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出版者情報
世界の民芸玩具
日本玩具博物館コレクション
- 初版年月日
- 2020年9月
- 書店発売日
- 2020年9月14日
- 登録日
- 2020年8月21日
- 最終更新日
- 2020年8月21日
紹介
時代に取り残され、 消滅しようとしている民衆芸術に いま、光を当てる。
1963年、私鉄鉄道員だった井上重義氏は1冊の本との出合いをきっかけに、手作りの玩具という子どもに関わる文化遺産が世界的に失われていく状況を知り、仕事のかたわら全国の郷土玩具の収集を始めた。
1974年に、自らのコレクション公開のため、兵庫県姫路市郊外の小さな町に日本玩具博物館を設立する。いくつもの大型コレクションの寄贈を受けて、我が国を代表する玩具博物館へと発展を遂げている。2016年にはミシュラン2つ星に選ばれ、国内外からの評価を受けている。
本書は、同館の90,000点を超える「世界の民芸玩具コレクション」から、味わい深い玩具や人形、また宗教的な装飾物などを選び、鮮やかな写真と解説によってそれらの魅力を伝えようと試みている。また、民芸玩具を数多く有する5つの国を取り上げ、それぞれの歴史と現場を紹介するほか、10のテーマで民芸玩具の普遍性と産地の個性を探っている。軸原ヨウスケによる工芸品のような造本も魅力。
本体3,000円+税
目次
近世から近代へ 二〇世紀に伝えられた玩具文化
世界の民芸玩具地図
アジアの民芸玩具
アフリカの民芸玩具
ヨーロッパの民芸玩具
アメリカの民芸玩具
コラム:民芸玩具の宝庫1 中国
コラム:民芸玩具の宝庫2 インド
コラム:民芸玩具の宝庫3 ドイツ
コラム:民芸玩具の宝庫4 ロシア
コラム:民芸玩具の宝庫5 メキシコ
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち1 アルマジロの造形
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち2 騎馬人形
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち3 陶器のままごと道具
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち4 木の実のこま
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち5 削り掛けの鶏
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち6 鬼の張子面
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち7 植物編みのボール
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち8 麦わら細工の小箱
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち9 赤ちゃんをあやす木製人形
コラム:世界に広がる玩具のきょうだいたち10 扇の鳥
日本玩具博物館の世界の民芸玩具コレクション(井上重義)
民芸と玩具(軸原ヨウスケ)
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。