書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
札幌の地名がわかる本
10区の地名を徹底解説!
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2018年11月16日
- 書店発売日
- 2018年11月9日
- 登録日
- 2018年10月29日
- 最終更新日
- 2023年12月5日
紹介
『北海道の歴史がわかる本』などに続く人気シリーズ第3弾は、札幌市内各所の地名の由来をたどりながら、そこに隠された意外な歴史を紹介していきます。◆Ⅰ部では、札幌全10区の歴史と行政地名の由来を区ごとに紹介し、通称地名も盛り込みました。さらにⅡ部では、「先住民族アイヌの暮らしと地名」などさまざまな視点から、歴史学のエキスパートがテーマ別に札幌の地名について考察。◆巻末には特別付録として、幕末から現在までの地図に掲載された地名を網羅した「地図に見る札幌の地名」リストも収載。札幌150年の歩みを地名で振り返る、地域の歴史を満載した歴史読本です。
目次
Ⅰ 10区の歴史と地名
〈中央区〉政治的、経済的な都市機能の中枢を担う(榎本洋介)
〈北区〉10区最大の人口を誇る(中根有理)
〈東区〉平坦な大地に拓かれた札幌開墾の礎(山内正明)
〈白石区〉仙台藩白石城主の家臣移住に始まる(谷中彰浩)
〈厚別区〉多数の住宅団地を擁する札幌の副都心(榎本洋介)
〈豊平区〉豊平・月寒・平岸の各村から発展(榎本洋介)
〈清田区〉自然環境に恵まれ、近年は宅地化が進む(濱本武司)
〈南区〉開拓の歴史を秘める広大な区(佐藤真名)
〈西区〉北海道初の屯田兵が開拓を牽引(池田茜)
〈手稲区〉西区から分区した山麓の住宅地(小黒七葉)
Ⅱ 多様な地名の成立と変化
序論 地名「札幌」の歴史(関秀志)
Chapter01 先住民族アイヌの暮らしと地名(佐々木利和・谷本晃久・永野正宏)
Chapter02 札幌市の発展に伴う行政地名の成立と変遷(榎本洋介)
Chapter03 移民と家臣団で形成された屯田兵村と開拓村落の地名(中村英重)
Chapter04 新興住宅地・団地の成立に伴う新地名の誕生(中村英重)
Chapter05 札幌の近代産業史を飾り今も生まれる産業の地名(大庭幸生・山内正明)
Chapter06 道路、公共交通の駅・停留場、橋梁――その歴史と名称の変遷(濱本武司)
Chapter07 札幌の幼稚園、小・中学校の名称に見る特色と地域性(岡田祐一)
Chapter08 神社と公園の名称に見る地域の歴史と地名のかかわり(岡田祐一)
Chapter09 扇状地を囲む山々と峠――その名称の由来と形成史(宮坂省吾)
Chapter10 川・湖沼・滝の成り立ちとその流路、名称の由来(宮坂省吾)
Chapter11 昭和戦前期に施行された字名改正事業と地名の変化(関秀志)
Chapter12 記録や地図に現れる札幌とその周辺の地名(高木崇世芝)
付録◆地図に見る札幌の地名(作成:山内正明/監修:関秀志)
「Ⅰ 札幌10区の地名索引」索引/アイヌ語地名索引
前書きなど
北海道の地名にはアイヌ語に由来する地名、
特に暮らしと係わりの深い自然地名がきわめて多く、
同時に移住・開拓関連した地名も目立つ。
しかし、暮らしや社会が変化するのに伴い、
地名も大きな変化をとげてきた。
そこで最新の情報を盛り込みながら、
地名をとおして札幌の歴史と地域の特性が
浮かび上がってくる本の編纂を目指した。
――「はじめに」要旨
版元から一言
札幌各地の地名の由来をたどりながら、そこに隠された意外な歴史を紹介。札幌150年の歩みを地名で振り返るとともに、各地の古写真など図版もふんだんに使い、身近な地名に潜む歴史エピソードが愉しめる一冊です。
上記内容は本書刊行時のものです。