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取引情報
学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 改訂版
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2020年2月12日
- 書店発売日
- 2020年2月12日
- 登録日
- 2020年1月16日
- 最終更新日
- 2025年3月28日
紹介
※2022年3月に、最新版となる第3版を発売しました。
『学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 第3版』(ISBN978-4-909095-21-3)
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ある日学校に、外国につながる子どもがやってきた!
手続きは何からすればいい? コミュニケーションのコツは?
地域の学校へ、外国につながる子どもが転入学してくることは
グローバル化が進んだ昨今、決して珍しいことではなくなりました。
学校現場の先生、保護者、地域の方々が戸惑わずに受け入れられるよう、
基本的な知識と情報を詰め込んだ1冊です。
2018年発行の初版に、新しい情報を加えた2020年発行の改訂版。
目次
Ⅰ 外国につながる児童生徒とその保護者、その多様性を豊かさに
松永典子
Ⅱ グローバル化と日本の学校文化――説明の必要性
施 光恒
Ⅲ 多用な先生、多様な児童――文学に「学び」、文学で「遊ぶ」ヒント
波潟 剛
Ⅳ 外国人保護者が捉える日本の学校文化――相互理解と母語・母文化保持の観点から
S.M.D.T ランブクピティヤ
< 資料編>
1 クラス、学校に外国につながる児童生徒がやってきたら
2 役に立つリンク集・活用例
前書きなど
初版出版から早くも2年が経ち、この間、私たちをとりまく社会にも大きな動きがありました。
ひとつには日本という国が国策として、外国人就労者を受け入れることに大きく舵をとったということがあります。2019年4月には入管法の改正により新たな在留資格「特定技能」が誕生し、日本社会で不足している分野の働き手を海外から確保しようとする動きが拡大・加速しています。
こうした外国人受入政策に併せ、2019年6月に成立した「日本語教育推進基本法」は、外国人に対する日本語教育が国や地方公共団体の責務であることを日本政府が法律として初めて定めたものです。
この激動とも言える日本社会の潮流の中で、もうひとつ社会の大きな関心を集めたのは、外国につながりのある子どもの教育のことではなかったかと思います。本書も2019年9月の「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況に関する調査(平成30年度)」の結果公表を受け、情報更新の必要性を鑑み、改訂に踏み切ることになりました。特に、外国籍の子どもの不就学者が約2万人の可能性があるという初の全国調査の結果は社会に衝撃を与えました。外国につながる子どもたちが日本社会の中でどう育っていくのかは、まさに私たち自身がどういった社会を望み、どう社会の動きに向き合っていくのかという問いに直結していくように思えます。そして、この問いを問い続けていくこと自体、本書が改訂される意義のひとつではないかと考えます。
版元から一言
初版は新聞に複数回取り上げられ、短大のテキストとして継続して複数採用されている、わかりやすい入門書です。初版の在庫僅少により、新しい情報を加えた改訂版を発行しました。
改訂版完売により、資料編にQRコードを追加し、役立つ情報にさらに簡単にアクセスできるようになった第3版を2022年2月に発刊しました。
『学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 第3版』(ISBN978-4-909095-21-3)
上記内容は本書刊行時のものです。