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新聞への思い
正岡子規と「坂の上の雲」
発行:人文書館
四六判
256ページ
上製
価格
2,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年11月
- 書店発売日
- 2015年11月11日
- 登録日
- 2015年11月2日
- 最終更新日
- 2016年8月26日
紹介
明治という激動と革新の時代のなかで
山茶花に新聞遅き場末哉(子規 明治三十二年、日本新聞記者として)
司馬遼太郎の代表的な歴史小説、史的文明論である『坂の上の雲』等を通して、
近代化=欧化とは、文明化とは何であったのかを、
比較文学・比較文明学的視点から問い直す!
「坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、
それのみをみつめてのぼってゆく」明治の幸福な楽天家たちとその後の
「時代人」たちは、「坂の上」のたかだかとした「白い雲」のむこうに
何を見たのであろうか。
陸羯南(くが・かつなん)が創刊した新聞『日本』の「文苑」記者であり、
歌人・俳人・写生文家・正岡子規の軌跡を辿り、生涯の友・夏目漱石、
そして新聞人でもあった司馬遼太郎のまなざしから、しなやかに読む。
「時代人」の跫音にふれながら、「坂の上の雲」を辿る。
目次
序章 木曽路の「白雲」と新聞記者・正岡子規
第一章 春風や――伊予松山と「文明開化」
第二章 「天からのあずかりもの」――子規とその青春
第三章 「文明」のモデルを求めて――「岩倉使節団」から「西南戦争」へ
第四章 「その人の足あと」――新聞『日本』と子規
第五章 「君を送りて思ふことあり」――子規の視線(まなざし)
終章 「秋の雲」――子規の面影
上記内容は本書刊行時のものです。