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BIOCITY ビオシティ 63号 消えた熱帯林とプランテーション 持続可能な私たちの暮らしと企業の調達 古澤千明(著者) - ブックエンド
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BIOCITY ビオシティ 63号 消えた熱帯林とプランテーション 持続可能な私たちの暮らしと企業の調達 (ビオシティ)

社会科学
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B5判
128ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-907083-27-4   COPY
ISBN 13
9784907083274   COPY
ISBN 10h
4-907083-27-0   COPY
ISBN 10
4907083270   COPY
出版者記号
907083   COPY
Cコード
C0040  
0:一般 0:単行本 40:自然科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年7月
書店発売日
登録日
2015年6月16日
最終更新日
2016年1月15日
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紹介

WWFジャパン自然保護室森林プログラムの監修で、東南アジアで急速に進む熱帯林の消滅と私たちの暮らしとの密接な関わりを検証し、企業の「責任ある原材料調達」と消費者の「倫理的(エシカルな)消費」の重要性を考えます。
身近な製品の原料となるパーム油の国際的需要を満たすため、急速に進む大規模な森林破壊。その危機的状況と、生物多様性や気象変動に及ぼす影響を報告し、企業や私たち消費者は何をすべきかを提案します。企業7社による持続可能な原料調達への取り組みも紹介。

目次

特集
消えた熱帯林とプランテーション
持続可能な私たちの暮らしと企業の調達
監修 WWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)

基調論文
「インドネシアの森林破壊と日本との関係」WWF ジャパン自然保護室森林プログラム 古澤千明+南明紀子

論考
特別寄稿「持続可能な発展をリードする倫理的消費」 山本良一
「 ボルネオの森林開発と哺乳類の多様性」鮫島弘光
「インドネシア・リアウ州 泥炭湿地の火災と保全に向けた取り組み」鈴木 遥
「インドネシアの土地政策と泥炭開発」水野広祐
「アブラヤシ栽培と住民社会」増田和也

持続可能な私たちの暮らしと企業の調達を考える
「責任ある原材料調達 世界の動向と日本の企業」足立直樹
「投資と自然54 資本 主役としての市民の役割」後藤文昭
「暮らしのなかの環境問題 商品の一生を知ろう」大石美奈子
企業の実践:① 味の素グループ  ② 花王株式会社  ③ 富士ゼロックス ④ 王子ホールディングス株式会社  ⑤ 不二製油グループ ⑥ スターバックス コーヒー ジャパン ⑦ イオン株式会社

ミニ連載
ヴィンテージ・アナログの世界 レコード・レーベルの黄金期 ⑥ 高荷洋一
藤原行成の尊重 ③ 「唯一伝わった書状」恵美千鶴子

連載
ネイチャー・センス ⑧「砂漠と庭」片岡真実
現代総有宣言! ⑥「農村の新たな土地活用 新海モデル」荘林幹太郎
Art for Humanity ⑧「マリアン・ノヴィンスキ 〈人間〉を描いたアート」倉林 靖
新連載 コミュニティデザイン学科通信 ①「東北から風を起こす」出野紀子
動物たちの文化誌 ⑪「童謡の動物たち」早川 篤

前書きなど

WWFジャパン自然保護室森林プログラムの監修で、東南アジアで急速に進む熱帯林の消滅と私たちの暮らしとの密接な関わりを検証し、企業の「責任ある原材料調達」と消費者の「倫理的(エシカルな)消費」の重要性を考えます。

著者プロフィール

古澤千明  (フルサワチアキ)  (著者

WWFジャパン自然保護室森林プログラム

南明紀子  (ミナミアキコ)  (著者

WWFジャパン自然保護室森林プログラム

山本良一  (ヤマモトリョウイチ)  (著者

東京大学名誉教授。同大学先端科学技術研究センター教授、生産技
術研究所教授などを経て2010年より現職。専門は材料科学、持続
可能製品開発論、エコデザイン学。国際グリーン購入ネットワーク
名誉会長。環境配慮契約法委員会座長、LCA 日本フォーラム会長、
エコプロダクツ展実行委員長、エシカル推進協議会代表。

鮫島弘光  (サメジマヒロミツ)  (著者

公益財団法人地球環境戦略研究機関自然資源・生態系サービス
領域。京都大学大学院農学研究科、東南アジア研究所を経て現
職。専門は、マレーシア、インドネシアの熱帯雨林の持続的管
理に関わる研究。

鈴木遙  (スズキハルカ)  (著者

京都大学学際融合教育研究推進センター・総合地域研究ユニッ
ト・特定助教。専門は東南アジア地域社会における住民の自然
資源利用に関する研究。2011年より、インドネシア・リアウ
州における泥炭湿地保全に関する研究プロジェクトに参加。

