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食からみる世界
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年3月
- 書店発売日
- 2017年4月10日
- 登録日
- 2017年11月23日
- 最終更新日
- 2019年5月17日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2019-05-18 |
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紹介
社会を構成するのは人、人をかたちづくるのは食。
「食」をめぐる世界の文化を比較すれば、世界の国も社会もみえてくる。
ガンボ、モーダック、かぶらずし、マルクール、ツォク、カプツェ、おやき、タロイモ、パンノキ、へしこ、野沢菜、ピクルス、日本酒、馬乳酒……。世界と日本の食材と料理、70種以上をとりあげて比較・考察。 座談会と論考を通じて、「食」をめぐる世界の文化の共通性と差異を考えます。
目次
◆座談会1「『食』が語る地域、時代、季節──食材の種類と調理法・保存法の比較からみえるもの」川村義治+小磯千尋+小西賢吾+アヒム・バイヤー+本康宏史+山田孝子+ジェームス・ロバーソン
◆論考「『食』の比較文化学にむけて──人-自然関係の人類史と民族誌から」山田 孝子
◆座談会2「『食』が紡ぐ人と地域の輪・環・和──食文化とコミュニケーションを考える」川村義治+小磯千尋+小西賢吾+アヒム・バイヤー+本康宏史+山田孝子+ジェームス・ロバーソン
◆論考「食と宗教性──ヒンドゥー教徒の食文化における浄・不浄観」小磯千尋
◆座談会3「『食』からみる北陸・石川・金沢──比較食文化学からの地域研究の可能性」川村義治+小磯千尋+小西賢吾+アヒム・バイヤー+本康宏史+山田孝子+ジェームス・ロバーソン
◆論考「金沢の食文化──いくつかの歴史的背景」本康宏史
◆論考「初期インド仏教における食事と菜食主義」アヒム・バイヤー
前書きなど
世界のどの地域に出かけても同じような「もの」があふれ、文化の違いがなくなりつつあると感じる一方で、文化による差異を思い知らされ、異文化理解に当惑することも少なくありません。 比較文化学は、文化人類学のみならず、地域研究、宗教学、社会学、文学、言語学など、さまざまな視点からの比較によって、文化の相違と共通性とを明らかにする学際的な学問領域です。 比較文化学を学ぶことは、文化を相対化するまなざしを身につけ、他者(異文化)理解を深めることにつながります。 シリーズ「比較文化学への誘い」は、比較文化学の可能性を考え、その学びの世界へと誘う入門書です。 身近な食を手がかりに、世界の国や地域、文化について考えてみませんか。
上記内容は本書刊行時のものです。