代の地域協同組合』(家の光協会、2008年、単著)、『協同組合の源流と未来』(岩波書店、2017年、分担執筆)、『地域産業の発展と主体形成─食と農、資源を活かす』(放送大学教育振興会、2020年、編著)など。

伊庭治彦  (イバ ハルヒコ)  (著/文 | 編集

伊庭治彦……京都大学大学院農学研究科准教授。1963年生まれ。京都大学大学院博士課程中途退学(農学博士)。全農札幌支所、滋賀県改良普及員、京都大学助手、神戸大学准教授等を経て京都大学農学研究科准教授。著書に『農業・農村における社会貢献型事業論』(共編著)など。

三石誠司  (ミツイシ セイジ)  (著/文 | 編集

三石誠司……宮城大学食産業学群教授。1960年生まれ。東京外大卒業。全国農業協同組合連合会勤務を経て2006年から現職。ハーバード大学経営大学院、筑波大学大学院経営・政策科学研究科を経て神戸大学大学院経営学研究科修了。博士(経営学)。著書に『中小企業と経営』、訳書に『ローカル・フード・システム』(2016)、『米国農業法の20年』(2020)など。

安藤光義  (アンドウ ミツヨシ)  (著/文 | 編集

安藤光義……東京大学大学院農学生命科学研究科教授。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。博士(農学)。専門は農政学。主な著書に『構造政策の理念と現実』(2003年、農林統計協会)、『日本農業の構造変動』(2013年、農林統計協会)など。

上記内容は本書刊行時のものです。