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精神医療の現実
処方薬依存からの再生の物語
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年11月
- 書店発売日
- 2014年11月15日
- 登録日
- 2014年10月22日
- 最終更新日
- 2018年10月9日
書評掲載情報
2015-04-04 |
図書新聞
2015/4/4号 評者: 萩原信彦(評論家) |
2015-03-04 | 社会新報 2015/3/4号 |
2015-01-25 | ふぇみん 2015/1/25号 |
2015-01-05 | 福祉新聞 2015年新春特別号 |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2018-10-10 |
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紹介
2010年に開設したブログ(「精神医療の真実 聞かせてください、あなたの体験」を通し、わらをもつかむ思いで連絡をしてきた当事者や家族。彼らとのメールのやりとりから、処方薬依存の実態が浮き彫りに。薬を減らすことに決めたものの、離脱症状に七転八倒する人。あまりの苦しさに再服薬を決意する人。長年続いた多剤大量処方のため減薬すらできない人。離脱症状を乗り越えて断薬に至る人……。これら9のケースに学び、処方薬依存からの再生の道を探る。
目次
第一章 九年間の闘いからの脱出
ケース1 千春さんの場合――夫からのメール
第二章 流行病としての双極性障害
ケース2 マキさんの場合――うつ病治療一〇年
■コラム1 うつ病キャンペーンとセットで現れたSSRI現象の罪深さ
■コラム2 がっかりする抗うつ薬
■コラム3 病気じゃない人がいなくなる? DSMという診断基準
第三章 ベンゾ離脱症候群の罠
ケース3 柳田さんの場合――服薬七年、アリ地獄からの脱出
■コラム4 ベンゾジアゼピン考
第四章 一気断薬はつらすぎる
ケース4 諭史さんの場合――デパスの一気断薬による遷延性離脱症状
ケース5 智子さんの場合――医師による一気断薬
■コラム5 やっぱり「電パチ」はあかん
第五章 難治性統合失調症という医原病
ケース6 由美子さんの場合――「薬は何を飲みたいですか」
ケース7 祐介さんの場合――母親からのメール
ケース8 早苗さんの場合――父親からのメール
■コラム6 マーティン・ハロウの統合失調症の長期転帰に関する研究
第六章 再生の物語
ケース9 山路さんの場合――数々の薬害を乗り越えて
前書きなど
「本書に登場してくれた人たちは、離脱症状という苦しみを乗り越え、あるいはいまだそのただなかで闘いつづけながらも、自分の体験が少しでも他の人の役に立つならと、取材を快く引き受けてくれた人たちである。彼、彼女たちにこの場を借りてお礼を述べるとともに、せめて、彼、彼女たちが、精神医療で失うことになってしまった人生の時間を、取り戻せないにしても、その体験から何らかの益を引き出すことができるようにと願っている。
そして、本書が、これから減薬を試みる人たちに、小さいながらも、勇気と確信を与えるものとなることを。」(まえがきより)
上記内容は本書刊行時のものです。