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BIOCITY ビオシティ 80号 日本の美しいむら再発見! 水系散居村の歴史と景観
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年10月7日
- 書店発売日
- 2019年10月7日
- 登録日
- 2019年10月5日
- 最終更新日
- 2019年10月11日
紹介
創刊25周年+80号を記念し、「日本の美しいむら」として知られる散居村を、植物学、歴史地理学、景観学など、さまざまな分野の専門的知見を結集し、「水系散居村」という視点で取り上げる。富山県の砺波平野や山形県飯豊町など、日本全国に残る散居村は、その源流を中世まで遡る。散居村の多くが、河川がつくりだす扇状地や、島の傾斜地などに立地し、水の恩恵を受けながら歴史を刻んできた。昨今、屋敷林の生物多様性や防水・防風・防雪の機能や環境対応性が評価され、エコの視点からも注目を集めている。世界遺産の文化的景観の価値も見据え、知られざる散居村の歴史と魅力を紹介する。
目次
2 口絵 散居村の四季
10 巻頭言 水系散居村の哲学と景観 糸長浩司
Part I 散居村の歴史と景観を読み解く
22 散居の生活を支える屋敷林 自然と共生するための役割と特性 岩槻邦男
30 砺波散村の歴史 古代から現代まで 歴史地理学から読み解く散村の変遷 金田章裕
40 散居の文化的景観 自然と共生するための役割と特性 五十嵐敬喜
Part 2 各地の散居村の形成と固有性
48 砺波平野の水田・水利システム 砺波発の水利用11の工夫 広瀬慎一
56 壱岐島の散居集落の空間と暮らし 江戸時代から続く壱岐型土地利用 加藤仁美
84 出雲平野、築地松の造形と機能 その根底にあるもの 長野和雄
72 胆沢扇状地の散居村ランドスケープ 人の目、鳥の目、カエルの目による視座 大澤啓志
81 黒部川扇状地散居村と水 自然と一体化した豊かな生活空間 水嶋一雄
90 山形県飯豊町「田園散居集落」の歴史 日本の美しい村はいかにして生まれたか 伊藤賢一
100 中国四川の散居と文化 オルターナティブとしての院子的居住 小島泰雄
108 全国散居村連絡協議会の歩み 散居村を有する自治体の交流連携 遊部晶子
前書きなど
創刊25周年+80号記念し、「日本の美しいむら」散居村を特集。富山県の砺波平野や山形県飯豊町など全国の散居村は、中世に遡る長い歴史をもつ。生物多様性、世界遺産を見据えた文化的景観など、その知られざる魅力を紹介。
版元から一言
創刊25周年+80号を記念し、「日本の美しいむら」として知られる散居村を、植物学、歴史地理学、景観学など、さまざまな分野の専門的知見を結集し、「水系散居村」という独自の視点で取り上げる。散居村の美しい風景写真もふんだんに掲載。全国の散居村を取り上げたこれまでにない一冊。
上記内容は本書刊行時のものです。