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神々が宿る聖地 世界遺産 熊野古道と紀伊山地の霊場
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年12月
- 書店発売日
- 2016年12月5日
- 登録日
- 2016年12月16日
- 最終更新日
- 2021年1月8日
紹介
紀伊山地には、自然信仰、仏教、修験道を背景に形成された、「吉野・大峯」「高野山」「熊野三山」の三つの霊場があり、千年以上にわたって日本人の精神性に重要な役割を果たしてきた。この三霊場とそこへ至る参詣道は、「信仰の山」の伝統を良好に残す比類のない事例として、2004年に世界遺産に登録された。以来、国内外から多くの人々が訪れるようになり、2016年11月に、熊野古道の中辺路と大辺路、高野参詣道で新たに追加登録が認められた。
本書は、追加登録を記念して、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の歴史と概要、海外にも人気の高い熊野古道の魅力、世界遺産の景観や自然を守る地元の人々の活動を紹介する。
目次
目次
第一章 紀伊山地の歴史と世界遺産の概要
信仰の山、紀伊山地の歴史 辻林 浩 06
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産 藤井幸司 24
第二章 座談会
世界遺産熊野古道 日本の自然観から世界平和へ
五十嵐敬喜+岩槻邦男+辻林 浩+西村幸夫+真砂充敏+松浦晃一郎 23
第三章 紀伊山地の自然と信仰
紀伊山地の自然と熊野古道 岩槻邦男 66
高野参詣の作法 山陰加春夫 82
吉野・大峯と熊野三山の結びつき 菅谷文則 98
人はなぜ歩くのか 五十嵐敬喜 114
第四章 熊野古道を守るために
熊野古道を取り巻く森林 文化的景観と森林管理 速水 亨 130
世界遺産の保全と地域の取り組み 真砂充敏 144
熊野古道をめぐる議論 「顕著で普遍的な価値」と今後の論点 西村幸夫 156
前書きなど
紀伊山地には、自然信仰、仏教、修験道を背景に形成された、「吉野・大峯」「高野山」「熊野三山」の三つの霊場があり、千年以上にわたって日本人の精神性に重要な役割を果たしてきた。この三霊場とそこへ至る参詣道は、「信仰の山」の伝統を良好に残す比類のない事例として、2004年に世界遺産に登録された。以来、国内外から多くの人々が訪れるようになり、2016年11月に、熊野古道の中辺路と大辺路、高野参詣道で新たに追加登録が認められた。
本書は、追加登録を記念して、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の歴史と概要、海外にも人気の高い熊野古道の魅力、世界遺産の景観や自然を守る地元の人々の活動を紹介する。
版元から一言
世界遺産シリーズの第6弾。2016年11月に、熊野古道の中辺路と大辺路、高野参詣道で新たに追加登録が認められました。本書はそれを記念しての刊行。ユネスコ全事務局長の松浦晃一郎氏や、西村幸夫・日本イコモス委員長、2016年コスモス国際賞受賞の世界的植物学者・岩槻邦男氏、高野山学の泰斗・山陰加春夫氏、真砂・田辺市長らが、さまざまな視点から世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の全貌に迫ります。
上記内容は本書刊行時のものです。