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ダイエットは習慣が9割
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2023年5月19日
- 登録日
- 2023年3月7日
- 最終更新日
- 2023年6月7日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2023-06-01 |
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紹介
完璧主義を手放そう
痩せる秘訣は70点のダイエット生活!
短期間に無理なダイエットをして痩せても、リバウンドしたり、身体を壊してしまう人があとを絶ちません。本書では、某有名ジムでパーソナルトレーナーとして活躍した「ダイエットポリス」が、誤ったダイエットの知識を一刀両断! 本当に健康的に痩せられて、リバウンドしない方法をお伝えします。
習慣が変われば体型が変わる。体型が変われば人生も変わる。
あなたがこれまでダイエットに失敗していたのは意志が弱いからではありません!意志の強さではなく「習慣化」こそがダイエット成功の秘訣です。
今まで流行してきた「バナナダイエット」や「糖質制限ダイエット」はリバウンドが付き物でした。なぜならこれらの食生活は続けられないからです。体型は習慣によって作られる姿なので、ダイエットは続けられなければ意味がありません。
2ヶ月キツイ食事制限をするよりも、毎日バランスの良い食事をとる方が痩せられます。 週1回ジムに行くよりも、毎日階段を使った方が痩せられます。
1日1万歩はなかなか続けられませんが、通勤中に20分早歩きする方が続くので、痩せられます。
ダイエット関連の本を300冊以上読み、パーソナルトレーナーとして数多くのダイエットを成功させてきた著者だからこそわかる、科学的な根拠に基づくダイエット法を紹介します。
いくら痩せる方法を知っていても、「継続すること」はとても難しく、すぐに習慣にすることはできません。習慣化のキーになるのは「仕組み作り」です。その秘訣を本書で明かします。
従来のダイエットにありがちなリバウンドの原因は、体のシステムを無視した無理な目標設定と、それに基づく誤った食生活です。体の仕組みについて解説しながら、緩やかに、そして健康に痩せる方法を伝授します。三大栄養素のバランスと質、健康的な食事を継続的に摂り続ける方法も解説。さらに、ダイエットに深く関係する睡眠や食事の時間帯についても、科学的な根拠に基づき、どう行うのが最適かをお伝えします。
本書で健康的なダイエットを成功させる習慣を知って、10年後も20年後も健康でいられる自分になりましょう!
目次
第1章 あなたのダイエットはなぜ続かないのか
・つらいダイエットは失敗する
(脱・短期集中ダイエット/習慣にならないダイエットは勝率2割のギャンブル)
・ダイエットを繰り返すほど太っていくという真実
(脂肪を蓄える能力とホメオスタシス/ダイエットをするほど太っていくワケ/目指すはリバウンドのないダイエット)
・体型をつくるのは毎日の習慣
(意志が弱いから痩せないのか/その習慣が肥満体型をつくる/一生続けられるのが理想のダイエット)
第2章 ダイエットは習慣が9割
・誰でも習慣化できる4つのステップ
(新しい習慣を身につけるために/ダイエット習慣は続ければ続けるほど効果的)
・習慣化のための継続のコツ
(緩やかに変化させる/楽しみを見いだす/周りの人を巻き込む/仕組みに頼る/悪習慣を断つ方法/完璧主義を手放そう)
第3章 リバウンドせず健康的に痩せるための目標設定
・体重をダイエットの目標にしてはいけない
(目的のないダイエットは失敗のもと/体重よりも見た目の体型を目標に)
・ダイエットにおける目標の立て方
(体重や体脂肪率の目安/1kgの体脂肪を減らすのに必要なエネルギー/習慣を変えることも目標に/長期的な目標設定も大切)
第4章 痩せる食事習慣「どう食べるべきか」
・手軽で最も効果的なダイエット①レコーディング
(食べたもの・飲んだものを記録する/体重と体脂肪率はどう測るか)
・手軽で最も効果的なダイエット②よく噛むこと
(早食いは肥満のもと/よく噛むと消費エネルギーがアップする/よく噛むことは睡眠の質や健康状態も改善/噛む習慣を身につけるための方法/マインドフル・イーティング/おかずファースト&カーボラスト/ニセの食欲を撃退せよ/痩せる水の飲み方/ジュースやコーヒーを飲むときの注意点)
・痩せる3食の割合
(朝食を抜くと太る/朝食抜きは健康面から見てもNG/1日の最適な食事の割合/食生活は1週間単位で考える)
第5章 痩せる食事習慣②「何を食べるべきか」
・瘦せるために摂りたい栄養素
(食事改善は最も効率のいいダイエット/実践の前にまずは正しい知識から/まず知っておきたい「PFCバランス」/太りやすい糖質と太りにくい糖質/糖質ゼロ食品の罠/健康のために欠かせない七大栄養素)
・痩せるために摂りたい食品
(「まごわやさしい」で7大栄養素をバランスよく摂ろう/缶詰や乾物で手軽に「まごわやさしい」を実践/外食やコンビニ食が多い人におすすめの食べ方/色で献立を考えよう/食べる量は「手ばかり法」が効果的/ダイエットにサプリメントは必要か/お酒が太るワケ/飲酒量を減らすには/痩せるスイーツの食べ方)
第6章 痩せる生活習慣
・ジム通いよりも日常生活での活動量を増やす
(運動も習慣化することが大切/1日のエネルギー消費の内訳/「1日1万歩」よりも早歩きや階段のほうが効果的/座っている時間が長い人は要注意
姿勢を整えるだけでも代謝はアップする/呼吸も運動の一部/生活活動が整ってきたら運動も)
・痩せる睡眠習慣
(睡眠不足は太る原因になる/良質な睡眠を取るための生活習慣/寝る直前のスマホは睡眠の質を下げる)
・ストレス太りを防ぐ生活習慣
(ストレスは肥満のもと/慢性的なストレスがダイエットを阻害する/食事以外のストレス解消法を知る/ポジティブに解釈する習慣を身につける/ダイエット習慣は幸せにつながる)
コラム 理想のボディをつくるための筋トレや有酸素運動
(筋肉をつければ代謝のいい体が手に入る?/腹筋を頑張ってもお腹痩せはしない/ダイエット効果を高める筋トレとは/ダイエット効果を高める筋トレとは?)