水野広祐  (ミズノコウスケ)  (著者

京都大学東南アジア研究所教授。アジア経済研究所、バンド
ゥン工業大学大学院客員教授、ボゴール農業大学客員研究員、
京大東南アジア研究所所長などを経て現職。専門はインドネ
シアの農村経済および地域研究。現在、リアウ州で地元大学
や住民、行政、企業とともに乾燥荒廃泥炭地の湿地化と泥炭
湿地在来樹種の植林を推進。

増田和也  (マスダカズヤ)  (著者

高知大学教育研究部自然科学系農学部門准教授。専門
は、環境人類学、インドネシア地域研究。一般社団法
人「あいあいネット(いりあい・よりあい・まなびあ
いネットワーク)」理事。日本とインドネシアの村落
社会を対象に、自然利用をめぐる社会関係について研
究。著書に『インドネシア:森の暮らしと開発』。

足立直樹  (アダチナオキ)  (著者

株式会社レスポンスアビリティ代表取締役、企業と生物多様性イニシアテ
ィブ(JBIB)理事・事務局長。国立環境研究所、マレーシア森林研究所
(FRIM)を経て現職。「企業による生物多様性の保全」と「CSR調達(サプ
ライチェーン・マネジメント)」を専門とし、アジアのCSRにも詳しい。
著書に『生物多様性経営:持続可能な資源戦略』など。

後藤文昭  (ゴトウフミアキ)  (著者

三井住友信託銀行経営企画部CSR推進室主任調査役。金融、信託を
活用して環境問題の解決に貢献する商品を開発することをタスクと
している。共著書に『生物多様性:生態系と経済の基礎知識』、『生
物多様性へのビジネスアプローチ』など。

大石美奈子  (オオイシミナコ)  (著者

公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協
会(通称NACS)理事・環境委員長。環境委員会で持続可能な暮らしに
むけて「商品の一生を知ろう」をテーマに消費者と行政・企業をつなぐ
べく活動。消費者向けワークショップ開催、また企業のステークホルダ
ーミーティングや省庁の審議会等にも多数参加、2012年より現職。

恵美千鶴子  (エミチズコ)  (著者

東京国立博物館・研究員。千葉大学大学院で日本近代美術史を専
攻し、近年は書の鑑賞史を専門に研究。東博では古筆の展示およ
び、同館150年史編纂の準備に携わる。『禁裏・公家文庫研究』(思
文閣出版、2015年3月)に藤原行成筆「陣定定文案」を執筆。

片岡真実  (カタオカマミ)  (著者

森美術館チーフ・キュレーター。東京オペラシテ
ィアートギャラリーを経て、2003年より森美術
館勤務。2007~09年はヘイワード・ギャラリー
(ロンドン)のインターナショナル・キュレータ
ーを兼務。「第9回光州ビエンナーレ」(2012)共
同アーティスティック・ディレクター。「感覚の
解放」展(1999)、「アジアのファントム」展(2012、
サンフランシスコ・アジア美術館)など体感的な
知覚をとおした現代美術展の企画多数。CIMAM
(国際美術館会議)理事。

荘林幹太郎  (ショウバヤシミキタロウ)  (著者

学習院女子大学国際文化交流学部教授。1982年農林水産省に入省
以来、同省農村振興局、世界銀行、OECD、滋賀県農政水産部など
で農業政策・農村振興政策の企画や実施に携わる。主な共著書に
『農業直接支払の概念と政策設計』(農林統計協会、2014年)、『世界
の農業環境政策』(農林統計協会、2012年)などがある。

倉林靖  (クラバヤシヤスシ)  (著者

美術評論家。美術出版社主催「芸術
評論」募集で第一席入選し、以降評
論活動を開始する。美術・音楽・文
学を横断的に論じ、取材に基づくわ
かりやすい評論で知られる。主著に
『現代アートの遊歩術』(洋泉社)、
『澁澤・三島・60年代』(リブロポー
ト)、近著に『新版 岡本太郎と横尾
忠則』(LLPブックエンド)、『震災と
アート』がある。

出野紀子  (デノノリコ)  (著者

東北芸術工科大学コミュニティデザイン
学科講師。2001年にロンドンに渡り、
テレビ番組制作などに携わる。2011年
にstudio-Lに参画し、島根県海士町の自
主運営テレビ局「あま・コミュニティ・
チャンネル」、「穂積製作所プロジェク
ト」(伊賀市)、「豊後高田市まちなか検討
調査業務」などを担当。2014年より現職。

早川篤  (ハヤカワアツシ)  (著者

1962年生まれ。天王寺動物園
飼育係、学芸員。大阪自然環境
保全協会理事。文化を通した動
物の見方や自然物を利用しての
動物オブジェ作りなど、動物の
話を伝える方法を模索中である。

上記内容は本書刊行時のものです。