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在庫あり
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取引取次:
ツバメ出版流通
直接取引:
あり(自社)
ペデルペスの足跡──日本近代詩史考
4-6
縦188mm
横148mm
厚さ19mm
重さ 200g
244ページ
並製
価格
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年12月1日
- 書店発売日
- 2018年12月7日
- 登録日
- 2018年11月19日
- 最終更新日
- 2018年12月8日
紹介
口語自由詩を切り開いた萩原朔太郎、西脇順三郎、宮澤賢治、中原中也、立原道造たち近代詩人が通った一様ではない進化の過程。太平洋戦争に直面した三好達治、草野心平、伊東静雄たちの生の痕跡。詩の実作者が辿る詩史論。
目次
日本近代詩の問題―前書に代えて
ペデルペスの足跡
「浄罪詩篇」時代―萩原朔太郎
『氷島』の詩語―萩原朔太郎
遠いものの連結―西脇順三郎
文語定型詩への到達―宮澤賢治
歌の成立―中原中也
口語自由詩の完成―立原道造
*
反「師系」の文学としての詩
戦争と詩人
戦争と詩人
頸ながし鳥臀おもし鳥―三好達治
死んだら死んだで生きてゆくのだ―草野心平
このかさのひらかずば―伊東静雄
前書きなど
詩の進化は一本道ではなかった。人生の苦難に行き当たって、文語に還っていく詩人がいた。それはさながら陸地に上がりながら、また海にもどっていったクジラのようであった。もともと詩の最終目標が文語詩である詩人もいた。それはいったん淡水域に入って肺を持ちながら、海に還って肺を浮袋に進化させた魚たちのようであった。(「日本近代詩の問題 ──前書に代えて」より)
上記内容は本書刊行時のものです。