書店員向け情報 HELP
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
アルテスVOL.4 2013 SPRING
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年3月
- 書店発売日
- 2013年3月12日
- 登録日
- 2013年2月13日
- 最終更新日
- 2013年3月11日
紹介
“ジャンル無用の音楽言論誌"創刊第4号!
今号はメイン特集「101年目からのジョン・ケージ」に加えて、
この冬話題となったふたつの上演、ボーカロイド・オペラ《THE END》と
イェリネク《光のない。》をフィーチャーしてお届けします。
ジョン・ケージ特集では、片山杜秀、白石美雪、細川周平、相倉久人、川島素晴、渋谷慶一郎、杉本拓、若尾裕、大和田俊之など、
アルテスならではの執筆陣が、フレッシュかつ多角的な視点からケージに迫ります。
《THE END》は渋谷慶一郎ロング・インタビューと佐々木敦によるレビュー、
《光のない。》は三輪眞弘×佐々木敦の対談ほか。
輪島裕介、川崎弘二、石田昌隆、大石始、波多野睦美ら
レギュラー執筆陣による連載もますます充実!
目次
◎世界初のボーカロイド・オペラ《THE END》
[インタビュー]渋谷慶一郎 聞き手=光嶋裕介
「ジェットコースターみたいなオペラにしようと思ってた」
[レビュー]佐々木敦 生者でも死者でもゾンビでもないもの
◎イェリネク《光のない。》
[対談]三輪眞弘×佐々木敦
「『光のない。』は自分の考える音楽そのものだった」
[レビュー]太田純貴 その区分を逆撫でし、ずらしてみせること
◎特別インタビュー 近藤譲[作曲家]第1回「線の音楽」は今 聞き手=椎名亮輔
◎特集《101年目からのジョン・ケージ》
片山杜秀:揺れる国にはジョン・ケージ
白石美雪:ジョン・ケージ ことばの贈りもの
有馬純寿×ヲノサトル:ケージというOSをめぐって
相倉久人:一九六二年、記憶の迷路へ──ケージ初来日をめぐって
川島素晴:ケージの音楽における自由と不自由
若尾 裕:モダニスト ケージ
大和田俊之:ハプニングとインプロヴィゼーション──ジョン・ケージと/の(非)政治
杉本 拓:試論「4分33秒である」とは?
松平 敬:《ソング・ブックス》における、作曲法とその変容
谷口昭弘:アメリカ・クラシック音楽史の中のジョン・ケージ
中川克志:ケージとポロック──絵画の音楽化? 音楽の絵画化?
柿沼敏江・椎名亮輔:ジョン・ケージ ブックガイド
【100年目のジョン・ケージ in Japan】
細川周平:時計と計時」
渋谷慶一郎:オーヴァーフローを超えて──ナンバー・ピースの可能性と罠
北條知子:このperformanceは「演奏」であろうか?
城 一裕:「本番では音量に面食らいました」
細川周平:鉄路の音 《プリペアド・トレイン》乗車記」
◎連載
波多野睦美|うたうからだ(3)
輪島裕介|カタコト歌謡の近代(4)ジェリー藤尾のやけっぱちソング
川崎弘二|武満徹の電子音楽(4)ラジオ・ファンタジー「炎」
石田昌隆|音のある遠景(4)
小野幸恵|和の変容(3)大阪の庶民が育んだ世界遺産「文楽」
◎Re: music...〈音楽へ──〉
大石始:まつりの島(4)霊山の麓を盆地を揺るがす屋台囃子のハートビート──秩父夜祭りを訪ねて
濱田芳通:歌の心を究むべし(4)
おおしまゆたか:アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(下の2)
鈴木治行:イマジナリア(4)イメージと音の危うい関係──偽りの自己言及
ト田隆嗣:Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)音声、いろいろ(4)カーツと歌うヘルムズマン
◎レポート
明和電機社長・土佐信道と行く!《アートと音楽》展
◎フィクション
山崎春美:ロッカウェイビーチ(4)
◎著者エッセイ
潮博恵 名演を生むのは聴衆の力
信時裕子 祖父の「話し言葉」
中井正子 サン・ジャン・ド・リューズとドビュッシー、ラヴェル
◎書評
佐藤剛 和田靜香『評伝★湯川れい子 音楽に恋をして♪』
山崎春美 灰野敬二ほか『捧げる──灰野敬二の世界』
金子智太郎 Jonathan Sterne, The Sound Studies Reader
上記内容は本書刊行時のものです。