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取引情報
気功家のための中医学入門
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年9月
- 書店発売日
- 2016年9月1日
- 登録日
- 2016年7月6日
- 最終更新日
- 2016年8月31日
紹介
陰陽論と五行論で、宇宙や大自然と、小宇宙であり小自然である人間との不可分な関係を把握します。陰陽・五行を学ぶことによって、気功の究極の目標とする「天地人合一」を知的に把握します。
さらに古典に示される361の経穴を用いた実習をし、鍼灸師や指圧・整体師はこの理論と実技を修得、患者への施術につなげます。
目次
はじめに
第1章 陰陽学説と気功
一 陰陽学説の基本的内容
二 陰陽学説の気功への応用
第2章 五行学説と気功
一 五行の性質と基本的内容
二 気功法における五行学説の応用
第3章 精・気・神学説と気功
一 「精」について
二 気について
気の概念
気の分類
気の人体における生理機能
気と血の関係
三 神について
神の概念
神の分類
元神と識神との関係
神と精・気との関係
神の生理的機能
五臓の「神」
四 「精」「気」「神」と気功の作用
第4章 臓腑学説
一 五臓について
二 六腑について
三 五臓と六腑の関係
臓と臓の関係
臓と腑の関係
第5章 経絡・経穴
一 経絡とは
十二経脈
奇経八脈
二 経穴とは
三 十二経脈中に分布する経穴
手太陰肺経(十一穴)──多気少血
手陽明大腸経(二十穴)──多気多血
足陽明胃経(四十五穴)──多気多血
足太陰脾経(二十一穴)──多気少血
手少陰心経(九穴)──少血多気
手太陽小腸経(十九穴)──多血少気
足太陽膀胱経(六十七穴)──多血少気
足少陰腎経(二十七穴)──少血多気
手厥陰心包経(九穴)──多血少気
手少陽三焦経(二十三穴)──少血多気
足少陽胆経(四十四穴)──少血多気
足厥陰肝経(十四穴)──多血少気
督 脈(二十八穴)
任 脈(二十四穴)
気功外気の医療への応用
気功外気の物質的な基礎
外気の生物に及ぼす影響
外気療法の方法
外気療法の注意事項
内養功 易筋行気法
内養功は大きな体系である
内養功練功法
軟式呼吸(吸─呼─停)
硬式呼吸法(吸─停─呼)
前書きなど
〈はじめに〉より
気功法が健康づくり、疾病の治療に役立つ実践法であることは言うまでもありませんが、その気功をより深く理解し、実践に活用していくためには、どうしてもその根幹となっている中医学と易の思想を一定程度修得していく必要があります。
私たちは、長い間西洋医学の強い影響下で生活してきたため、ものごとを、どうしても分析的、分断的にバラバラに観る癖がつきすぎて、全体を大きく捉え調和やバランスを大切にする視点が、かなり欠けてきているように思います。
その点、中医学や易の考え方は、健康や疾病を位置づける上で、たんに人間の内部の問題や細菌・ウイルスといった外敵との闘いの結果として捉えるだけでなく、森羅万象発生の根源である宇宙、生物の活動エネルギーの元である太陽、引力・潮力の変化で生理現象に強い影響を及ぼす月など、大自然とのバランスの中で捉えます。
上記内容は本書刊行時のものです。