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在庫ステータス
品切れ・重版未定
取引情報
取引取次:
ツバメ出版流通
直接取引:
あり(自社)
ひとつゆび
A5
縦210mm
横148mm
厚さ8mm
重さ 200g
84ページ
仮フランス装
価格
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2020年8月25日
- 書店発売日
- 2020年8月25日
- 登録日
- 2020年8月11日
- 最終更新日
- 2021年8月7日
紹介
見開かれた瞳に映じる世界の明滅。新鋭による第一詩集。
カバー・口絵写真=manimanium、装幀=鈴木規子。
このとまらないゆれは
うまれるずっとまえからはじまっていると
どこかに書いてあったようにおもう
大きなゆれにたおれないよう
われないよう
あんしんかんを やすらぎを
かろうじて
ひとつのゆびで
おさえてゆくのだろう
(「ひとつゆび」より)
目次
あいえらび
ひとつゆび
サン・ミゲル・デ・アジェンデの鳩
とける海
剥離する暗がり
祈りの方法
やし科の実
電子のなみまで
死の色
森
Wedding
インターネット・アイドル
匿名のぼくたち
TAPIOCA
夜型をゆるして
息づくことのうらづけに
鷺のなきごえ
白惑星
うまれたのはこの星
前書きなど
ときに風が、ときに太陽が電気をつくりだすのとおなじように、だれかが発音によって表現するかたわらで、わたしは文字をとおして表現します。
こころの景色、ここではない別の地でのものがたり、よく見知った地でのはなし。ろうそくの火とネオンの火、どちらにおいても愛おしく。
ことなる方法でありながら、むかう先はまじわって、またはなれて、またであう。そういったことばのあつまりを、すきでいるために書いています。(「あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。