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モーツァルト・ラプソディ
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2014年6月30日
- 書店発売日
- 2014年6月23日
- 登録日
- 2016年9月12日
- 最終更新日
- 2022年12月30日
紹介
ラプソディ・ア・ラ・モザール-日本語オンリーの父上と、日本語初級レベルのフランス人ミシェルは義理の親子。ふたりは敬愛するモーツァルトの足跡を訪ねてパリからウィーン、ザルツブルクへ。ところが、ごく普通の楽しい旅も父上が「なにか」を見てしまい急変。見えるものと見えないものの間に、聴こえることと聴こえないこととの間にあるものとはいったいーー?
ドイツ語・英語・フランス語・日本語が時空を飛び交う、コミカルで優しくてせつない物語。言葉の奥の魂のつぶやきに現役翻訳家が初めて挑む、壮大なシンフォニック・ストーリー(交響曲物語)。
目次
―序曲―
僕は父上と旅に出る
~アンダンテ、やや不安な気持ちで
―第一楽章―
巨大なアプフェル・シュトゥルーデルと僕の驚き
~モデラート、驚いた様子で
―第二楽章―
栗原町のサイキック少年
~レント、優しく
―第三楽章―
コクトーとプルーストと僕のアルバトロス
~アレグロ、滑稽な感じで
―第四楽章―
シシィとロミーの不幸と僕の悪い予感
~グラーヴェ、優美に
―第五楽章―
オオカミ・ホテルとツイていなかったベートーヴェン
~アニマート、楽しげに
―第六楽章―
歴史に残る意地悪な顔と気楽な散歩
~アンダンテ、気楽に
―第七楽章―
ザルツブルグからの長い手紙
~ラルゴ、精神を込めて
―第八楽章―
パリのザルツブルク人
~モデラート、歌うように
―第九楽章―
オタクでヒキコモリのモーツァルトの子孫とお調子者の金庫破り
~ラルゲット、決然と
―第十楽章―
ロンドンのザルツブルク人
~アレグロ、夢見るように
―第十一楽章―
元彦叔父さんのエスポワールと手紙取り返しミッション
~プレスト、熱情的に
―第十二楽章―
素晴らしい食欲とチャーミングな階段小径
~アンダンティーノ、軽快に
―第十三楽章―
アウクスブルクのパリジャン
~アダージョ、荘重に
―第十四楽章―
僕らは語る、手紙は語る
~テンポ・ジュスト(正しいテンポで)
―第十五楽章―
ザルツブルクのチワワ、パリのチワワ
~テンポ・ディ・ヴァルス(ワルツのルバートをもったテンポで)
―終曲―
風と光と音楽と
~ヴィヴァ―チェ、輝かしく
あとがき
版元から一言
パリ、ウィーン、ザルツブルクと旅に出る主人公。時間も空間もそして常識も(?)超える旅に、皆さんもご一緒しませんか。序章から終章まで、明るく優しく可笑しく案内してくれる、モーツァルト〈ここだけの話〉です!――エッセイスト・岡部まりさん推薦
上記内容は本書刊行時のものです。