版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
授業力を高める「受けの技術」 山中 伸之(著) - さくら社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
日教販     ト・日・他 → 書店
直接取引:あり(自社)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

授業力を高める「受けの技術」 (ジュギョウリョクヲタカメルウケノギジュツ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:さくら社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ11mm
152ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-908983-79-5   COPY
ISBN 13
9784908983795   COPY
ISBN 10h
4-908983-79-8   COPY
ISBN 10
4908983798   COPY
出版者記号
908983   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年11月8日
書店発売日
登録日
2024年10月7日
最終更新日
2024年11月1日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

将棋や囲碁、柔道や空手といった相手のある競技において、相手の「攻め」を受け止めるための技術=「受け」。
これを、授業に応用すれば、教師が子どもたちに対して行う発問や指示といった技術は「攻め」。子どもたちの発言に反応してその発言を生かし、それによって授業をさらに充実させるための技術が「受け」と捉えられます。
教師が用いる様々な授業技術を、「受けの技術」と「攻めの技術」という観点から授業上達の心得を説いた、新しい授業技術の解説書です。
授業名人・野口芳宏先生の子どもたちとのやりとりを材に取りながら、真似するだけでは上手くいかなかった授業成功の秘訣を、誰の目にも明らかとなるよう平易な語り口で紐解きます。

「受けの技術」一覧
[1]きっちり受ける… 1)板書 2)評価 3)束ね 4)訂正 5)説き聞かせ観 6)机間巡視 7)傾聴 8)間・沈黙・注視
[2]軽く受ける… 9)言い換え 10)確認 11)ユーモア 12)身振り手振り(ジェスチャー) 13)〇か×かと問う
[3]ハートで受ける… 14)共感 15)期待 16)感想 17)驚き 18)黙考
[4]攻めて受ける… 19)再発問 20)ゆさぶり 21)あおり 22)反問(問い返し)23)目標明示 24)挙手

目次

はじめに
序 そもそも授業をなぜ「攻め」と「受け」で考えるのか
一 授業を真似ても上手くいかないのはなぜか
二 「受けの技術」で授業力が高まるのはなぜか
三 「受けの技術」をどのように身に付け、高めるか
四 「受けの技術」の具体
 1 きっちり受ける
 2 軽く受ける
 3 ハートで受ける
 4 攻めて受ける
五 野口芳宏先生の授業に見る、達人の「受けの技術」
 1 感情を込めて反応する、語る
 2 随所で「間」を取る、十分に取る
 3 束ね・言い換え
 4 言語技術、学習習慣、人生観を示す
 5 授業を急がない
おわりに
監修の言葉

版元から一言

教育書を何冊も読んで勉強し、これはと思う実践を追試してみたけれど、思うように進められず表面的な授業で終わった。こんな経験はありませんか? 「子どもが違うから」、「あの発言でシナリオが狂ってしまった」、そう考える前に「受け」の技術を磨いてみることをお勧めします。「受け」の技術とは、著者が野口芳宏先生の授業にあこがれ、この先生は何が違うのかと考えながら長年講座に通い続け、たどり着いた解です。本書では、ここまでやるか!というぐらい徹底的に「受け」の技術が分析され、例示されています。技の種類が整理できると身につけたいスキルが明確になり、習得のスピードがアップします。
「(野口)先生は、どのような子どもを相手にしても、すばらしい授業をされていました。」(〈はじめに〉より)
こんな授業名人を目指して!

 「当意即妙」は「即座に機転をきかして、その場面、場合にぴったりかなった対応をすること」(『大修館四字熟語辞典』)とある。これは「受け」の頂上であり、それは授業人の頂上でもあろう。頂上を目指して登り合おう。(監修者 野口芳宏)

著者プロフィール

山中 伸之  (ヤマナカ ノブユキ)  (

1958 年生まれ。宇都宮大学教育学部を卒業後、小・中学校の勤務を経て、現在は栃木県小山市で教壇に立つ。日本言語技術教育学会理事、実感道徳研究会会長、日本群読教育の会常任委員、栃木県モラロジー教育者部会会長。多くの教師の悩みに応える活動を行っている。
著書『新版 キーワードでひく 小学校通知表所見辞典』『基本からわかる授業参観日事典』『できる教師のどこでも読書術』 ( 以上、さくら杜)、『できる教師のすごい習慣』『カンタン楽しい! 運動会種目77』( 以上、学陽書房)、『全時間の板書で見せる「わたしたちの道徳」小学校1・2 年/ 3・4 年/ 5・6 年』『ちょっといいクラスをつくる8 つのメソッド』 ( 以上、学事出版)、『必ず「一人前の先生」になれる!』(金子書房)、『がんばり過ぎない。でも、あきらめない。学級リカバリー術 』『名言、エピソードで綴るクラスがみるみる落ち着く 1分間の「教室語り」100』(以上、明治図書)等多数。

野口 芳宏  (ノグチ ヨシヒロ)  (監修

1936 年千葉県君津市生まれ。千葉大学教育学部卒業。公立小学校教諭、千葉大学附属小学校教諭を経て、公立小学校教頭、校長を務める。退職後、北海道教育大学教授、植草学園大学教授等を歴任し、現在植草学園大学名誉教授。「鍛える国語教室」研究会、授業道場野口塾各主宰。また2009 年7 月-15 年12 月千葉県教育委員を務めた。
著書『教師の作法 指導』『授業づくりの教科書 国語科授業の教科書』(以上、さくら社)、『利他の教育実践哲学ー魂の教師塾ー』小学館、『野口芳宏 第一著作集全20 巻』『同 第二著作集全15 巻』『鍛える国語教室シリーズ』(以上、明治図書)、『野口流 授業の作法』『野口流 教室で教える小学生の作法』(以上、学陽書房)等多数。

上記内容は本書刊行時のものです。