前書きなど
はじめに
『ダイエットは習慣が9割』というタイトルを見て「どういうこと?」と疑問符が浮かんだ方もいると思います。そんなあなたには、まず「おめでとうございます!」という言葉をお伝えしたいと思います。
ほとんどのダイエット本は「1ヶ月で5キロ痩せる!」や「〇〇だけで簡単に痩せる!」など、短期間で大幅に、手軽に痩せることをアピールしています。この状況は令和になっても変わらず、新しいダイエット法が続々と登場しています。
バナナダイエット、こんにゃくダイエット、最近では糖質制限や「〇時間断食」といった方法も流行していますが、そうした方法で短期的に痩せてもリバウンドしてしまった、という方が、あなたの周りにもいるのではないでしょうか? 「短期間で大幅に痩せる!しかも〇〇だけで!」とアピールしているダイエットほど、高確率でリバウンドするものなのです。
また、「今年こそ痩せるぞ」とスポーツクラブに入会したけれど、なかなかやる気が続かなかったり、家で筋トレをしようと始めても、三日坊主で終わってしまう人も多いと思います。
短期間だけダイエットを頑張って体重が減っても、その生活を維持しなければ体型も元に戻って当然です。ダイエットは短期的なイベントではなく、一生続く生活習慣です。だからこそ、この本のタイトルは『ダイエットは習慣が9割』なのです。タイトルを見て「どういうこと?」と思い手に取った方は、健康的に痩せてリバウンドしない本当のダイエットにたどり着いたということなので、「おめでとうございます!」とお伝えしました。
申し遅れましたが、本書の著者、ダイエットポリスこと増戸聡司と申します。
この「ダイエットポリス」という肩書きは、ツイッターを中心としたSNSでの私のアカウント名です。健康を害したり、リバウンドしたりするような危険なダイエットを注意喚起し、「健康的に痩せてリバウンドしない本物のダイエット法」を伝える活動をしています。
私の本業はダイエットトレーナーです。ダイエットプログラムで一斉を風靡した某ダイエットジムでのトレーナー経験などを経て、現在はオンラインで食事指導を行ったり、運動指導者としてクルーズ船で年齢や性別を問わず、多くの方の健康をサポートしています。
ちなみにトレーナーになる前は、警察官をしていたことから、ダイエットポリスというアカウント名が誕生しました。
たくさんの方にダイエット指導をしてきて感じるのは、ほとんどの人が早く、手軽に痩せたいあまりに、短期集中の〇〇ダイエットに飛びつきすぎているということです。
「今まで色々なダイエットをしてきたけど、毎回リバウンド……」
「年齢のせいか、以前より痩せにくくなった……」
「私は意志が弱いから痩せない。もうあきらめようかな……」
このような思いをしている方に、ぜひ本書を読んでいただきたいと思います。
この本では「1ヶ月で5キロ痩せる! しかも〇〇だけで!」とアピールするダイエットとは、真逆の方法をお伝えしています。体重は緩やかにしか減らしません。その代わりに、健康を害することなく痩せることができて、リバウンドもしないダイエットです。
そもそもダイエットは、「何か1つの〇〇だけをやれば痩せる」というものではありません。イメージとしては、大学入学共通テスト(昔のセンター試験)のようなものです。1教科だけを必死に頑張っても、他の教科を疎かにしていたら合格はできません。「〇〇だけダイエット」も同じです。本当のダイエットは、全ての教科でまんべんなく平均点を取ることで結果的に合格する、そんなイメージです。
例えば、よくある危険なダイエットは、食事制限を最重要視するものです。制限なので、食べる量を我慢して減らすことばかりに目が行きます。しかし正しいダイエットは、食事制限ではなく「食事改善」をします。「何を我慢するか?」ではなく、「何を、どのくらい、いつ、どのようにして食べるか?」を考えることが食事改善です。また「ダイエットといえば、とにかく運動!」と思っている人も多いですが、実際には日々の歩行、階段、姿勢、呼吸などもダイエットで大切な要素です。さらには睡眠やストレスのコントロールも、健康的に痩せるために欠かせません。
間違ったダイエットは厳しい食事制限なので続かなくて当然ですが、本当のダイエットは生活習慣を緩やかに変えるので、決してつらいものではありません。もしあなたが、この本でお伝えすることを実践し、それを習慣化することができれば、「今はダイエット中だ」という意識さえ無くなり、気づいたら健康状態も良くなり痩せていた―そんな明るい未来が待っています。
ぜひ、本書を読むだけでなく、必ず実践してください。そして、疑問があれば、ツイッターやLINEのオープンチャットなどで、質問してください。本書を読んでくださったみなさんが正しいダイエットの仕組みを知り、人生で最後のダイエットにしていただけたら本望です。そして健康的に痩せて、理想の体型を維持できる方が一人でも増えるように願っています。
2023年4月
ダイエットポリス・増戸 聡司
上記内容は本書刊行時のものです。