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ビオシティ BIOCITY 90号 世界遺産の歴史と未来像
巻次:90号
世界遺産条約50周年・日本批准30周年
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月9日
- 書店発売日
- 2022年4月8日
- 登録日
- 2022年4月7日
- 最終更新日
- 2022年4月14日
紹介
★この書籍の小売店頭価格は、2,500円+税です。
2022年は世界遺産条約の採択から50年、また日本の参加から30年にあたる。この大きな節目に、ユネスコ第8代事務局長として、世界遺産政策に深く関わってきた松浦晃一郎博士をはじめ、日本の自然遺産、文化遺産登録に深く関わってきた4人が、これまでの歴史をレヴュー。また、非西洋の文化的価値が認められるきっかけとなった「奈良文書」採択の舞台裏を初めて紹介する。二部では、登録をめざす「未来の世界遺産」に光りを当て、自然の豊かさと、そこに育まれた文化の継承という、これからの世界遺産の活用を考える。
目次
目次
特集
世界遺産条約50周年・日本批准30周年
世界遺産の歴史と未来像
企画・監修 逞い文化を創る会
6 巻頭言 先人の遺した類い稀な資産に学ぶ 岩槻邦男
Part 1:ユネスコ世界遺産レヴュー
10 ユネスコ世界遺産の50年 文化的景観の誕生とグローバル戦略 松浦晃一郎
20 日本の文化遺産の30年 世界の潮流と奈良文書が果たした役割 西村幸夫
30 縄文と《太陽の塔》 日本文化の持続あるいは再生を考える 五十嵐敬喜
38 日本の自然遺産の30年 世界遺産に登録される日本の自然 岩槻邦男
Part 2:世界遺産をめざす日本の自然・文化資産
50 佐渡島の金山 手工業による金生産システム 宇佐美 亮
58 飛鳥・藤原の宮都 日本の古代国家誕生の地 持田大輔
68 近世日本の教育遺産群 自由で闊達な学びの場 藤尾隆志
78 「マリモの阿寒湖」と周辺の湖沼・湧泉群 若菜 勇
88 四国遍路 回遊型の巡礼道とお接待文化 松本和彦
96 立山砂防 日本固有の砂防遺産 新田八朗
Part 3:世界遺産を活かした自然と文化の継承
104 紀伊山地の霊場と参詣道 信仰の山の伝統と地域の誇り 辻林 浩
112 五箇山合掌造り集落 人のくらしが生み出す美しい景観 黒田乃生
連載
120 欧州グリーンインパクト⑪ フランスの世界遺産庭園 遠藤浩子
前書きなど
世界遺産のエンブレムは、自然と文化が不可分離の関係にあることを象徴している。世界遺産を通じて、わたしたちは、この地球の自然の豊かさと、そこに育まれた文化の逞さを、先人の遺してくれた類い稀な資産から学び取る。(岩槻邦男「巻頭言」より)
版元から一言
第8代ユネスコ事務局長をはじめ、世界遺産登録の当事者であった4人がリアルな歴史を語る。非西洋の文化的価値が認められるきっかけとなった「奈良文書」採択の舞台裏は必見。未来の世界遺産の魅力も先取り。
上記内容は本書刊行時のものです。