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ビーズのおともだち英語版/My Precious Beads
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年4月8日
- 登録日
- 2024年3月19日
- 最終更新日
- 2024年3月26日
紹介
「もらったのは にじいろのビーズ。
しばらくみていると やっぱり うれしくて こころが きらきらしてきたみたい。あれ?
ビーズは ぱっと すがたをかえて ようせいになると……?」
小児がんを患った少女が、入院体験をもとに紡いだ妖精との物語です。伝えたかったのは、治療のつらさでは無くて、希望をもって明るく前向きに笑顔になれること。孤独な治療の体験を、イマジネーションの力で笑顔に。「みんなの えがおは まほうなの!」魔法の言葉は「がんばりパワー!」
作者は日本語版の出版後3か月余り、12歳でお星さまになりましたが「世界中の人を笑顔にしたい!」という想いを受けて家族が英語版を出版しました。
This is a story spun by a girl Waka with childhood cancer, based on her hospitalization experience with a fairy. What she wanted to convey was not the hardship of the treatment, but the hope that one can smile brightly and positively. Through the power of imagination, the lonely experience of treatment is transformed into a smile. "Everyone's smile gives me the magic to believe!" The magic word is "Believe and Be Brave!" She told us.
After the picture book of the original Japanese edition was published, she passed away. She was 12 years old at the time. Her family published the English edition to fulfill Waka’s wish that "I hope this picture book will make everyone in the world smile.”
*絵本の売上の一部は、小児がん・小児難病の治療や研究のために寄付されます。
<絵本『My Precious Beads / ビーズのおともだち』英語版の情報>
Story by Waka Onishi
Written by Hisano Okawa
Illustrated by Kaori Noda
Art direction by Marina Takahashi
Translated by Team WAKA
Waka Onishi
Born in April 2010, she was diagnosed with childhood cancer at the age of 4. She
met Beads of Courage of Shine on! Kids, at the hospital where she was first
hospitalized. At the age of 10, she was a member of the Foorin Gakudan of NHK's
"Paprika".
Team WAKA
The friends who supported Waka fulfill her wish : "I hope this picture book will make
everyone in the world smile.". Ron Schei, Ron Scott and Waka's mom and dad.
Special Thanks to
Beads of Courage, Inc. and Shine On ! Kids
前書きなど
▼わたしはこの絵本を、今まで助けてくれたみんなに届けたいです。
わたしは5才ではじめての手術をしました。その時、助けてもらった命を大切にしていくことを約束しました。それからも、何度もいろいろな場面で、たくさんの人に助けてもらって大きくなれました。「夢をかなえながら、がんばれてるよ。ありがとう」と伝えたいです。読んでくれたみんなが、笑顔になってくれたらいいなと思います。
作者 おおにしわか より
▼なぜこの絵本を作ろうと思ったのか(作者わかちゃんのお母さんより)
わかは小さい時から絵を描くことが好きでした。ママとパパと手をつないでニコニコ笑っている家族の絵を、毎日のように描いていました。ある日、わかの絵が4人になりました。「おねえちゃんになったね。」そう思っていた矢先、わかの病気がわかりました。小児がんです。4歳の幼い子どもにとって長い入院生活でさみしかったはずですが、ベッドの上はいつも、小さな作品に囲まれていました。
「わかは絵と工作が好き。字を書くのも得意だから、絵本作家さんになりたいな。」
小学校に入学したころから、夢は「絵本作家」。母親としては、叶えてやりたい気持ちです。大人になるまで待てない私は、「早くつくってみようよ!」と、わかの作品を楽しみにする毎日でした。折り紙に描いた小さな絵が、気が付けばiPadで動画になったりして、我が子の成長を感じられるようになりました。
この「ビーズの妖精たち」は、「治療をがんばってもらった宝物が、わかの大好きな妖精さんになったらステキね」という会話から生まれました。妖精の名前、衣装、羽の形など、治療をモチーフに、わかのこだわりが込められています。少し苦手だった文章は、作文教室の先生の力を借りて、約20ページの原作が出来上がったのは、4年生の時です。
「絵本作家」の夢を叶えてやりたい私は、ニジノ絵本屋さんに相談しました。病気がわかって落ち込むこともありますが、たくさんの応援してくれている人のおかげで夢を叶えてあげることができました。これからも家族で頑張っていきたいと思います。
関連リンク
https://nijinoehonya.studio.site/beads
上記内容は本書刊行時のものです。