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学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 改訂版 松永 典子(編著) - 金木犀舎
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学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 改訂版 (ガッコウトコドモホゴシャヲメグル タブンカタヨウセイリカイハンドブック カイテイバン)

教育
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発行:金木犀舎
A5判
縦148mm 横210mm 厚さ7mm
128ページ
並製
価格 1,300円+税
ISBN
978-4-909095-05-3   COPY
ISBN 13
9784909095053   COPY
ISBN 10h
4-909095-05-5   COPY
ISBN 10
4909095055   COPY
出版者記号
909095   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2020年2月12日
書店発売日
登録日
2020年1月16日
最終更新日
2022年5月11日
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書評掲載情報

2019-10-24 FMゲンキ
2019-01-17 読売新聞    朝刊
2018-05-11 西日本新聞
2018-05-03 毎日新聞  
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紹介

※2022年3月に、最新版となる第3版を発売しました。
『学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 第3版』(ISBN978-4-909095-21-3)

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ある日学校に、外国につながる子どもがやってきた!
手続きは何からすればいい? コミュニケーションのコツは?

地域の学校へ、外国につながる子どもが転入学してくることは
グローバル化が進んだ昨今、決して珍しいことではなくなりました。
学校現場の先生、保護者、地域の方々が戸惑わずに受け入れられるよう、
基本的な知識と情報を詰め込んだ1冊です。

2018年発行の初版に、新しい情報を加えた2020年発行の改訂版。

目次

Ⅰ 外国につながる児童生徒とその保護者、その多様性を豊かさに
松永典子

Ⅱ グローバル化と日本の学校文化――説明の必要性
施 光恒

Ⅲ 多用な先生、多様な児童――文学に「学び」、文学で「遊ぶ」ヒント
波潟 剛

Ⅳ 外国人保護者が捉える日本の学校文化――相互理解と母語・母文化保持の観点から
S.M.D.T ランブクピティヤ

< 資料編>

1 クラス、学校に外国につながる児童生徒がやってきたら
2 役に立つリンク集・活用例

前書きなど

初版出版から早くも2年が経ち、この間、私たちをとりまく社会にも大きな動きがありました。
ひとつには日本という国が国策として、外国人就労者を受け入れることに大きく舵をとったということがあります。2019年4月には入管法の改正により新たな在留資格「特定技能」が誕生し、日本社会で不足している分野の働き手を海外から確保しようとする動きが拡大・加速しています。
こうした外国人受入政策に併せ、2019年6月に成立した「日本語教育推進基本法」は、外国人に対する日本語教育が国や地方公共団体の責務であることを日本政府が法律として初めて定めたものです。

この激動とも言える日本社会の潮流の中で、もうひとつ社会の大きな関心を集めたのは、外国につながりのある子どもの教育のことではなかったかと思います。本書も2019年9月の「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況に関する調査(平成30年度)」の結果公表を受け、情報更新の必要性を鑑み、改訂に踏み切ることになりました。特に、外国籍の子どもの不就学者が約2万人の可能性があるという初の全国調査の結果は社会に衝撃を与えました。外国につながる子どもたちが日本社会の中でどう育っていくのかは、まさに私たち自身がどういった社会を望み、どう社会の動きに向き合っていくのかという問いに直結していくように思えます。そして、この問いを問い続けていくこと自体、本書が改訂される意義のひとつではないかと考えます。

版元から一言

初版は新聞に複数回取り上げられ、短大のテキストとして継続して複数採用されている、わかりやすい入門書です。初版の在庫僅少により、新しい情報を加えた改訂版を発行しました。

改訂版完売により、資料編にQRコードを追加し、役立つ情報にさらに簡単にアクセスできるようになった第3版を2022年2月に発刊しました。
『学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 第3版』(ISBN978-4-909095-21-3)

著者プロフィール

松永 典子  (マツナガ ノリコ)  (編著

松永 典子(まつなが のりこ)
九州大学大学院比較社会文化研究院教授。九州大学博士(比較社会文化)。高校教員時代の青年海外協力隊(マレーシア・日本語教師)参加が多文化・多様性の豊かさや楽しさを知る原点となり、日本語教育、多文化共生教育に携わる。大学と地域社会との連携を模索する中で、小中学校への学生サポーター派遣、学校文書の多言語翻訳活動を始める。子どもが社会で有用な人材に育っていくには、その保護者への支援がさらに必要だと考える。

施 光恒  (セ テルヒサ)  (

施 光恒(せ・てるひさ)
九州大学大学院比較社会文化研究院・教授。慶應義塾大学・博士(法学)。リベラリズムの政治理論が専門。学校教育との関わりでは、人権教育や有権者教育などの公民教育に関心がある。ビジネス上の考慮を教育的考慮よりも優先する近年の風潮に懸念を抱いている。その観点から現在の英語偏重の教育改革に疑問を呈した著書『英語化は愚民化』(集英社新書、2015 年)は話題となり、教育関係者向けに講演することも多い。

波潟 剛  (ナミガタ ツヨシ)  (

波潟 剛(なみがた・つよし)
九州大学大学院比較社会文化研究院・教授。筑波大学・博士(文学)。大学院に入学してから韓国、中国からの留学生と過ごす時間が増え、1998 年度に1年間韓国高麗大学に留学。帰国後、韓国人留学生と学生結婚。2002 年に福岡に住み始めてから男の子3 人を授かる。国際結婚をしていて、双子も育てる父親として、何かと子どもたちの置かれている状況に関心が向くようになり、文学者であることをフルに活用して何かできないかと案を練る日々。

S.M.D.T.ランブクピティヤ  (エスエムディーティー ランブクピティヤ)  (

S.M.D.T. Rambukpitiya(S.M.D.T.ランブクピティヤ)
久留米大学外国語教育研究所・講師。九州大学・博士(比較社会文化)。多民族国家のスリランカで生まれ育ち、母国の日本語教育に携わっていたが、来日以降、多文化共生について積極的に学び、日本語教室のボランティア、学校文書の翻訳、小中学校の学生サポーターなどで活動。外国人住民、外国人児童の母親、外国人扶養者、熊本地震を経験した外国人被災者としての多面的な経験を生かし、学校等でその経験を話す機会も増えている。

上記内容は本書刊行時のものです。