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日常生活を心理劇の舞台に
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年7月15日
- 書店発売日
- 2022年7月15日
- 登録日
- 2022年6月19日
- 最終更新日
- 2022年12月1日
紹介
心理劇は人間関係の発展がもたらされる創造的な活動であり,人間関係の援助技法として活用されている。「人生のドラマから『人間』が脱落する『かのように』展開すること」があってはならないという問題意識から心理劇が行われる。人間の世界は,言葉と行為と心情が相互に関連し影響しあって絶えまなく活動しており,そのことへの気づきと関わり方の意識化が,援助者には求められる。心理劇の系譜を受け継ぎ,展開してきた著者らは,心理劇を通して人間の多様性が尊重され認めあえる状況が実現されることを願っている。
おもな掲載内容
第1部 心理劇の理論と技法
第1章 心理劇の基礎
第2章 関係状況心理劇
第2部 心理劇の実際
第3章 関係発展の技法
第4章 関係発展の心理劇
目次
はじめに
第1部 心理劇の理論と技法
第1章 心理劇の基礎
1 心理劇の歴史
1 心理劇のはじまり
2 日本への導入
2 基礎概念
1 自発性理論
2 役割理論
3 サイコドラマ技法
1 ダブル技法
2 ミラー技法
3 役割交換技法
4 空き椅子技法
5 モノローグ技法
6 アクション・ソーシャルアトム
7 マジックショップ
8 余剰現実
引用・参考文献
第2章 関係状況心理劇
1 関係状況心理劇とは
2 関係状況心理劇の特徴
3 関係状況心理劇を始めるにあたっての基本事項
1 関係性から始める
2 「今・ここで・新しく」「共に育つ」
3 「満点から始めよう」
4 関係状況心理劇の基本技法
1 場面設定技法
1 再現法
2 軽減法
3 加重法
4 唯一法
5 初発法
6 生活縮図法
2 集団運営の技法
1 焦点化・スポットライト
2 両極法
3 関係明確化・関係促進技法
1 現実場面対応象徴的ミラー法
2 境界領域の設定
3 危機的場面設定
4 循環的役割交換技法
4 状況・空間技法
1 空気のボール技法
2 位置移動による視点の転換技法
3 参加漸増法(参加漸減法)による関係変化体験
4 関係力動体験 - 関係自由運動法
5 空想関係体験
1 空想一者関係体験
2 空想二者(多者)関係体験
6 自己確立
1 「今・ここで・私は」
2 何もない舞台から
7 成長の心理劇
1 野原に一人のこどもが
2 種の心理劇
3 扉を開く心理劇
8 関係理論を体験学習する
1 「同心円」の体験
2 「自己・人・もの」の心理劇
3 三者関係の心理劇
4 満点から始めよう
5 関係発展評価法
6 あと2つのかかわり方
引用文献
第2部 心理劇の実際
日本心理劇協会主催の心理劇研修会について
第3章 関係発展の技法
まえがき
1 日常生活を心理劇へ
1 初めて心理劇を体験する
2 新しいかかわりの可能性をみつける
3 課題解決場面の再現から始める
4 ルールについて考える
2 関係に気づく技法
1 がんじがらめになっている人間関係を変える
2 思いがずれるとき-絵本創りの心理劇
3 お互いをエンパワーする
3 それぞれが補助自我になって
1 私の映画をつくる
2 私の夢を演じる
3 新たな一歩を踏み出す時に
引用・参考文献
第4章 関係発展の心理劇
まえがき
1 介護をめぐる家族の困りごと
2 新しい役割に気づく・新しい役割を見出す
3 セラピーの場面で圧倒されたと感じたとき
4 「それはちょっと……」と感じた時に
5 役割が重なって板挟みになったとき
6 スクールカウンセラーが中学生と心理劇をしました
引用・参考文献
謝 辞
おわりに
日本心理劇協会主催 心理劇研修会 特別プログラム一覧
さくいん
著 者
上記内容は本書刊行時のものです。