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一人1台のルール 為田 裕行(著) - さくら社
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一人1台のルール (ヒトリイチダイノルール) 自由に情報端末(デジタル)を使えるようになるために (ジユウニデジタルヲツカエルヨウニナルタメニ)

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発行:さくら社
A5判
縦210mm 横148mm
136ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-908983-52-8   COPY
ISBN 13
9784908983528   COPY
ISBN 10h
4-908983-52-6   COPY
ISBN 10
4908983526   COPY
出版者記号
908983   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年7月7日
書店発売日
登録日
2021年6月7日
最終更新日
2021年6月28日
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紹介

「禁止」ではなく「使えるようになるための」ルール――全国から注目を集めるさとえ学園小学校の着実なレベルアップ型ルールの仕組みを惜しげもなく公開しました!

GIGAスクール構想に先駆けて一人1台活用に取り組んできた注目の学校の日常の姿と、保護者とも連携したその合理的で使いやすいルール運用を詳細に解説。教育ICTの導入から教材開発、研修プログラムの構築等々で数多くの学校現場を知る著者ならではの専門的な視点に基づく解説が、驚くほど平易でわかりやすいのも特徴です。
※全国から訪れる見学者から寄せられた質問に答えるQ&Aは、きっとあなたの学校の「?」にも答えます。

目次

第1 章 学校生活が一気に変わった一人1 台iPad
――学校生活のレポート
 1 朝の会
 2 授業
  1 国語
  2 算数
  3 社会
  4 理科
  5 生活科
  6 英語
  7 水族館
 3 休み時間
 4 帰りの会

第2 章 さとえ式レベルアップ型ルール
 1 レベルごとにできることが決められている
  1 グリーン→ブルー→ゴールドの3 つのレベル
  2 学び方の自由の幅が広がっていく
  3 学年別のレベル割合
 2 レベルアップに必要な「スキル」と「モラル」
  1 グリーン→ブルーへのレベルアップ
  2 ブルー→ゴールドへのレベルアップ
 3 レベルアップの判断
  1 ツール
  2 レベルアップの多面的評価
  3 グリーン→ブルーへのレベルアップ
  4 ブルー→ゴールドへのレベルアップ
  5 使える機能が増えることは子どもたちの憧れ
 4 レベルダウンの判断
 5 レベルアップ型ルールが生み出された理由

第3 章 レベルアップ型ルールの運用のために
 1 チェックシート  
  ■ グリーン→ブルーへのチェックシートの書き方
 2 スキルチェックテスト
  1 グリーン→ブルーへのスキルチェックテスト
  2 ブルー→ゴールドへのスキルチェックテスト
 3 よい活用Book
 4 デジタルツール
 5 担当者の役割

第4 章 保護者との連携で環境をつくる
 1 デジタルで共有する
 2 リアルに集える会

第5 章 これからの学校のスタイル
 1 リモート授業
 2 宿題
  1 学習補助教材(アプリ)
  2 課題提出ツール
  3 長期休暇中の課題
 3 児童会活動
 4 保健室から見たiPad と子どもたち
  1 健康問題の実情
  2 オンライン保健室とオンラインカウンセリングルーム
  3 学校では依存の予防に重点を

第6 章 レベルアップ型ルールを支える考え方
 1 レベルアップ型ルールの基本理念
 2 先生方の思い
  1 校長先生より
  2 一人1台で学校はどのようになるのか?
  3 ICT メンバーより

Q&A こんな時どうしてますか?
 Q iPad を活用していく上でどうしても破損があると思います。どのような破損がありますか?
 Q 破損した際は、どのような対応をしますか?
 Q 壊した場合、保護者負担になるのですか?
 Q 落としてしまうことも考えて、カバーは、丈夫なものがいいですか?
 Q 子ども自身でパスワードを管理できるか心配です。
 Q iPad を、校外に持っていくことはありますか?
 Q iPad は、旅行先に持っていくことはできますか?
 Q 学校で設定しているiPad のプロファイルが外れてしまうことはありますか?
 Q iPad を家に忘れてしまった場合はどうしていますか?
 Q 充電ができていない場合はどうしますか?
 Q 学習とは関係のないことで利用していた場合はどうしていますか?
 Q iPad のスキルアップ授業は行っていますか?
 Q ルールを守れなかった際、取り上げることはしますか?
 Q iPadじゃないと運用できないのでしょうか?
 Q ICT スキルの年間計画はあるのですか?
 Q 軌道に乗せるためにどのような取り組みをしましたか?

終章 その先へ

版元から一言

iPadのように魅力的な情報端末を前に子どもに自制をさせるには、スローガンだけではだめで何らかのしくみが必要です。しかしそれを罰則で縛る形にすると、子どもたちは委縮して情報端末に触らなくなってしまう。子どもたちのモチベーションを引き出し、かつ正しい使い方を浸透させるしくみとはいったい!? 
さとえ学園小学校の先生方が保護者とも連携して構築したそれは、「うまくできてるなー」とつい感心してしまいます。ICTのスクールカウンセリングに長けた著者がこれは!と選んだ好事例ですから、きっとこれからGIGAスクール化を進める学校の参考になると思います。

【協力】学校法人佐藤栄学園 さとえ学園小学校
思考と実践の原点「体験型」教育、正課授業とアフタースクールの融合「複合型」教育により、子どもたちの無限の可能性を開花し、21世紀を輝きながらたくましく生き抜く人材を育てることを目指している。

著者プロフィール

為田 裕行  (タメダ ヒロユキ)  (

フューチャーインスティテュート株式会社 代表取締役
教育ICTリサーチ 主宰
■経歴
慶應義塾大学総合政策学部卒業後,大手学習塾企業へ就職。一斉指導、個別指導,合宿教育などの現場で鍛えられ,1999年フューチャーインスティテュートの設立に参画。東京都における教師への教材開発支援に関わり,現場への教育ICT導入の可能性を模索。幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の教壇に立つと共に,学校の先生向けの研修プログラム設計,授業計画コンサルテーション,教育テレビ番組や幼児向け教材,サービスなどの教育監修を行っている。
■外部委員等
戸田市教育委員会 21世紀型スキル育成アドバイザー,ICT CONNECT 21 EdTech推進SWGサブリーダー,成城学園情報一貫教育推進検討委員会アドバイザー,セサミストリート・ティーチャー
■共著『学校アップデート』(さくら社,2020年)

上記内容は本書刊行時のものです。