書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
AIDで生まれるということ
精子提供で生まれた子どもたちの声
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年5月
- 書店発売日
- 2014年5月1日
- 登録日
- 2014年6月19日
- 最終更新日
- 2022年5月1日
書評掲載情報
2015-08-01 |
婦人之友
2015/8号 評者: 松村由利子(歌人) |
2015-03-31 | 女性学 Vol.22 |
2015-03-09 | 福祉新聞 2015/3/9号 |
2014-10-01 | 法学セミナー 2014/10号 |
2014-09-01 | 月刊 We learn 2014/9号 |
2014-08-01 | 女性情報 2014/8号 |
2014-08-01 | 月刊KOKUTAI 2014/8号 |
2014-07-22 | 婦人公論 2014/7/22号 |
2014-07-13 |
朝日新聞
評者: 荻上チキ(「シノドス」編集長) |
MORE | |
LESS |
重版情報
4刷 | 出来予定日: 2019-06-01 |
3刷 | 出来予定日: 2015-02-12 |
2刷 | 出来予定日: 2014-06-30 |
MORE | |
LESS |
紹介
本書は非配偶者間人工授精(AIDあるいはDI。夫以外の第三者から提供された精子を用いた人工授精)で生まれた人たちが、自分たちの体験を、自分たちの言葉で綴ったものです。
不妊治療の一つであるAIDは60年以上にわたり行われてきたにもかかわらず、秘密にされ、生まれた人の声はこれまでほとんど顧みられることがありませんでした。最近は、AID以外に卵子提供や代理出産など第三者の関わる生殖技術が行われはじめていますが、その是非を論ずるとき、生まれた子どもの声を知ることは必須です。
AIDで生まれた人が何を思うのか、育つ家庭で何が起こっているのか等々、まずは長い歴史のあるAIDの実情に目を向け考えてほしいと願い、本書はつくられました。法整備に向け、この技術を社会全体がどう受け止めるのか議論するためにも必読の書です。
●目次●
■AIDで生まれた子どもの声(当事者6人の手記)
・生まれた人たちの声を聞いてほしい
・なぜ遺伝上の父親を知りたいのか
・子どもの人生は子どものもの
・モノのようにやり取りされつくられることはあってはならない
・DNAに秘密あるらし神の留守
・今も大好きな母だからこそ母を信じきれないことが悲しい
■座談会( 参加者:当事者4人と研究者)
当事者に会って変わったこと/母親との関係/父親に対してはどう思う?/母親に対して“裏切られた” という感覚が強い/当事者として発言して/身近な人に話せない/子どもを「生んでしまった」/怒りのもと/この技術についてどう思うか/出自の権利が認められても違和感は消えない/医者に腹が立つ/親がレズビアンやシングルなら?/どうしたら生きやすくなるか
■当事者とは誰なのか(長沖暁子)
第三者の関わる生殖技術/生殖技術に関する規制/出自を知る権利/生まれた人の声/親たちはなぜ子どもにAIDで生まれたことを伝えないのか/精子提供者/何が必要なのか/なぜ子どもが欲しいのか、家族とは何か
目次
■AIDで生まれた子どもの声(当事者6人の手記)
・生まれた人たちの声を聞いてほしい
・なぜ遺伝上の父親を知りたいのか
・子どもの人生は子どものもの
・モノのようにやり取りされつくられることはあってはならない
・DNAに秘密あるらし神の留守
・今も大好きな母だからこそ母を信じきれないことが悲しい
■座談会( 参加者:当事者4人と研究者)
当事者に会って変わったこと/母親との関係/父親に対してはどう思う?/母親に対して“裏切られた” という感覚が強い/当事者として発言して/身近な人に話せない/子どもを「生んでしまった」/怒りのもと/この技術についてどう思うか/出自の権利が認められても違和感は消えない/医者に腹が立つ/親がレズビアンやシングルなら?/どうしたら生きやすくなるか
■当事者とは誰なのか(長沖暁子)
第三者の関わる生殖技術/生殖技術に関する規制/出自を知る権利/生まれた人の声/親たちはなぜ子どもにAIDで生まれたことを伝えないのか/精子提供者/何が必要なのか/なぜ子どもが欲しいのか、家族とは何か
前書きなど
この本が、AIDの問題について知り、考えることのきっかけになることを願っています。
版元から一言
第三者の関わる生殖技術を論ずるとき、生まれてくる子どもことを考えるという視点が社会に定着することを願っています。
上記内容は本書刊行時のものです。